東京と向き合うつもりが自分と向き合っていた話〜Kodakと日本一周を終えて

ここでは色んな葛藤をぶっちゃけてしまおうと思う。ふふ。
写真に躓いた時のために残しておきたくて。最後の写真だけでも見てくださると嬉しいです！文章長いので、トイレタイムにでも活用してくれたら嬉しいです...

大変ありがたいことにKodakさん主催の「Kodakと日本一周」のイベントで私は東京代表として参加させて頂くこととなった。

●Kodakと日本一周とは？

今年の秋冬はKodakと日本一周しませんか？
「#Kodak日本一周」を開催致します！

皆さんのお住まいの都道府県の写真を募集します。
募集作品の中から47都道府県より1名ずつ選考し、Kodakフィルムをお送り致します！

皆さんと力を合わせてKodakで日本一周を目指します！
詳細は画像をご確認ください🎞 pic.twitter.com/eZTSh4boI9

— コダック プロフェッショナル ジャパン (@kodakpro_jp) November 1, 2020

日本全国の良さをフィルムで表現して、旅行気分になろうというもの。
1/27まで毎日InstagramやTwitterにて全国の素敵な写真が更新されていくのでぜひご覧ください！

Login 窶「 Instagram

そして先日14日に東京分を公開して頂きました。
見てくださった方々、優しいお言葉くださった方々本当にありがとうございます。

✳︎✳︎✳︎
まさか自分が東京を担当させていただけるなんて思わず、友人からの連絡で選んで頂けたことに気がついた。ひたすらにとても嬉しかった。と同時にひしひしとプレッシャーを感じていた。

●自分にとっての東京ってなんだろう？

私が考える東京は、ずばり人との出会い。

全国から色んな想いで人が集まってきて、そして交わる。そこを上手く表現したい。ただ、この御時世なのでコンプライアンス的によろしくないなと思った。うーん。

他に思うことはなにか。

適度な距離感が保てるところでもある、と思った。人やモノなどの距離の選択ができるのが東京の良さなのではないかな。

●これを見た人がどうなって欲しいか？

私の写真をみたときに、
「東京に行きたい！（落ち着いたら）」
「フィルム写真っていいな、やってみたいな！」
と思われたいと欲張りながら考えた。

ああ、とてもとても欲張りだ。でも本音の願望だ。
そしてそれらが知らず知らずとプレッシャーを自らに課していたのでもあった。

●さて、何を撮るか

東京は幅が多すぎて難しい。うーん。
東京といえばやっぱり東京タワー？スカイツリー？
確かに遠くから来る人は撮影してみたいと思うのかもしれない。
普段スナップや甥っ子の撮影ばかりなので、風景は初挑戦。これを機にやってみよう。

●狙って撮ることの難しさ

そうと決まれば写真が上手な友人たちへ東京タワーの情報収集。さあ！いざ撮る！

まあ、撮れたの、かな・・・？
一応、東京タワー撮った・・・ど？

・・・。

違う違うそうじゃない〜。

現像した写真を見て落胆。思い描いたものとは大きく離れていた。
確かに撮影中もどことなく、心のモヤモヤはあった。

上手く撮れない事以上に、現像から返ってきた写真を見てここまで落胆したことに対し、悲しく感じた。

●爆裂する焦燥感

全くもって上手く写真が撮れない。狙おうとすればするほどダメだ。それでも期日は刻々と迫ってくる。

趣味で写真を撮っているのに、撮るたびに「これは日本一周で使えるのか」ばかり考えて撮影してしまっていた。写真に対し少ししんどさを感じる。

上手く撮れないこと以上に、自分にとっての「好き」に対し、日々しんどく感じていくことがなによりも悲しいなぁと思うようになっていた。

なぜこうも全く上手くいかないんだろうか？

●落ち着け、自分よ

普段の撮り方を思い返してみる。

狙って撮るよりも、「あ！今のこれいい！この瞬間を切り取ろう」という気持ちで撮っていたことに初めて気がつく。
そう、いつもは深く考えずに撮っていた。（溢れ出るアホ感。）

よくよく考えてみると、Kodakに応募した写真は、選ばれるためだけに狙って撮ったわけではないよな、とはっとする。

“自分の好きだなと思う東京を載せたんだ”

このままではまずい！一人で勝手に自滅していく！と思い、あくまで「今の自分」の精一杯できるところで、自分にとっての好きを大切にして撮ろうと心を新たにして撮ることに。

納得の行くところまで粘ろうと思い、ギリギリまで撮影。

変に狙ったりせず、自分にとっての好きを大事に、改めて東京を撮ろう。

●写真を撮っていてしんどく感じる時の対処法
（※あくまで趣味で）

まず周りからの評価を気にせず、心のゆとりを大切にする。
それから自分の“好き”に耳を傾けてみるのがいいのかな、と思った。

あとは自分の撮ったお気に入りの写真を見て、分析してみる。
何を見て好きと感じるのだろうか？色味？光？被写体？

それから好きなものたちをまた撮っていけばいいのかなと思えた。

今回を通してわたしは普段、心で撮影していることに気がついた。
だから心がガチガチだとなかなか思うように撮れない、ということがよーくわかった。

●最後に

なに拗らせているんだ、という感じであるが
本当に本当に参加させていただけてよかった。

上手いか下手か、よりも自分がまず好きと思うのか？
このことを大切にすることは、これから先ずっと大事なことだなと思えた。

気がつくと、東京よりも自分自身と向き合うきっかけになっていた。
このような機会を頂き、本当に感謝でいっぱいです...。

ぜんぜんまだまだだけれども、東京と自分と一生懸命向き合って、たくさん頑張ったので褒めて頂けて本当嬉しかった...。泣いた。

完全に自己満足な長々とした文章をここまで読んで下さった方々、ありがとうございます！

●載せた写真とか載せなかった写真たちとか

落ち着いたらまた旅行したいなぁ。
それまでは東京でたくさんの素敵なものを探し続けて行きたいなぁ。

数年後の私にとっての東京はどうなっているだろうか？