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【トムヤム風味のナッツがうまい!】タイ料理好きに激しくおすすめしたいドイトゥン・タイハーブフレーバーマカダミアナッツ

みなさんはナッツの中では、どのナッツが好きですか?
私はマカダミアナッツとカシューナッツが大好きです!

暖かい国の海外旅行土産と言えば【マカダミアナッツ】というくらい、色んな国でマカダミアナッツが生産されていますが、タイもマカダミアナッツの生産国なのです

マカダミアナッツ好きのみなさまに心からおすすめしたい、私がタイ旅行に行ったら必ず買って帰るお土産のひとつ、トムヤム味のドイトゥンハーブフレーバーマカダミアナッツ】をご紹介しようと思います。


ドイトゥンプロジェクトとは

DoiTung projects(ドイトゥンプロジェクト)はメー・ファー・ルアン財団によって運営されている王室主導のプロジェクトです。

ドイトゥン地区はタイとラオスの間を流れるメコン川と、タイとミャンマーの間を流れるルアック川が合流した3国が隣接した【ゴールデントライアングル】の中心に位置し、かつては世界の違法薬物の生産と密売の中心地でした。

この地域のほとんどの村人は無国籍で、基本的な公共施設もなく、教育も受けられず、貧困にあえいでいました。
さらに、この地域には武装した民兵がいたため、村人たちは生計を立てるための選択肢がなく、自分たちの生存のために森林伐採やアヘンのケシ栽培、性売買に頼っていました。

そこでこの問題の根本的な原因は貧困と機会の欠如である、とラーマ9世のお母様がドイトゥンプロジェクトを立ち上げました。

「土地を耕し、人を耕す」というコンセプトの元、アヘンの栽培に代わるコーヒーやマカダミアナッツなどの農産物や織物や焼物などの民芸品を推奨し、保健・生活・教育に対し包括的な対策を通じてこの問題に取り組んでいます。

誰も悪者になりたくないのに、善いことをする機会がないのです
とラーマ9世のお母様が仰ったそうですが、貧困問題の根本はコレよな…といつも思います。

おつまみにもぴったりなフレーバーナッツ

と、まぁそういう理由でドイトゥンプロジェクトではマカダミアナッツ製品がたくさんあるのです。

そしてこちらが【ドイトゥンハーブフレーバーマカダミアナッツ】です。

パッケージもなかなか洗練されています。

甘みのあるマカダミアナッツにスパイシーなハーブフレーバーが合うったら、もう、気をつけないと一袋食べちゃいます。

塩だけの「ソルテッド」も売ってますが、どうせタイで買うのだからどこでもありそうな味よりはコレでしょう!
特にタイ料理好き・ビール大好きさんには絶対オススメです。

空港免税店で一袋170バーツ(約700円)で大満足のボリュームです。

フレーバーナッツの中身を検証してみる

今まで何も考えずにボリボリ食べていたので、唐辛子と葉っぱ入ってんなーくらいにしか思ってなかったです。

しかし今回、みなさんにご紹介するのに内容物をチェックする機会を与えていただき、想像以上に色んなハーブが入っていることを知れて面白かったです。
ありがとうございます!

では、まずは外装の内容物欄を見てみます。

ローストマカダミア、レモングラス、エシャロット、ニンニク、植物性油、コブミカンの葉、乾燥唐辛子、塩
化学調味料がぜんぜん入っていないのも好感度高いです。

中身はこんな感じです。
輪切りの唐辛子とパリッパリのコブミカンの葉が主張してますね!
辛そう…ですが、意外とそうでもないです。

もりっとごろっとマカダミアナッツ!

次にハーブフレーバーマカダミアナッツのうまさの元【ハーブブレンド部分】を分解してみました。

マカダミアナッツを美味しくする
スパイス達

上から乾燥唐辛子、ガーリック、コブミカンの葉。
で、一番下がエシャロットとか唐辛子の種とか混じっちゃってます。レモングラスはよく分かんなかったのでこの中にあるのではないかと。

このハーブブレンド、みんな大好き【トムヤムクン】に使うものと一緒なのです。

ポイントはコブミカンの葉っぱ

コブミカンの葉っぱは、タイ語でバイマックルーと言って、実はバジルやパクチーくらい色んなタイ料理に入ってるのです。

コブミカンの実。
名前の通りボコボコしてますね。

あの独特なツンとした香りと爽やかな風味はバイマックルーを入れているからなんですねー。
バイマックルーの入ってないトムヤムはトムヤムちゃうらしい。

皮はハーブボールやお茶に使ったり、マッサマンカレーに使ったりします。
果実の方はちょっと思いつかないのですが、石鹸代わりに使ったり、皮ごとミキサーにかけてシャンプーやパックに使ったりします。
トムヤムクンの酸味はもしかしたらコブミカンの果汁なのかな?

コブミカンについては「タイ生活」さんが詳しく書いてらっしゃるので、ぜひ読んでみてください。

外装の裏面にはこんな情報も

外装の裏面には、イスラム教徒・ムスリムの人にも安心して食べられることを示すハラル認証マークがあります。

そして、その横には初めて見るマークがありました。

UNODCってなんやろと調べてみると、【国連薬物犯罪事務所(United Nations Office on Drugs and Crime)】でした。

その下の説明には、このような文章が書かれています。

この製品は違法薬物の生産を削減をすすめることで、SDGsの達成に貢献します。
かつて生計を立てるためにアヘン生産に依存していた地域の人々は、今ではこの製品達(アヘン生産の代替品)を作ることで安全で合法的な収入を得ることができます。
UNODCとメーファールアン財団のドイトゥンプロジェクトは長きにわたりパートナーとして協力し、ゴールデントライアングルや世界のその他の地域で持続可能な代替品の開発、支援をしています。

私たちが美味しいものを食べられて、誰かの生活が毎日安全なものになったら、ダブルで最高ですね!


トムヤムフレーバーマカダミアナッツは、マカダミアナッツ大好きさん、毎日晩酌する方のビールのお供にも最適です!

今からタイ旅行に行かれる方の、お土産の参考になったらうれしいです。

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