本日の日経新聞 気になる記事

日経新聞から日々気になる記事を自分なりの視点を交えて。
本日は「中小の事業承継 円滑に」です。
なぜなら事業承継=M&Aという現在の日本の風潮に大きな疑問を感じているからだり、私のMBA時代からの研究領域の一つは「創業者からいかに社内人材へサクセッションできるか?」であるからです。

日本は老舗大国であり、長寿企業が多く、多くの研究が国内外で行われている。又圧倒的に多いファミリー企業の研究についても、ようやく日本で拡大し始めている。
一方日本では「後継者難」倒産が増加しており、大きな課題が生じている。
この「後継者難」を解決する手法として、M&Aが活用されており、
仲介するM&A企業の急成長が著しい。
しかしこの姿が本当に正しい事なのか。

同族以外の人が承継できる様にすれば、自社を継続する事が出来るのではないか。その為にも企業は採用・育成などについて死ぬ気で行う必要もあるし、国も圧倒的多数の中小企業をサポートする必要があると考える。
本日の記事にある中小企業と後継者候補を繋ぐ企業について記載があるが、
この様な取り組みは非常に楽しみな取り組みである。
記事の最後にある承継手段で同族承継と内部昇格がいずれも34%とある。この内部昇格という承継手段を増やす事ができれば、M&Aではなく、自社を継続する事ができるのではないか。その為には創業者自身も変わらなければならない。
という事を突き詰めていく事が私の研究領域であるので、本日の記事として取り上げました。

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