いにしえ、そして小話の墓地から(300文字×6)
うらめしや~~っ(笑)とかなんとかでスキを貰えなかった300文字小話の皆さん、大挙して「我らに陽光を注ぎたまえぇぇぇリベンジさせたまえぇぇぇ」となんか申している次第でして、雷でも落とすなりほっといたほうがいいのかなっと思ったがそこは作者ですのでそうはせずに。コホンっ(汗( ̄▽ ̄;))。
note初めてひと月ほどくらいまでのそういうのをコピペ。いやっつはあぁそれにしてもコピペって楽だなっ。
ひとつでもスキもらえたらみんなでおすそ分けするそうでして(笑)、ひとつでこのプロジェクトは成就ってことにして。
ポチッとナ お待ちしております。こっこれまさか・・・
お向かいの冬彦さん
町内会こぼれ話
お向かいの冬彦さん、とある令嬢とのお見合いの席で「小生、そんじゃそこいらのおとことちがうけん。(便秘で)”中身の” 常にギュギュっとつまっている漢じゃけん」とにわか九州弁でひた歩んできた人生の成果物を猛アピール。
町内では「久々に中身のつまった話を聞いた」
「その一点突破で序盤いける男が町内に居るとは。流行らず廃れたとばかり。はたして続く中盤終盤戦術に抜かりない展開だったのか、気になるところだ」
「懊悩のしみついた渋めの表情がチャームポイントとして映えうったえた可能性はある。が、この場合、キレがよいスッキリした結果を期待してもいいものなのだろうか」
小さな公園一角での冬彦に関する立ち話、議論は尽きないようだ。
バンド解散の危機
大学時代に太郎とモンゴルは二人でバンドを組んでいた。
バンド活動に解散はつきものでそれには様々な理由があり、ファンにとっては興味深い過程である為それについての諸相がまとめられた著作があるほどだ。
ある日、音楽論を戦わせる二人の間で埋められない方向性の違いが浮き彫りになった。
数多のバンドが辿って来たように音楽性の違いによる解散を宣言するのが妥当であるだろうことが、高まる議論に付随する感情と供に双方の心中で形成され、その噛み合わぬ重力が支配する場へと向け 太郎が叫んだ。
「お前とはゾッコウだ」
史上他はない程のシリアスな場面で太郎は絶交と続行を言い間違え、嘘のようだがバンドは解散の危機を脱した。
廃棄率
子供用野菜の皮剥きでじゃがいもの表皮をしょげしょげ剥いでるんだよね。芽っていう所があるけどこれが身体にお悪戯をするらしいからって念入りにっていうことだけど小惑星のクレーターみたいでうわっーこんなちっちゃくなっちゃったよ大丈夫かなあじゃがいもって食材、廃棄する部分90%ではなかったような。120%で宇宙戦艦ヤマトだったら波動砲発射だね何処かきっと間違ってるんだよねやり方。えっ、人間の頭も実質働いてる部分が3%だから97%は腐れて廃棄してるのと似たようなもんなんだって?頭脳って乗っかってるだけなんだいーのかなーっ問題ないのかなーっあっいいのか僕お手伝いで褒められてるしまずは冴えてるってことなんだから。
月面着陸のSLIM(不謹慎バージョン)
月面着陸のSLIM 逆立ち真似してやってみた、がバズったり動画投稿が増えセンセーションが巻き起こったりしていなかったのがもうサッパリ面白くない。
もうこの際ビジネスマンの朝昼晩の挨拶は三点倒立で脚で逆さまであることの無念さを厳かに表明しつつ名刺交換とかで普通にいいと思う。
仮装やコスプレに親しむ者は是全てジェット噴出口に見える部分を自作しお尻に付ける位は普段からし、月面での姿勢をもうそれこそ暇を見つけては模し励みして人々の意識下にその戯けた勇姿を深く鮮烈に刻めば、あれが日本の宇宙時代黎明期だったんだよね、
人生逆さま天地がひっくり返る程の逆境になっても地面の石ころを撮影なり何なりしてどうにかなるものなのさっ てなるんだよね。
ホヤ
「じゃあ、ホヤはどのような・・」
「そうですね、三陸リアス式海岸でスハスハしたり、社会との関わりではK水族館などで行き交う人々に愛嬌を、等の話題も」
「ん、岩手ご出身で御結婚などを期に庄内へ?」
「まあ庄内浜は御座いますし転居も不可能では無いと。有性生殖はいたすこともあるようですが。」
「そして、ホヤホヤの祝福ムードの中、あなたがお産まれになりスクスクと育ち、テクテクと此処を訪れ・・」
「え、ええ、大筋ではそう言えないこともないのではとお察し申し上げます」
秘書「ホヤと親(ご両親)、いい間違えてますよ」
会長「あっ」
若者「・・という愛煙家で水族館好きな両親でして、時々三倍酢に浸かるのが趣味という」
長机席「辻褄合わせ力高すぎだろっっつ」
小規模な思い出 地方の鈍行列車
(注)お食事中などの方は、読むのを控えたほうがよいかも。
大学入学後帰省か何かでだったと思うが秋田県内の鈍行列車に乗っていた。
すぐそば車両のはじのあたりで男子高校生三人組がパイプやつり革につかまり、雑談に興じている。周囲は気にならず、という風な感じである。
ぶつ切れ朴訥、元気過剰な会話が一段落したのか場を静寂が支配した。そこで突如ひとりの男子の口から思いもよらぬ(思い切った)話題が振られた。
「がもの皮のながさ、俺サクマドロップはいるで(真)」
「あ”ーおれちっちぇけー頃干し葡萄でやっだなぁ(回想かつ真)」
「おめんだばがでねがそれぐれー。俺胡桃はいっから(武者。君がそうだというのならそれでいいだろう)」
「、、」「、、」
「正月だばミガンあって(正月に限り、ということらしい)」
「おいだば砂丘メロン普通だげどなっまんず」
「、、」「、、」
「夏(ナズ)休み“スイガ入ったがら」
おおらかで塩梅いい郷土が育むおどごわらしの馬鹿さ加減。ツボにハマった俺は漏らさずにいる感情を数駅噛みこらえ。
まあ一皮剥けるとはそういうものだ。
ではでは(*'▽')。