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大きな議論となった、上げ馬神事について思うこと

三重県・多度大社で伝統的に行われてきた、上げ馬神事。そこで、上げ馬に参加した1頭の馬が、結果として安楽死となったことで、大きな議論を呼ぶことに。

アベプラ大好きな私は、毎日ABEMAプライムを観ていて(時差の関係でリアルタイムが難しいので、いつも録画ですが、最近は全部観てます)、時にひろゆき氏の痛快なツッコミに笑ったり、あおちゃんぺちゃんの、見た目とのギャップが大きい、的を射たコメントに感心したりしています。
今回は、たまーにある動物関係、もとい馬に関する内容が議題に上がったため、関心を持って聞いていました。この上げ馬神事、及び馬を使った各種スポーツ・競技について、競馬関係者のひとりとして、感じたことを書いてみたいと思います。

大事なのは一箇の生命である

ブレてはいけない点は、先に言いたい。生き物を扱う以上、最も大切なのは一箇の生命であり、大前提として、扱う人間に生命への尊厳を重んじる感性がなければならない、ということ。
また、馬を扱う人間たちについては、そのほとんどが馬を愛し、馬とともに生きることに喜びを感じている人たちであり、馬が事故で世を去ることについて、日々心を痛めていることを、先に書き残しておきたいと思います。

結果として馬の安楽死という悲しい事故が引き起こされてしまった一方で、上げ馬神事は地元民にとって重要なイベント。馬の生命の尊重、そして、祭りの存在意義も考えると、新たなイベントの導入を考えることで、その伝統を維持しつつ、新たな時代への転換を図ることはできないでしょうか。

乗馬を楽しむ風景

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