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あの儀式に出会えるかも?タイのお寺から陽気な音楽が聞こえたら行ってみよう!

ドンムアン空港から5分程度の場所にワット・ドンムアンというお寺があります。

ワットドンムアンには立派な蛇の神様・ナーガとタオウェスワンの像がお出迎えしてくれます。
立派なナーガと
タオウェースワン。
お堂の周りには干支が並んでいます


ほとんどの方はドンムアン空港からすぐにバンコク中心地に行かれると思います。

ドンムアン地区の方に愛されているお寺で、小さいながらも心休まる場所ですので、ぜひ立ち寄ってみてください。

ワットドンムアンには小さな鈴に名前を書いて願い事をしながら奉納する場所があります。
小さな鈴に名前を書いて
お願いごとをしながら
奉納します。

さて、先の記事に書いたように私は空港近くにホテルを取るので、ドンムアン空港発着の時はドンムアン地区に泊まり、滞在中毎朝お参りをしていました。

その時に偶然見かけた行事について書いてみます。

陽気な音楽がお寺から聞こえるぞ?

いつものように、ホテル近くのワタナーナン市場に朝ごはんを買いに出かけたら、ワット・ドンムアンから爆音でギターやドラムの陽気な音楽が聴こえてきました。

いつもは野鳥の鳴き声とともに、読経が流れる静かなお寺。
何ごと!?と買い物そっちのけでお寺に向かいました。

たくさんの人が何かを拾ってる

行ってみると、たくさんの人が本堂前に集まっています。
その横には軽トラがあって、ステージになった荷台でバンドが爆音で演奏しています。

本堂に目を向けると、ピンクやグリーンなど色とりどりの飴玉のようなものを撒いています。
その飴玉のようなものを、大人も子供も一生懸命拾っています。
まるで餅まきのよう!

餅まきのようにばら撒かれた小さな小箱を集めて嬉しそうに開ける現地の子供達
拾った小箱を嬉しそうに
開ける子供達


飴玉のように見えたものは、硬いリボンで作られた小箱でした。

ちょうど横で、子供が拾った小箱を並べて、お父さんにこんなに取れたよと自慢しています。

子供のお父さんが拾った小箱は四角だけではなく、薔薇や蓮の形に折ったものもありました。
お父さんが拾った小箱も追加!
薔薇や蓮の花型の小箱も。
とてもカラフルで愛らしい。

足元にころがってきた小箱を拾って開けてみると、1バーツ硬貨が入っていました!

お寺で撒いていたカラフルな小箱の中には1バーツ硬貨が入っていました。
かわいい小箱の中には
1バーツが入っていました。

お祭りの正体は意外なもの

子供のお父さんに、これは何をしてるのか尋ねてみたら、お祝いだよ!とのこと。
お父さんも子供達の世話に忙しいし、人が多くてもみくちゃだし、翻訳アプリを使って話していたのでそれ以上は聞けませんでした。

後日、友人に動画を見せると出家の際に行われる行事だそうです。

動画内の階段の1番上に、大きな傘が見えると思います。
そこに出家する男性がいます。

これを最後に、俗世から離れ、仏門に入るのです。

朝早くからタイの街を托鉢のために歩く僧侶達
タイでは出家することは
徳を詰む行為のひとつです。

タイでは出家することも、徳を詰む行為であり家族や友人にも徳を分け与えられると信じられているそうです。
出家したからといって、ずっと仏門にいない人もたくさんいて、数ヶ月で還俗する人もいます。

徳をお裾分けしてもらった体験

近くにいた子供が、いくつ取ったの?と言わんばかりに、私の手のひらに乗ったひとつの小箱を見てお父さんのところに帰っていきました。

するとすぐに私のところに戻ってきて、3個もかわいい小箱をお裾分けしてくれました。

あまりにも嬉しくて、ありがとう!と彼のことを抱きしめました。
子供のお父さんにもありがとうと言い、お寺を後にしました

お裾分けしてもらった小箱は、もったいなくて開けずに置いてあります。


みなさんもタイの町を歩いている時に、お寺から陽気な音楽が聞こえたら、ぜひ覗いてみてください。
徳をお裾分けしてもらえるかもしれません。

とってもかわいい箱ですが、子供達の楽しみを奪わないよう、たくさん取らずにひとつふたつくらいだけにしましょうね。

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