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【ワットチャナソンクラーム】合格祈願!試験を受ける予定の方におすすめ。勝負事に勝つご利益のあるバンコクの有名寺院

みなさんも一度は合格祈願のために、太宰府天満宮のようなご利益があると言われている神社仏閣にお参りに行かれたことがあるのではないでしょうか?

今日はタイ・バンコクにある【勝負事に勝つ】ご利益があることで有名な寺院をご紹介しようと思います。

お寺の名前が「勝つ」

ワットポーやバンコク国立博物館のある周辺、カオサンロード近くにある寺院【ワットチャナソンクラーム】。

タイ語で「チャナ」は「勝つ」、「ソンクラーム」は「戦争」という意味を持つ第二級王室寺院です。
日本語にしたら【戦勝寺】ですね。
めっちゃ分かりやすくご利益満載な感じがします。

こういうお寺には門のところに
宝くじ屋さんがいるのよね

余談ですが、MRTサームヨット駅近くには【ワットチャイチャナソンクラーム】がありまして、そちらは「チャイ=心」が入っているので、恋愛にご利益があるそうです。
まだそこには行ったことがないのですが、参拝者の欲望が渦巻いていそうで興味深々です。

門を入ると雨季の入り恒例・巨大ろうそく作りマシーンが鎮座。
こういう行事にはしっかり乗っておいて現地の雰囲気を満喫しておきます。

巨大ろうそくを作る道具は
タイの雨季の風物詩です。

デキる男・ラーマ1世の弟

とてもキレイな女性がお参りしていました。

ラーマ1世の統治時代に、ラーマ1世の弟・ソムテッドは、モン族の人々とモン族の僧侶を集めてこの寺を与え、その周辺の地域に居住するようにしました。

1785年から1787年の間にタイはビルマと戦争を行い、ビルマに3回勝利しました。

ビルマとの戦争で重要な役割を果たしたモン族の兵士への褒美としてラマ1世が寺院を改修し王立寺院として再建され、現在のワットチャナソンクラームになったのです。

本堂の切妻にある扉

ワットチャナソンクラームは、タイの寺院には珍しく、礼拝堂がありません。

この本堂の特徴のひとつ、切妻部分に小窓が付いてます。
調べてみたのですが、この窓がどういう用途で設置されたのかは分かりませんでした。

朝早い時間に訪問したので、本堂では朝の勤行中でした。
私もしばらく堂内で一緒に読経を聞きました。
タイの読経って、日本と違って少し高いトーンで軽やかにゆらゆらと揺らぐような感じで好きなんです。

読経が終わり、お坊さん達がお堂から出られたのでゆっくりと拝見。

珍しい後光と特徴的な壁画

ワットチャナソンクラームの本尊は、大抵のタイ寺院にいらっしゃるのと同じ降魔印の仏陀像ですが、丸い後光が付いています。

四角いお顔も特徴的です。

頭上の炎の様な飾り(ラッサミー)自体が超人オーラを表しているので、後光を背負っている仏像は少ないです。
あっても炎のような形をしていて、特にこのような、日本の仏像でもよく見かける円形の後光はあまり見かけません。

回廊では色々な姿の仏像が見られますので
ぜひ一体づつじっくりご覧ください。

本堂内には囲むように回廊があり、色んな仏像が祀られています。

ご本尊の後ろにはサンガッジャーイをはじめ、6体の仏像が祀られています。

回廊には仏陀の一生を描いた壁画があるのですが、私はここの壁画がとてもお気に入りです。
寺院内の壁画に書かれる天人達が、白い線のみで描かれているのです。

北門から出たゴーダマシッタルタは
死人と出家者に出会います。

凡夫には見えない存在として、悟りを開くまでの間、仏陀のことを陰ながら見守っている感じがしてとても感動的です。

御者のチャンダカと一緒に愛馬のカンタカにのってこっそりと家を出るときに、馬の蹄の音が鳴らないように天人が支えたというシーンがあるのですが、その壁画が絵本の挿絵のようで特にお気に入りです。

希望にあふれた若々しい
ゴーダマシッタルタの
新しい道を天人が
見守っているようです。

ウボソットの後ろ側には、ラーマ 4 世から 5 世までの治世中の王族関係者の遺骨が納められています。

遺骨が納められている場所の両端には
黒と白の象牙が飾られていました。

仏塔と仏足石も必見

門のすぐ横には古めかしい仏塔が。
このような形の仏塔は小さな敷地内のあちこちにあります。

写真が貼ってあるものもあったので、納骨所なのかもしれません。

本堂の裏手には仏足石もあります。
こちらでもお花のお供えと金箔を貼って、旅の安全をお祈りしました。

周辺には木の中に鎮座する仏陀も。
ここにも写真がたくさん貼ってあって、タイでも樹木葬的なことが行われているのかな?と思いました。

徳のおすそ分け

カオサンのすぐ近くにあるとは思えない、とても雰囲気の良い爽やかな寺院だったので、もう一度入口の仏像にお参りして帰ろうと、タンブンセット売り場のお姉さんに話しかけると、とても陽気な方で色々尋ねられました。

日本から旅行に来ていて、色んなお寺を訪問していることや、気に入ったお寺ではプラクルアンをお借りして帰っていることをお伝えすると、お姉さんのひとりが鞄からプラクルアンを出して持たせてくれました。

朝早いから事務所はまだ空いてないので持っていきなさい、と。

とっても嬉しくて、一旦お寺を出たあとにタイティーをお礼に持っていきました。

心地よいなと感じる波長の合うお寺の中でも、誰かからプラクルアンをお借りした場所はさらにご縁があるのだろうと思っていて、タイに行く度に必ず立ち寄るようにしています。


ゲストハウスやホステルが多いカオサン地区にある寺院なので、これから就職活動という学生さんは立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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