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ピンチョス巡り♪バルセロナからバスク地方まで鉄道の旅

スペインのバスク地方と言えば日本では美食の地方として知られていますね。以前バスク地方最大の都市、ビルバオに行ったときはピンチョス巡りを満喫しました。残念ながらサンセバスチャンをはじめバスク地方の他の町には時間の関係で行けずお預けに。いつかリベンジと思ってやっと機会が到来しました!

今回の旅のテーマは「ピンチョス巡り」

今回、バルセロナからは飛行機のオプションもありましたが、長距離鉄道の旅は好きなので電車でバスク地方まで行ってみることにしました。飛行機で行くよりも安かったです。

行きは新幹線活用がお得だった!


ところが直前に決めたので希望の電車が満席になってしまいました。そこで、区間を分けて調べると結構色々なオプションが出てきました。恐らく乗り継ぎ時間が一時間以上だとサーチででてこないなどアルゴリズムがあるのだと思います。もうちょっと違う時間帯がいいとか、満席になってしまったとき、もっとバジェットなオプションがいいというときなどは、区間を分けてサーチするといいです。

今回は途中サラゴサまでゆっくり行くより、高速鉄道(いわゆる新幹線)のローコスト版、AVLOに乗ったほうが安い!

バルセロナからは途中サラゴサを通ってマドリードに行くローコスト新幹線は、スペイン国鉄RENFEのAVLO、フランス国鉄SNCFのOUIGOと、イタリア国鉄のTrenItaliaとスペインの航空会社Air Nostrumの合弁のIRYOの3社が運行しています。ローコストといっても直前購入、混雑時などによって結構高い時もあるので要注意です。

というわけで、バスク州の州都、ビトリア=ガステイス(通称ビトリア)にまず行くとこにしました。バルセロナ・サンツ駅(新幹線)→サラゴサ→パンプローナ→ビトリアと、2回の乗り継ぎ時間も入れて8時間の旅です!

新幹線は普通に快適です♪

サラゴサ到着♪バルセロナでちょっと慌て気味で写真が撮れず、サラゴサでパチリ。ピンクが映える車体。

サラゴサも観光したい街の一つですが今回はパス。夏は暑く、冬はとっても寒い街なので気候のいい時に行きたいです。新幹線は市の中心からちょっと離れた駅に停車するので街を見る余裕もなく待合室で待っていました。

パンプローナも駅のあたりは寂れていて、ほんとに町があるのか?という感じでした。

バルセロナなどの乾燥している地中海側と違って、バスク地方は一面緑できれいです。

8時間かけてビトリア到着!駅が屋根の形とかデザインがバスク地方っぽくてキュート。

内部も青と白が基調でキレイです。

駅でトラブル発生!


翌日、ビトリアからサンセバスチャンは1時間40分ほど。順調な旅だったものの、サンセバスチャン駅でトラブル発生。

古い駅舎の使用を辞め、駅を地下化しているようで新しくできた改札の様でした。長距離電車を降りると改札が!スペインで長距離電車は改札がないことの方が多いので、私だけでなくみんな戸惑って改札前に人だかり!「チケットを!」と思いアプリを起動しようとすると、地下のため電波が届かずチケットにアクセスできない!

周りを見渡すと紙のチケットやネットで買ったチケットをPDFでダウンロードしている人はいるけど、アプリで開けている人はいないよう…近くに係員もなし、インターフォンも見当たらず!偶然か否か1人女性が改札を通りすぎたとき気持ち長く改札が開いたので、すぐ後ろを追いかけ脱出!

山間部などはやっぱり電波が届かないときあるので、フランスのSNCFのアプリはチケットを購入するとスマホにダウンロードされ、シグナルがなくてもアプリ起動可、チケット表示可となっています。甘いなスペインのRENFE!この経験からチケットのスクリーンショットは撮っておこうと思いました。

ちなみに最近のスキャンダルでこのスペイン国鉄のRENFEは、新しい電車の受注をしたところ寸法を間違えて、一部のトンネルに入らない大きい車体になってしまったそうです。数億ユーロ(軽く300億円越え)の損失でトップは辞任、役人も何人か辞任したらしいです。

まあ、そういう体質なんでしょうか…走らせて事故る前に気が付いたから良かったというべき?

そして二日後の帰りに駅に行くと、長距離電車の発着時は係員が手動で改札を開けて誘導していました。新しい改札の運転初日だったのでしょうか?

帰りは夢の長距離電車


帰りは、サンセバスチャン→ビトリア→バルセロナ・サンツと一回乗り継ぎのみ。ビトリアからの線はスペインの西の最果てビーゴからバルセロナまでの長距離列車で、13時間53分かけて結びます。

この列車に端から端まで乗ってみたいなと前から思っています。ビトリアからバルセロナまでは5時間ちょっと。このALVIAと呼ばれる路線は高速鉄道のレールが敷かれているところは高速で行くらしく、それまでノロノロ、ガタガタだったのにサラゴサからはびっくり早くて時速250キロくらい出ていました。

日本よりゆったりの席ですがやっぱり5時間は疲れました!カフェテリアと車内販売がありますが、大したものはありません。

それにしても車両が長くてしかも電車を2つ連結している↓ので、間違った方に飛び乗ると自分の席にたどり着けません!乗車時に一瞬パニックになりましたが、幸いにも駅員が近くにいたので聞いてセーフでした。ヨーロッパでも国によっては車両の位置を示す表があったりしますが、スペインは皆無…この辺りどうにかしてほしいです。

ピンチョス巡りも含めてビトリア以降は次回お伝えします!

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