理解できないものは批判するより受け入れたほうが粋、という話
よく笑う人は、面白さを見つける才能がある
毎年年末に放送されてる日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の笑ってはいけないシリーズ。
いつも断トツで叩かれている回数が多いのは、
ダウンタウン・松本人志さんです。
2007年の「絶対に笑ってはいけない病院24時」からレギュラーメンバー5人(ダウンタウン、ココリコ、月亭方正)全員での企画になりましたが、それ以降全ての回で松本さんのシバかれ回数がトップになっています。
※引用:『絶対に笑ってはいけない科学博士24時』より
最初にこれを知ったときは、
「松本さんって、案外ゲラ(笑い上戸)なんやなー」と単純に思っていました。
ただ、以前に千原ジュニアさんがラジオ番組で、
「他の人が面白さに気づいてない部分で笑うから、お笑いの才能がある人はゲラが多いんですよ。」
というニュアンスのことを話されていました。
確かに、 Amazon Prime Videoの『ドキュメンタル』でも、人気者はゲラが多い印象です。
くっきー(野性爆弾)、大悟(千鳥)、ノブ(千鳥)、宮川大輔、藤本敏史(FUJIWARA)、小峠英二(バイきんぐ)、などなど。敬称略。
自分を振り返ると、面白くないネタを見たときにはすぐ心のシャッターを閉めていたなと反省。
そこから、面白さを探す思考に切り替えるという発想なんて考えたこともありませんでした。
盛り上がっている事柄に対してスカした態度をとるのがカッコいい文化って、未だに残っているかと思います。それが自分にも染み付いていたと気づかされるきっかけになりました。
理解できないものに出会った時の対処
この考え方って、日常にも応用できそうだななと。
たとえば、Tik Tok。
言わずと知れた、動画投稿アプリ。
今では人気が世間にも認知され始め、芸能人や企業のプロモーションにもTik Tokが使われ始めています。(もうすでに若者離れが始まっているらしい…)
「Tik Tokは若者向けのアプリでしょ」
「あんなの何が楽しいんだ?」
こういう風に思っている人は要注意かもしれません。
なぜなら、そこには偏見が混じっているから。
"Tik Tokが面白くないから"スカしてるのではなくて、
"Tik Tokの面白さが分からないから"スルーしているのでは?
今や若者以外も使っていますし、実際にインストールして試してみたなら未だしも、使ったこともないのに「つまらない」の烙印を押すのはちょっともったいないと思います。
自分の理解を超えたものに対峙したときの振る舞い方って、その人の人間性が現れると僕は思ってます。(少し大げさですが)
「意識高いミーハー」であれ
日々情報が更新されていく現代。
昨日起こったことでさえ、遠い過去の話として人々の意識から消えていきます。
情報感度の高い人に注目が集まり、発言力を持つ時代です。
新しいモノに接した際にいちいち「さて、どうしよう?」と考えていたら、あっという間に"昔の人"になってしまいます。
新しい流行には乗ってみてから考える。周りのイケてる人を見ると、そんなマインドで生きているように感じます。
つまり、自分の「価値観のものさし」をどんどん新しくしていかないと、世間から取り残されてしまう時代になったということ。
ただ、だからといってなんでもかんでも流行の波に乗っていると、自分を見失ったりしがち。
心身に支障を来たすような事柄や論争は華麗にスルーしよう、というのが僕の考えです。(到底受け入れられない差別的な意見とか)
流行の波に乗りながら、ネット社会という大海原を航海するには、折れない心 is 大事。
世の中の価値観は新しいテクノロジーの登場でどんどん塗り替えられていく。
今の流動性の高い時代を生き抜くために「意識高いミーハー」になるのは、割と大事なライフハックかも、とそんなことを思った。
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