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【オカルト?熱中症?】少年時代に公園で遭遇した頭が〇〇な人

このノートを書いている時期は、梅雨入り前の6月初旬。
既に沖縄県は梅雨入りしており、翌週の天気予報は曇りや雨のマークが目立つようになってきました。
暑いのは苦手ですが、熱中症対策はしっかり行いたいと思います。

さて、毎年夏の時期が来ると、私自身が少年時代に体験した不思議で怖い出来事を思い出すのでここに記しておこうと思います。

私の出身は、某県の山に囲まれた田舎です。
隣近所が何十メートルも離れているといったほどではありませんが、電車も1時間に1本、田んぼや畑、放置された農作地などはまわりにたくさんあるので田舎は田舎です。

そんな田舎で育った私が小学2年生か3年生だったころの体験です。

家の近くにあった児童公園で一人で遊んでいるときでした。
その児童公園は、ブランコや滑り台、砂場、シーソーといった遊具や、屋根のあるベンチ、トイレ、水飲み場など、よくある一般的な公園です。
高いフェンスで囲まれており、出入り口は2か所ありました。

簡単に示すと以下のようになります。

灰色はフェンス

④と⑥の間には花壇があり仕切られていますが、中央に通り道があります。
公園内には遊具以外に高い木や壁はなく、比較的どこにいても公園内は見渡せるほど、小学2年生や3年生にとってはとても広い遊び場でした。

その日は夏らしく天気も良かったことを覚えています。
日が暮れそうになった夕方頃、そろそろ帰ろうとしていたときです。
③で水をゴクゴクと飲んで、家から近い出入口の⑦へと歩いて向かっていきました。

あれ?

広く見渡せる公園内ということもあり、向かっている⑦の方を見ると一人"誰か"がいるのがわかりました。
ぽつんと一人、⑦の出入口の公園内にこちらを向いて立っています。
誰だろう?
見渡せるとはいえ、はっきりとはよくわかりません。
誰かがいることはわかったのですが念のためゆっくりと歩いていこうとしましたが、当時視力の良かった私はすぐにその足を止め、その人物を凝視しました。

え?人?

綿の茶系パンツに、ベージュと黒(紺?)のポロシャツを着た大人の男性の体格でしたが、なんと羊、或いはヤギのような獣の頭だったのです。

こんな感じ

あまりにもその衝撃的なビジュアルに足が動かなくなりしばらく固まってしまいました。
私も向こうもお互いを凝視し、微動だにしないまま何分経過したのか・・・
冷や汗を体が何度もつたい、しばらく恐怖に支配されて動けなくなり、早く家に帰りたい衝動に駆られるも、普通に家に帰る⑦の出入口ではなく、反対の①の出入口からすぐに帰ればいいのですが、いつもの倍以上の時間を要するうえ、目の前の"人物"が先回りして自分の目の前にまた現れるんじゃないかという勝手な想像が働き、どうすればいいのか頭の中がぐるぐると混乱しました。

その混乱のせいかはわかりませんが、何を思ったのか私は前に進まず、蟹歩きのように右へ歩きました。
出入口の目の前にいる人物を、少しでも避けようとでも思ったのかもしれません。
するとなんということでしょう、相手も私を真似るように同じ方向へ移動したのです。
その行動に驚いた私は、右への移動を逆の左へ咄嗟に変えるも、相手もこちらにあわせて同じ方向に移動するのです。

今でいえば「詰んだ・・・」でしょうか。

どうすればいいのかわからなかった私は、ここでようやく意を決して、いつもとは逆の出入口から帰ることにします。
相手がどう出るのかわかりませんが、ゆっくりと後ずさりして①の出入口に徐々に近づいていきます。
その間、私は相手を視界から一瞬たりとも外さないように時間をかけて。
不思議と後ずさりの際は相手はそのままの状態でした。
ただ、こちらを見ていることには変わりないので、出入り口を出たあとも、ギリギリまで相手が見えなくなるまで後ずさりし、見えなくなった瞬間に一目散に家へと帰りました。
とにかく全速力で家に向けて走り続けました。

幸いなことに、勝手に想像してしまったことは起こらず、無事に帰宅。
夕食の準備をしていた母に一生懸命説明するも、変なの~とか、おかしいね~など、特に心配するような反応はしてもらえませんでした(笑)

怖くて不思議な体験は、結局その一度きりでしたが、いまだに鮮明に覚えています。
結局児童公園は、私が中学校に入ってから取り壊されて、今はショッピングセンターの駐車場になっています。

なかなか信じてもらえないことですが、暑い夏の出来事故に、熱中症のような状態になっていたんだろうか?と思ったりしています。

まぁなんであれ、暑くなると正常な判断が困難となる場合もあるので、今年の夏も熱中症には十分に気を付けて生活していきましょう。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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