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記憶のない記憶。

彼との出逢い

それは今世、このタイミングで再び出逢う事を
2人で決めてきたから

わたしの中のどこか、何かが彼だとわかるように
反応するようになっていたんだろうな
そんなことを想う

私の場合、彼と出逢う為に一度結婚し
娘たちを授かることが必要だったらしい
(実際にわたしたちの魂は娘が繋いでいくことになる)

そして結婚生活の中で育みを経て
様々な苦しみや葛藤をこれでもかと経験することも。

わたしの人生自体
小さい頃から生きづらさしかなかった

愛されない
私は愛されるに値しない
話が通じない
理解されないのが当たり前

わたしが悪い
でもなんでこんな事ばかり起きるの?
ほんとに、わたしが悪い…?

そんなことばかりの日々で
空気になりたかった

なぜ私は生まれここにいるのか

そう感じるとき
怖くて、おそろしくて
震えて泣いた夜もあった

誰に話せることでもなく
話したところで通じないから
はなから諦め、より閉じるだけ

出口のない場所に40数年いた

インナーチャイルド、母との関係が
彼と出逢うまで一番影響していた部分
そこから派生して娘関連の問題

でも後にわかるのは
私が宇宙気質がとても強いまま
生まれてきた為だったということ
(小学4年くらいでその気質を無理やり閉じる)

そして私の母を、育つ環境を選び経験し
過ごしてくる必要があったということ

客観的にみても私は本当によく生きてきた
そうやっぱりいつも思うし、癒せたとはいえ
思い返す度に都度わたしをよしよしする。

このまま、私の人生は終わるのか

私はなんのために生まれてきた?
幸せになる為じゃないの?

諦めの上に成り立つ人生
極限の精神の中

ただ娘がどんな状況であっても向き合い放つ、
音楽に対する純粋で真摯なその強さを目の当たりにして、娘をサポートする、それだけが当時の私を支えていた。

そんな中、中学生を対象とする
コロナ下だったからこそ行われたイベントへ
クラブから数人、娘も通過し参加することになる。

厳戒態勢の中行われたイベント
そこへ講師としてきていた彼

数日間かけて行われたイベントが終わる頃

彼は数十人いた生徒の中からなぜか娘にだけ声をかけ、その後も引き続き個人レッスンを受ける流れとなり、彼と私の運命が交差することになる。

そして娘の世界が反転するのはもちろん、
私(彼)がわたし(本来の彼)へと還る
宿命という歯車が回り出した瞬間だった。



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