「サウナ」でちょっと一休み
こんにちは!映画部・齊藤です。
皆様GWはいかがでしたか?人によっては10連休なんて方もいらっしゃったのではないでしょうか。
そんな中、僕は連休明けの「社会復帰」へと勤しんでおりますが、気分も晴れず「五月病」が発症してしまいそうです。
このままではいかんと仕事終わりにリフレッシュのため、最近のマイブームである「サウナ」へと足を運んできました。
サウナ→水風呂→外気浴を3セットしっかりこなし、邪念を吹き飛ばすことに成功しまして、どうにか「社会復帰」できそうです。
本日はそんなサウナにまつわる素敵なドキュメンタリー映画「サウナのあるところ」をご紹介できればと思います。
サウナ大国であるフィンランドを舞台に、そこに住む「サウナ―」たちを描いた本作。
フィンランドが本場であるということはなんとなく知ってはいたのですが、ここまでの数が存在し、人々の生活に密接に関わっていることは全く知りませんでした。
まず何よりも驚いたのが、室内にビールを持ち込み汗をかきながら飲酒したり、外気浴スペースのベンチがなぜか建物外の路上にあったり…日本では考えられないサウナ様式に目が離せませんでした。
電話ボックスや廃車を利用した超DIYサウナも見どころですね。
セルフロウリュ(※熱したサウナストーンの上に水などをかけて水蒸気を発生させる)のやり方も本場はとっても豪快!
柄杓で水を「垂らす」のではなく、もはや「投げ入れている」。しかもビール片手に…。
これ日本でやったら絶対怒られるだろうなと思いつつ、そのアウトローさに若干の憧れを抱きました。
物語はそんなフィンランドサウナの様子を描きながら、様々な境遇を持つ人々がサウナというオアシスに身を寄せ、汗をかきそして時には涙を流す様を映し出しています。
自身の喪失体験や過去の過ち、そして大切な人への思いまで、十人十色な身の上話をカメラ越しに彼らは語るのです。
独白の中で思わず涙を流してしまう友に対して、「ロウリュ(蒸気)を足そう」という粋な慰め方。
まるでサウナで居合わせた他のお客さんのお話に聞き耳を立てているような映像体験でした。
国も様式も違えど、いつもお世話になっている近所の銭湯サウナにも、世間話に花を咲かせている常連のおじさま方は確かにおりまして、改めてサウナは人と人とを紡ぐ大切な空間なんだなと再認識しました。
世間はサウナブーム真っ盛りですが、サウナ好きの方々にはぜひご覧いただきたい作品です!
もちろんU-NEXTでは大人気ドラマ「サ道」や原作である「マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~」も配信しております。
この機会にぜひサウナ作品に触れてみてはいかがでしょうか。
©2010 Oktober Oy.