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毒親育ちの自分を客観的に分析~社会的な実年齢と精神年齢~

色んな毒親育ちさんたちがいる。
『毒親ってこんな感じだよね』
と毒親の悪口や文句のような内容をネット上でたくさん見る。
きっと、親から『やられた』ことに対して怒りがあって、その感情を吐き出したいのだと思う。良いと思う。
反抗期の子どもが親や大人や社会に反発して、自分たちの主張をして、大人になっていく過程を『今』踏んでいるのであろう。
出来なかったことを『今』しているのだと思う。反抗期まっただ中なんだと思う。実年齢は関係ない。精神的に退行して、欲求を満たしているのだ。
退行欲求は満たされないと、成長欲求に移行しないのが精神科医の分析結果だ。なので、退行欲求は満たした方が良い。

ただ、この『今』が社会的な実年齢的にいくつなのであろう?
という疑問は残る。

この『今』が仮にまだ10代なら。本人は苦しいと思うが、社会的には問題はない。少し遅い反抗期だから。早く、毒を吐き出した方が良い。

では、この『今』が独身なら。社会人の反抗期。対人関係に問題が生じる恐れあり。社会に上手く適合できない部分がでてきたり、無理に適合させようと頑張ったりすると思う。その無理がたたり『精神疾患』になったりする可能性がある。用心が必要だ。
嫌われたくなくて、迎合し過ぎても自分を見失う。
恋愛においても距離感がわからず、一人の人と落ち着いてお付き合いすることができないかもしれない。恋愛依存症に陥ったり、相手との駆け引きばかりで、精神を削ってるかもしれない。

では、この『今』が既婚者で夫婦だけなら。この反抗や反発が、近しい関係の相手に投影して、怒りの対象になったりするかもしれない。逆に過剰に怒りを抑圧して疲弊や疲労を感じるかもしれない。もちろん、本人は無意識のうちに投影をしたりするので、自分の感情を相手のせいにする。特に毒親育ちで依存タイプだと相手軸なので、自分の感情を人任せにしがちだ。よって、相手に距離をおかれたりする。だからと言って、回避タイプだと、相手に孤立感を与えたりする。要は、親密な関係が上手くいきにくいという難点が残る。さらに、毒親育ちは心理的距離感が上手くつかめない上に、相手との関わり方が間違っていたりするので、夫婦関係が悪くなったり、悪くならないように当たり障りのない関わりしかできなくて、冷めた関係になったりする。

では、この『今』が親だったら。仮に既婚者や内縁関係や同棲の関係ならまず、先に読んでいただいた『今』が既婚者で夫婦が該当する可能性が高いし、さらに親としての内容が加算される。
親が精神的に反抗期。子どもはどのように関わりを持たれるのか?
親が親として機能しない。支配・操作・過干渉・過保護・放置・放任。暴力・暴言・受動的攻撃・嫌がらせ・嫌味・否定・拒否。ワードだけでも色々でてくるが、どのようなワードで関わるのか?
例えば、過干渉かもしれない。でも自分は過干渉と思ってない。自分は毒親に放置されてたから、自分は放置しない。という毒親軸の反動で我が子にたくさん干渉するかもしれない。しかし、それは子ども側からは過干渉かもしれない。でもそれに自分は気づかない。そこにある思考と現実は
『正常な親』と『我が子』ではなく、
『毒親軸の自分』と『我が子』である。
気づかない理由は、親からされて嫌だったという親との関わりによる影響しか見てないので気づかない。
『今』目の前の自分の現実での子どもの様子は見てない。だから、子ども側が過干渉だと感じている様子は見落とすのだ。

こうして社会的な実年齢と精神年齢が
社会的な実年齢>精神年齢
だと、人間関係の問題が大きくなっていく。

毒親育ちの毒親にならないようにするには、
社会的な実年齢=精神年齢
社会的な実年齢<精神年齢

になるのが望ましい。

外見と同じである。
10代の社会的なファッションを10代が取り入れるのは望ましい。


しかし
10代の社会的なファッションを中高年が取り入れるのは…
社会的に非常に望ましくない。もはやホラー。

成熟しているからこそ内面を重視しよう。
中身の重要性を考えよう。

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