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ENBUゼミ映画監督コース制作日誌 DAY1“好きな映画について語ろう“

連載の概要

みなさんこんにちは。une_penです。
この春から映画制作の専門学校「ENBUゼミナール」の映画監督コースに通い始めました。
この連載はゼミナールにおける私の学びや意見、映画制作の過程を綴った日誌です。
これから1年間、25年の4月まで週1〜2本のペースで連載していきます。

・映画が好きな方
・映画監督を目指している方
・映画学校、ENBUゼミナールに入るかどうか迷っている方

にとってこの記事が有益な情報提供や今後の参考、励みになればとても嬉しいです。
今回が初回なのでまずは自己紹介から。


自己紹介

ペンネーム:
une_pen

人物:
30代一児の父。総合家電メーカーにマーケ職で勤務後、広告代理店に転職。現在キャリアコンサルタントとして活動しつつ、独自のキャリア論の考案とキャリア・育児・家事の両立方法を模索中。

ゼミに入学した理由:
子供の頃から映画が大好きでした。
俺も作りたい!と思ったのは、「スターウォーズ トリロジー」DVD BOXの特典映像、“夢の帝国“に取り憑かれたせい(ホンマにこいつのせいです笑。本編よりもこっちを観倒して、すっかり、そして今でも映画を作る夢の虜になってます)。
就活時は映画制作会社を受けたが内定をもえらず家電メーカーに就職。
しかし、制作を諦められずシナリオや絵の勉強をずるずると続けていたが、
子供が生まれ今後の時間の使い方を真剣に考えた結果「やるなら今しかない」と入学を決意。

ゼミで実現したいこと:
まず、自分が納得するまで制作をやりきること。そして、あくまで観た人の心が動き、記憶に残る作品を完成させること。 

好きな映画のジャンル:
SF、サスペンス

勝手に師事してる監督:
チャップリン先生、ヒッチコック先生

この記事で実現したいこと:
・監督を目指す全国の同士たちとつながる!
・1人でも多くの人に映画を見にきてもらう!

入学したゼミについて:
クラス :映画監督コース(夜間部)
専任講師:井口監督
教室  :五反田
生徒数 :17名


①本日の要約

・ゼミの初日に自己紹介と「好きな映画の好きなシーンとその理由」のプレゼンをしました。私は「プライベートライアン」の1シーンについてトーク。
・クラスのメンバーの語る映画は知らない作品も多く、また1人1人考察の視点が独特で非常に興味深かったです。
・「自分も観客も感動できる映画を作ろう」という思いをあらたにしました。


②学びと考え

「好きなシーンとその理由をストーリーに触れずに語る」、思った以上に難しい課題でした。
私が語ったのは「プライベートライアン」でカパーゾが狙撃されるシーン。
なぜか。効果音の使い方に衝撃を受けたからです。
カパーゾは撃たれた際、衝撃で傍のピアノに寄りかかります。
そこでいくつかの鍵盤を押して地面に倒れるのですが、その鍵盤の音がそのままBGMになっているという。
この演出、これまで何度も観ていたのに全く気づかず。
画面上で展開される動きで、そのままBGMを作り、シーンを情感を演出しているこのシーンに
「なんて無駄がない洗練された演出だ」と感動したのが私が選んだ理由でした。
(似たような演出に「ベイビードライバー」でマシンガンの銃声をBGMのリズムに使ったシーンもあります。これも面白いと思いました)

一方でクラスのメンバーからは、
・映画冒頭で一気に観客を映画の世界に引き込む演出
・キャラクターの特徴を活かした情感演出
・カットの構造で自然とテーマを伝える洗練された編集
・監督の制作にかける想いともたらしたインパクトについて
などなど、独自の目線と考察は示唆に富んでおり、何より熱く作品を語るその口調、姿勢から「映画への愛」がバシバシ伝わり。

正直、こんなにも映画を愛する人がいたのか、
この仲間たちとこれから映画について真剣に語り合えるのかと思っただけで無茶苦茶熱くなり、思わず泣きそうになました、ホンマに笑

ムッタが宇宙を目指す仲間の存在に感動する『宇宙兄弟』の名シーン。
マジでこんな気持ちでした。

監督の数だけ映画の見方、視点がある。
そこに正解はなく、あるのは作り手の納得と観るものの評価だけ。
帰りの電車でそんなことを思いました。
「・・・うん。俺は「納得」と「評価」どっちもつかみたい。自分も観客も感動させたい。欲張るぞ!」
そう決めた初日でした。


本日は以上です。
それでは次回の投稿でお会いしましょう!
(このフレーズは町山さんの「映画塾」のパクリです笑)



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