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【メモ・OMO】オンラインはオフラインに溶けこむか?TOUCH TO GOから考察するユーザーとしての自社アプリの立ち位置

早速ですが本日開店した高輪ゲートウェイ駅内の「TOUCH TO GO」を体験してきました。業界の関係者のかたっぽい方や、IT系の専門学生ぽい人達が絶えず並んでいて、20人近い行列ができていましたが、店内撮影禁止や行列を意識してか、かなりスムーズに入る事ができました。

TOUCH TO GOの体験

TOUCH TO GOはAMAZON GOとは少し違い、入店時にアプリ不要かつ決済時にレジうち不要のレジが存在するコンビニです。
商品を自分のバッグなどにおもむろに入れて、店内のカメラやTOFセンサー?がユーザーの動向をキャッチして、レジのところでバッグに入った商品が表示され、SUICAで購入可能です。
機能的な観点は店内を撮影できなかった自分よりもメディアの方々のほうがディテールがあるので、下記URLの3月23日分に関連URLをペタペタはるのでみてください。

体験時の所感

並んでいる人がいたので、あまり色々試せてませんが、二回体験してみましたが誤認識等は特にありませんでした。誤認識に関しては不自然に色々やればハックできそうですが、先行するAMAZON GOがほぼ誤認識なしになっており、このシステムのMLでの学習でどんどんよくなっていくでしょうから、あんまり気にするステージではないかなと思いますw
またレジでの操作も特に困る事はありませんでした。

先行するAMAZON GOやDevelopers.IO CAFEとの違い

専用アプリ(Developers.IO CAFEはLINEのMiniアプリ)のインストールが不要(決済の設定も不要)で、SUICAさえあれば決済可能です。
ただ専用レジでの確認とSUICAでの決済の必要とレシートの印字の可否があり、全てにおいて前者を凌駕する形ではありません。

アプリレスについての考察

ユーザー目線で良いところ
体験した中でアプリレスは非常に強いと思いました。ユーザーのほとんどのかたが、非計画購買であると定義すると、アプリをインストールさせる事は本当に厳しいです。そのハードルをTOUCH TO GOはクリアしています。
また決済を行わずぶらぶら店舗の中を見るだけなら、SUICAさえもいらないので システム化のペインはありません。
事業者目線で厳しいところ
サービスとしてユーザーと繋がるチャネルがこの流れにはありません。
あくまでファンクションとしては良いのですが、次に繋げる施策を打てないです。モバイルSUICAアプリへのサービス組み込みができればチャネルは作れますが、JR東さんクラスになると組織の中の調整が大変そうな雰囲気があるので、出来ても当分さきな気がします。

事業者の自社アプリを入れるユーザーの必然性

先ほど事業者目線で厳しいところを語らせていただきましたが、ほとんどの自社アプリが現状は顧客体験ベースではなくファンクションベース(ポイント・メンバーカード)ですので、ユーザー観点として業者の自社アプリをインストールする必然がなかなかなく、多くはインセンティブでつられている状況を考えると、ファンクションベースならユーザーからすればアプリレスのほうが良いかと思います。
顧客体験を作るのはなかなか難しいので、自分的にはファンクションベースであるならば、スーパーアプリでのファンクション実現かアプリレスのどちらかに集約されそうで、自社ネイティブアプリでのファンクションベースの場合に関しては今回のTOUCH TO GOが色々考えさせられる存在になりそうですね。
スーパーアプリについては下記に記載しているのでよかったら。

決済というタイミングを色々考えたい場合は下記noteでw

おまけ。外からの撮影

入り口

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商品は特殊ではない

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見えにくいけど、カメラとTOF?センサーが交互に

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色口のゲート

画像4


PS・関連noteは下記マガジンにまとめてます!


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