天使が潰してくれる|詩
舌をちぎれる限界まで伸ばす
そのまま地面に押し当てて
砂糖を丁寧に集める
土や砂が混ざりあった砂糖は
痛々しく
美しく
私を見下しながら
輝いている
私は這いつくばって
膝に血を滲ませて
泣きながら味わう
それ以外に自分を癒す方法を知らない
未来ある
純真無垢な子供たちが
私を踏んでいく
まるで
蟻のように
砂糖と共に
潰れていく
消えゆく意識の中で
天使のような無邪気な声に包まれる
私は産まれて初めて
心から癒される
自分が潰れていく音を
甲高い笑い声が
かき消してくれる
いかがでしたか☕️
少しでも楽しんで頂けたら感無量です。もうこの世に思い残すことはありません。嘘です。冷蔵庫の中に、まだ食べかけのシュガードーナツがあるからです。
私のページに立ち寄ってくださる皆さま、ぜひご自分の大好きな飲み物と、お気に入りのおやつを口いっぱいに頬張りながら、これからも言葉遊びを楽しんでいってください。おやつには致死量の砂糖を使うのがお勧めです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
#詩 #ポエム #言葉 #創作 #写真 #砂糖
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