社会人の「学び直し」について
最近、これよう聞くけども、なんか腑に落ちないんやわ。
その理由は、「仕事に役立つ」とか「キャリアアップ」とか「給料アップ」つまり「会社で働く上での話」が前提の学び直しの話ばっかりで。
スキルアップって、必ずしも特定の世界の中だけで自分自身の「市場価値」が上がるものでなくてもええんちゃう?って最近思う。人生が豊かになるのは別に給料が上がることだけとちゃうと思うねん。
例えば就農しないでもかなり自給自足できるとか、自分の暮らしに必要な物は自分で作れたり修理できるとか。そういうスキルって、マクロ視点で見ると「DX人材!」とかより有用な気がしてて。
で、私は完全にそっちを目指してる。
数年前まではマーケティングの知識だの顧客調査の分析だの、もっと学びたいと思って認定資格とか取ったりもしたけど…
正直もうあんまり関心がない。というか、いろんな理由で関心が失せた。
そもそも「持続可能な成長とか、口だけやろ?」と思うようになってもーてるから、モノ売るための知識の習得はもうええかなと。
まあね、そうは言うてもみんなそれぞれの人生を送ってはって、それぞれの価値観があるし、何を目指そうが個人の自由やけども、なんかこう… 狭いところでせめぎ合うためのスキルを磨く以外の選択肢も見えてた方がええような気がして。
私、自分で言うのも何やけど、畑仕事に関しては6年目にして結構スキルアップしてると思うねん。同じ物を再現できるし、起こりうる困難をある程度は予測して、回避する方法も編み出してる。
マーケティングについて学んだことで、もらえるお金は多少増えたか知らんけど、人生が豊かになった感じは別にしない。というか、私個人にとってはだんだんどうでもようなってきてる。
けど、畑は間違いなく人生に豊かさをもたらしたね。木工も溶接も同様に。畑でできた作物の販売はしてないし、木工は大工さんの足元にも及ばんけど… 習得したスキルとしては、かなり使える楽しいスキル。給料に直結しない学び、めっちゃ楽しいよ。
他人が求めるスキルより、自分が獲得したいスキルの方が、私には大事やね。
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