【映画人の声】神尾楓珠＆山田杏奈、草野翔吾監督／映画『彼女が好きなものは』
昨年12月に劇場公開され、大ヒットした映画『彼女が好きなものは』。繊細でみずみずしい青春映画として高い評価を受け、Filmarksが発表している初日満足度ランキングでは2位（実写映画では1位）を獲得しました（出典はこちら）。
ゲイであることを隠して生きる男子高校生・純と、BL好きであることを秘密にしている女子高校生・紗枝の恋を描く、浅原ナオトの小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を映画化した本作。
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この配信を記念して、主演の神尾楓珠さんと山田杏奈さんに本作の見どころや役柄への印象を、そして、主演のおふたりに加えて草野翔吾監督にも、『彼女が好きなものは』というタイトルにちなんで「わたしが好きな映像作品」を3本ずつお伺いしました。
■安藤純 役：神尾楓珠さん
1999年1月21日生まれ。東京都出身。2015年、24時間テレビドラマスペシャル「母さん、俺は大丈夫」（NTV）で俳優デビュー。2019年にはTVドラマ「左ききのエレン」で連続テレビドラマ初主演。話題となったドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」への出演以降、映画『HiGH&LOW THE WORST』（19/久保茂昭監督）、『転がるビー玉』（20/宇賀那健一監督）、『私がモテてどうすんだ』（20/平沼紀久監督）、『ビューティフルドリーマー』（20/本広克行監督）、『樹海村』（21/清水崇監督）など多数の出演作が続く。
公開待機作には、『20歳のソウル』（22年公開/秋山純監督）がある。
Q：この作品の見どころを教えてください
Ａ：すごく繊細な題材で、純と紗枝をはじめ一人一人の苦悩や葛藤がリアルに丁寧に描かれているので、感情移入がしやすいと思います。それだけでなく、青春を思い出すようなシーンがたくさんあるので色んな年代の方に見てもらえると嬉しいです。
Ｑ：純（ゲイであることを隠して生きる男子高校生）を演じてみていかがでしたか？
Ａ：普段は柔らかい雰囲気ですが、たまに鋭くなったりするのでそのバランスと、ゲイであることを隠している時とさらけ出している時の表情の違いが難しかったです。
Ｑ：『彼女が好きなものは』にちなんで、「神尾さんが好きな映像作品」を教えてください！
Ａ：『Angel Beats！』とにかく泣けます。『SKET DANCE』とにかく笑えます。『ヒナまつり』とにかくほっこりします。どれも人生の大事なものを教えてくれるアニメなのでオススメです。
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『Angel Beats！』https://video.unext.jp/title/SID0002167
『SKET DANCE』https://video.unext.jp/title/SID0063017
『ヒナまつり』https://video.unext.jp/title/SID0034240
■三浦紗枝 役：山田杏奈さん
2001年1月8日生まれ。埼玉県出身。2011年に「ちゃおガール☆2011オーディション」でグランプリを受賞。映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16/宮藤官九郎監督)で映画初出演。映画『ミスミソウ』(18/内藤瑛亮監督)で映画初主演を務め、『小さな恋のうた』(19/橋本光二郎監督)では第41回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞した。近年の主な出演作にドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」(20/W主演)、映画『名も無き世界のエンドロール』(21/佐藤祐市監督)、W主演映画『樹海村』(21/清水崇監督)、主演映画『ひらいて』（21年公開/首藤凜監督）などがある。
Q：この作品の見どころを教えてください
Ａ：普通ってなんだろうと私自身すごく考えさせてもらいました。それぞれのキャラクターがみんなまっすぐで、愛おしく思える作品だと思います。
Ｑ：紗枝（BL好きであることを秘密にしている女子高校生）を演じてみていかがでしたか？
Ａ：紗枝は誰かのことを考える、思いやることを怠らない子でそこが魅力だと思います。芯の強さと振る舞いや言動の柔らかさを両立させることが難しかったのですが草野監督の演出のおかげで楽しく演じさせていただきました。
Ｑ：『彼女が好きなものは』にちなんで、「山田さんが好きな映像作品」を教えてください！
Ａ： 『THIS IS US/ディス・イズ・アス』感情移入しすぎてキャラクターがどこかに本当に存在してるって思って見てしまいます。『ナイト・オン・ザ・プラネット』ジム・ジャームッシュ作品で私は一番好きです。『ディパーテッド』間違いなくみんなかっこいい。設定とストーリーがかなり好きです。
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『THIS IS US/ディス・イズ・アス』https://video.unext.jp/title/SID0061905
『ナイト・オン・ザ・プラネット』https://video.unext.jp/title/SID0038921
『ディパーテッド』https://video.unext.jp/title/SID0018589
■草野翔吾監督
1984年生まれ。群馬県出身。早稲田大学社会科学部在学中に長編監督作『Mogera Wogura』が一般劇場で上映。2012年、自らの故郷を舞台にしたオリジナル脚本の長編映画『からっぽ』が国内外の映画祭に選出。2016年には川口春奈、林遣都を主演に人気漫画原作の『にがくてあまい』を監督。2018年には高杉真宙主演・誉田哲也原作の『世界でいちばん長い写真』の脚本・監督を務め、青春映画として秀作を生み出した。また連続ドラマ『レンタルなんもしない人』、『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』のメイン監督や、ミュージックビデオ、ライブの映像演出など、映画以外の作品も多数手掛けている。
Ｑ：『彼女が好きなものは』にちなんで、「草野監督が好きな映像作品」を教えてください！
Ａ：『MIND GAME マインド・ゲーム』好きなアニメで最初に思いつく作品。物語、演出、音楽…なにもかもが素晴らしい大傑作！『ゆきゆきて、神軍』好きなドキュメンタリーで最初に思いつく作品。初めて観たときの衝撃が忘れられません。配信で見られるとは！『ケイゾク』好きなテレビドラマで最初に思いつく作品。当時ドハマリしました。柴田と真山のコンビが大好きです！
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『MIND GAME マインド・ゲーム』https://video.unext.jp/title/SID0063862『ゆきゆきて、神軍』https://video.unext.jp/title/SID0040560
『ケイゾク』https://video.unext.jp/title/SID0014691
神尾さん、山田さん、そして草野監督、ありがとうございました。
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※掲載されている情報は2022年3月3日時点のものです。ご了承ください。
©2021「彼女が好きなものは」製作員会