せめて傷つけない、好きは好きで。

昨日、散歩しながら色々なラジオ番組の過去回を漁って聴いていた。

そのときに、はっとするような考え方に出会った。

星野源さんがラジオで語っていたこと。

「僕は『この音楽より、この音楽の方が好き』という言い方はしない。好きなものに対して『これが好き』という言い方しかしないことを意識している。」(星野 源)

という内容だ。(※多少の言い回しの違いは悪しからず。)その理由が深い。

「これが好き」だったら、例えばその音楽「そのもの」が好き、という話をしているけれど、
「これよりもこれ」と比較を始めた途端に、
単なるその音楽を好きな「自分」の話、になってしまうこと。

また、その言い方は「一方を上げて、一方を下げていることになるから、傷つく人が必ずいる」
ということも話していた。

それを聴いた瞬間にどきっとした。自分のことだ。無意識に何の疑いもなく、そういう言い方をこれまでしてきた。

ただ書きたくて書く。

だけど投稿することは、誰かの目に、一瞬でも触れるということだ。ただ私1人の日記ではない。そうであるならば、誰も傷つかないようなものをできる限り届けたいと、自分は思う。

もう1つ、とても好きで大切な言葉。

「HELP EVER HURT NEVER」(常に助け、決して傷つけない) (藤井 風)

崇高な言葉。
藤井風さんの1stアルバムのタイトル名より、知った。

元は、インドの聖典に由来しているそうだ。

藤井風さんの音楽を通してこの言葉に出会えたことは、贈り物だ。どうすれば、私もこの言葉のように在れるだろうか。

さて、自分はちっぽけな、一介の大学生だ。発信できる内容も、とるに足らないものなのかもしれない。

だからこそ、せめて人を傷つけない。迎合するとは違うけれど、好きなものは好きだけで良くて、誰も傷つかない言葉を届けたい。

さらに、できれば少し楽しんでもらえたり、良いなと思ってもらえたりしたら、十分だ。

私は星野源が好きだ。藤井風が好きだ。

ただ、それだけだ。





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