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魅惑の固定種ポンデローザトマト

この、見るからに不味そうなトマトはポンデローザトマトさんです。これスーパーで売られてたら絶対売れ残るよな。でも、めっちゃ美味しいねん!

いわゆるフルーツトマトみたいな「濃縮酸味甘味バランス完璧系」のトマトとはまるで毛色が違っていて、桃太郎トマトとかに近いねんけど(桃太郎トマトの先祖?)、コクと深みが全然違う。

別に味が濃いわけではないのに、複雑な味わいというか風味というか、とろけるような旨味があります。冷やして塩振って食べるとすごい美味しい。なお、酸味はないです。

見た目はブッサイクで、なんやしらん、きちゃならしいので、もう今となっては市場に出回らないことはなんか理解できる。けど、惜しい話やなと思う。こっちの方が圧倒的に美味しいし。

私は自分が畑やるまで、固定種とか在来種とか、F1品種とか聞いたこともなく、3年前まで何も知りませんでしたが、今、スーパーとかで売られている野菜の大半は、品種改良されにされまくったF1の野菜だそうです。

収穫量が多く、形が美しくサイズも揃っているのがF1の特長ですが、その野菜の種を来年植えても前年と同じものはできないらしく、場合によってはまずかったり形が不揃いになったり、いろいろするみたいです。

あと、品種改良されまくったからとて味がものすごい良うなってるか言うたら、そうでもなかったりもするんやな。ということが、このトマト育ててみてわかりました。

でも、F1品種もめげずに毎年種を採取して植え続けると、いつしか固定種になるのだとか。

うちで栽培しているワーンミニトマト↑は、F1のトマトを何年もかけて固定した品種なのだそうです。これを、うちで種採って、何年も栽培し続けると、うちの固定種トマトになるらしい!!

今年は去年採取した種での2年目の栽培ですが、なんか今年の方が元気で旺盛に生長しています。土地を覚えててくれたんかな?とか思うとなんや嬉しなるわ。

この今年新入りのポンデローザさんも、これから毎年育てていけば、うちのポンデローザになるのでしょう。すごい楽しみやわ。

いやー、このトマト、育ててほんま良かったわー。種採って来年も育てます。

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