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【夢日記#15】雨のち、クラシックカー

じめっと暑い気候。バリにいるみたいだ。
ホテルの庭で豪華な屋外パーティーをしていた。
私は、彼氏であろう男性と2人で早々にその場を後にした。
スコールだ。
傘が一本しかなかったので相合傘をした。
最初私が傘を持っていたが身長の高い彼に届かなかったので彼に傘をバトンタッチした。
彼の笑った横顔は大谷翔平みたいだった。
そのまま私たちは外に置いてあるソファベットで雨が止むのを待った。
大きな南国の木が雨を一応凌いでくれている。
しばらくゴロゴロしていたが、雨は止みそうにない。
遠くから賑やかなパーティーのBGMが聞こえてきて落ち着かなかったので、彼と別れて早めに自宅に帰ることにした。

するとN子から連絡があり、とあるビルの地下駐車場に呼び出された。
「やっほー!えー彼氏といたの?危なく18時に間に合わないところだったじゃーん!」と言われた。
何か約束してのかもしれない。
その駐車場にはグレーのメルセデスのクラシックカーが停まっていた。
でもなんか、違う。正統派の美しいクラシックカーとは程遠い、ケバい見た目の車だ。すると、両側のフロントドアが開き、いかにもなコワモテ親父が2人出てきた。
ドアはこのまま取れるのではないかと思う程大きく開いたままになっていた。
ドアの隙間から内装が見えた。酷い。
なんと、ダッシュボードにスロット台がドカっとはめ込まれている。しかもちゃんと稼働しており、ギラギラ青白い光を放ちながら、やかましいスロット音楽が大音量で流れ続けている。他にも見たことのないギラついた装飾が車内全体を埋め尽くしていた。
観察していると、これはこれで芸術作品のようにも思えてきた。
「すごいでしょ、こういうクラシックカーの世界もあるんだよ。」N子は自慢げだ。
後ろからこれまたコワモテのガタイのいい男性が現れた。背は低い。
N子の新しい彼氏?的存在だろうと瞬時に認識した。
この車のオーナーであり、これからこの車の授賞パーティーにみんなで行くらしい。
N子は私のことを彼に紹介した。すると彼は私の顔を見て「あれ?忘れたの?俺のこと。」と言ってきた。
私は、そんなはずない、初対面なはずなのにと、コワモテを前にしてかなり焦った。必死に記憶を辿ってみると、数日前にななことこの男性が2人でドライブしているのを遠くから見たかもしれないことを思い出した。
すごい視力と記憶力の彼だなと感心した。
私たちは3人で駐車場から続くホテルエントランスまで歩いた。彼は、私の肩に腕を回し、挨拶程度に胸を揉んできた。私「やめてくださいよ!」と拒否したがしつこい。横目でN子に助けを求めると平気な顔をしている。どんなカップルだよと心の中で突っ込んだ。
私とN子はロビーフロントで受付を済ませた。イベントはビュッフェスタイルになっており、自由に食べて飲んで過ごしていればいいらしい。
お腹が空いていたので、ショーケースに並んでいるミニサイズのマンゴーフルーツサンドとチーズパイをオーダーした。N子はチョコレートの正方形のケーキをオーダーした。オーダーしてからパティシエがつくるスイーツは本当に美味しかった。

2022/8/21

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