カヴァ発祥地のワインフェスCAVATASTが思いの外楽しかった!
世界の3大スパーリング・ワインと言えば、フランスのシャンパン、イタリアのプロセッコ、そしてスペインのカバ(カヴァ)。
スペインのワインで最も多く輸出されているのがカバで、ワイン総輸出の60%も占めるそう。日本でもフレシネなどお馴染みかと思います。
そのカバのほとんどがバルセロナ近郊のSant Sadurní d'Anoia周辺で生産されていて、週末はそのSant Sadurní d'AnoiaでCAVATAST
というカバ・フェスティバルが行われるということで行ってきました。
バルセロナからアクセス抜群
Sant Sadurní d'Anoiaの良いところは、バルセロナから電車で気軽に行けること。近郊電車のR4号線でバルセロナの中心から1時間弱で行けます。
しかも年末までは無料パスが使えるので今回は交通費は一切なしです。
Sant Sadurní d'Anoiaの駅からはフェスティバルの無料シャトルが会場まで20分間隔で出ていてとても便利でした。
カバのメニューを事前に確認
事前に参加ワイナリーとカバのリストが発表されていたのでさっと目を通してから行きました。26のワイナリーが参加し、100種類以上はありそう。
フード・メニューも確認しましたが、スペイン語ではなく、カタルーニャ語なのでサラっとだけ。この手の市が主催のイベントは大体カタルーニャ語のみです…
カバ・テイスティングなどもあるのですが、みんなカタルーニャ語なので参加しづらいです。
カバのワイナリーは以前いくつか巡っているので今回トライしようと思ったのは以下に当てはまるカバ。
今まで訪れたことのないワイナリー
電車でアクセスしづらいところにあるワイナリー
バルセロナの普通のスーパーで見かけないカバ
結構聞いたことのないワイナリーが半数以上でどれを試すか少し迷いました。
まずは入口でチケットを購入
まずはチケット売り場でチケットを買います。チケットは6枚で10ユーロで、メニューにチケット数が書いてあるので大体検討がつくのがいいです。カバはチケット2枚のものが一番多く、1枚から4枚までのものがあり、とりあえず二人で3セット、18枚買いました。
グラスは、Riedelのドイツ製のもので1つ5ユーロ。そのまま持って帰るのもOK、返還すれば2ユーロ戻ってきます。良いグラスだったら持って帰ろうと思ったのですが、そうでもなかったので結局返還しました。
後から周りを見ると家からグラスを持ってきている人が多くてびっくり!今までワインフェスは何度か行っていますが、グラス持ち込みOKのところはありませんでした。
いざCAVATASTでカバを!
行ってみると殆ど地元の人達という雰囲気でした。電車もシャトルバスも空いていて、バルセロナから行く人は殆どいないよう。
ワインフェスはワインの生産が盛んなカタルーニャ州では結構色々なところであるのですが、最後に行ったのは去年の11月!久しぶりなので楽しみにしていました。
町の中心の公園とその周りの通りで開催です。到着したのは19時頃。日の入りまですぐです。
他のワインフェスに比べるとソファや椅子など座れるところが多いです。
Cava el Mas Ferrer
まずはCava el Mas Ferrerというワイナリー。
Brut Nature Reserva Ecològico(チケット2枚)を。
注いでくれたのは未成年では?という感じの少年でしたが、スペインでは未成年でもいいのか、他のワインフェスでも高校生くらいの子がついでくれたことがあります。アメリカでは完全違法…
カバは糖度で名称が異なります。
Brut Nature: 1リットルあたり3g以下の糖分で、最もドライ。
Extra Brut: 1リットルあたり6gまでの糖分。
Brut:1リットルあたり15gまでの糖分。
Extra seco: 1リットルあたり12 gから20gの糖分。
Seco: 1リットルあたり 17gから35gの糖分。
Semi–seco: 1リットルあたり33gから50 gの糖分。
Dulce:1リットルあたり50g以上の糖分で最もスイート。
ドライが好みなのでSecoやDulceを頼むことはあまりないです。
ここのワインフェスの良いところは、ワインを売るお店があって、今回の26ワイナリーで提供しているカバをすべて販売していること。
ワイナリーごとにボトルが並んでいます。こういうワインショップが他のワインフェスに意外とないんです。
お馴染みフレシネのブースもありますが素通り… 以前フレシネに行っていくつか試したのですが何故かみんな他のワイナリーに比べて随分スイート。
Cavas Hill
次に訪れたのがCavas Hillというワイナリー。
Panot Gaudiというピノ・ノワールのロゼです。
かなりなみなみと注いでくれました。
ロゼは普段あまり飲みませんが、たまには良いです。
20時前になると随分混んできました。
芝生に座ってステージの音楽を聞きながら飲むワインは最高。座るところが少ないワインフェスがほとんどなので、芝生に座れるのがいいです。
午後3時くらいに家で食べてきたのでお腹は空いておらず、フードはお値段高めで見た感じイマイチなものが多かったので、カバに徹することにしました。
Vins el Cep
3杯目はVins el Cepというワイナリー。Cepはカタルーニャ語でキノコという意味。
L'Alzinar Brut Nature Reserva 2019(チケット2枚)にしました。
これはなかなか美味しかったです。
辺りはすっかり真っ暗で、人も随分増えてきました。
頭上のライトがいい雰囲気を出しています。
ライブ音楽はまったり70年代?アメリカン・ポップ。
Muscàndia
最後はMuscàndiaというワイナリー。
Gran Reserva Nature 2017。
チケットが3枚ということもあってか、これがこの日で一番美味しかったです。
ちょうどチケットもなくなってこれ以上はもう飲めない感じだったのでそろそろ退散…
丘の上にある公園は気持ちよく、ライトアップなど、全体の雰囲気も良かったです。久々のワインフェアということもあって、バルのテラスで飲むのとまた違った楽しみがあって予想外に楽しかったです♪
ただ、子供連れもちらほらいたのに、ソフトドリンクや普通のワインなど他のドリンクが全くないのがちょっと不思議でした。
スパークリング・ワインに限ったワインフェスはそうないので、これは本当に産地だからこそです。
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