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「アイドル」というものへの、わたしへの、関わる全てへのもやもや

「アイドル」というものが好きだ。
最近アイドルについて考えることがたくさんあって、推す上で、なんか思ったよりモヤモヤが残ってしまい、いろんなアイドルスタディーズの本を読み、そして推しつつ考えるみたいな日々が続いてます。
あと今日エトセトラのアイドル、労働、リップを読んで、いろいろまたもやもやが募って…だから、アイドル推し歴を思い出しながらダラダラとモヤモヤについて喋りたいと思います。

始まりはモーニング娘。だった。誰が好きってよっすぃー(吉澤ひとみ)が現れるまでなかった。箱推しってやつだった。サッカーを当時やっていて、かわいい“女の子らしい”服は好まず、パンツスタイルを好んでいた私は、よっすぃーが出てきた時、「この人だ!」ってすごい嬉しかったんだと思う。

すごい好き好き言ってたからか、ハロプロのキッズオーディションがあると聞き、母と叔母がやってみようと言ってくれた。
カラオケで叔母と練習した。「ハッピーサマーウェディング」だった。
まあ、アイドルにはなれなかった。でも参加できたのが嬉しかったんだと思う。参加賞のペンダントはずっと大事にしてた。

ネットで探したらまさかの舞美ちゃんのブログから拾うことに

°C-uteが好きだった。でんぱ組も好きだった。
°C-uteは箱推し、でんぱはねむきゅん(夢眠ねむ)が卒業するまで。
ハロプロは聞けば楽しくて、薄く薄く聞いていた。

AKBが好きだった。
チームK推しで、優子(大島優子)とさえちゃん(宮澤佐江)、さやか(秋元才加)が好きで、ゴリゴリに踊るチームKの公演動画をよくみてた。
握手会にも行った。15秒なんてあっという間でどうにか喋れた程度だったな。多分バイトしてたし、高1か高2。握手会はハマれなかった。多分人気投票みたいなのが嫌だったんだとおもう。あの子の列すごいな…みたいな。あと、前に並んでた男性が券を5枚くらい出してた。こういうことかって思って、私には財力足んないやって思ったんだと思う。
面白い話としては、兄と推しが被ってたこと。兄妹で優子推しで、握手会いく?なんて話したこともあった。顔似てるけど、好みも似てたのね。

AKBが推せなくなったのは、悲願の優子初センターの「ヘビーローテション」がきっかけでエビカツのちょっとあと。
ニナミカ監督でちょっとえっちな描写があって、みんな下着で、ちょっと大丈夫かなって思ってて。
そのあとくらいに秋元康が寝てる話を聞いて、母からおニャン子の人と結婚してるしねって言われて、一気に現実感湧いた。
「なんかやだ…」とおもいつつ、西武ドームのライブに行っていた。男の人の多さに引いてしまい、そのあとからあまりみてない。

次にハマったのはラブライブだ。ゲームすごいやってて、もう凛ちゃん(星空凛)に首ったけ。でもリアルな方は私はハマれなくて。
2.5ハマれないのと一緒で、アニメはアニメでいいやって思ってたんだと思う。

そしてK-popに出会う。
RedVelvetをうっすら聞きつつの私に降ってきたのが、aespaだった。
世界観が好きだった。箱推しだけど、NingNingがすごく好き。
と同時にいろいろ知ることになる。
そこからmamamooが好きになり、(G)-idleもYenaも好き。
XGは毎回すげえ…ってなって、推しというより、みんな箱としてみていたい。
なんかわりと世界観の作り込みやお金のかかり方が私が待ってた作り込み方であり、CDへのお金の掛け方だった。
CD1枚くらいしかついて来ない日本に対して、アートブックにCDが付いてくる感覚のK-Popはすごく新鮮で、こちらがお金をかけたくなるような感じだった。
あとファンダムにも感心していた。というのは、ARMYが慰安婦や兵役についていろいろ勉強になるツイートとしているのをみた。
多分おじさんか嫌な感じの男性ファンを見る機会が断然多く、余計感動したのもある。

初めてやってみたトレカデコ

その一方で、すっかりフェミニズムを勉強した私は、アイドルに関わる「大人」の存在がすごく嫌になっていた。
日テレがやっていたフープリというオーディション番組。まず年齢に驚いた。なんか幼いと思ったら12歳だった。
思えば加護ちゃん辻ちゃんも12歳だったし、そんな驚くことなかったなと思いつつ、韓国の16歳くらいの子とか成人済みの子見てたからちょっと耐性が低かった。(オーディション受けたわたしは10歳だったね…)
なんとなく見てた程度だったけど、成績が良かった16歳の子が落ちて、順位でいうと下気味の14歳の子が受かった。
デビューしたとき、全員黒髪で白の衣装。
「大人の声」が見えた気がした。おじさん人気を優先かと思って、そこから先はみてない。もう少し韓国アイドルっぽさ出てたような写真になってた。

ルセラが出てきて、なんか素敵なオンニでも、ダンスや歌詞を見て、女性ファンより、男性ファンに売れた方がいいっていう「大人の声」が見えた。
ニュジはほんとに世界観好きなんだけど、14歳の子がいるって聞いてしまってからまだここに関わる大人たちが怖くて、消費できずにいる。
SMグループのいろいろで、aespaのカムバが伸びたと聞いて、アイドルが手駒にされてる感が伝わってしまい、ちょっと気持ちが引いてしまった。

でも私があまり好きではない男性ファンと同じようにアイドルを消費する私ってどうなんだろうって思い始めてしまい、もう明日のaespaが少しこわい。生きているのが確認できてしまったら、私はこの子たちへの眼差しと向き合えるのか。
ぶっちゃけもう誰かの脚がきれいすぎるとか、胸がどうとか見たくない。性的に消費されていることが無理になってしまっている。
あと恋愛についてもとやかくいうファン無理だし、あと性被害の告白に否定的な意見がでてきて、それをみるのもきつい。守れない事務所にも嫌気が差す。

私がアイドル好きな限り、彼女たちへのこういう眼差しと向き合わないといけないし、自分の中のそういう眼差しに気づくのが怖い。
でも多分ずっとだれかしらは好きなんだと思うから、向き合わなきゃって思って、いつももやもやと一緒にいると思ってる。

最後に、ジャニーズも若干通ってて、翼くんとまっすーはとても好き。
でもBBCが報じたジャニーさんのグルーミング。そんなの昔からだったじゃんって思ってて、なんとも思ってなかった自分にもすごく嫌気がさしたところです。
せめて、顔をだした彼らにしっかり応答してほしい。
願ってます。


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