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いつも忘れたいと思っている記憶の中のあなたに
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痛みに溺れて

痛みに溺れて

自分にはあなただけだったのに
あなたは私だけじゃなかったのが嫌だったんだろうな
使い古した歌詞のようなこのありきたりな感情に
どうして気がつかなかったのか 自分事と思えなかったのか
ありきたりで でも重要な答えにどうしてたどり着けなかったのか よりによってあの時に

人を愛して 人を恋しく思って
人との繋がりを大切にして 人のあたたかさに感謝して
大事な人を逃さないように
他ならぬその人を手放さな

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WAY DOWN WE GO

WAY DOWN WE GO

時々潔癖と言われることがある。飲み会の席でふと話す言葉から、隣に居座り絡んでくる酔っ払いのほとんどに、私は病的な潔癖症だと言われる。

TEARS DRY ON THEIR OWN人と一緒のベッドでは寝付けないし、狭い部屋で一緒に食事したときのお互いの生活音を気遣うことを想像しただけで息がつまる。誰かと結婚して一緒に暮らしたとしても、認められるか分からない味、ふと匂う自分のにおい、相手を失望させな

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他人に魅力的な人ほど、心の深いところで病んでいる

他人に魅力的な人ほど、心の深いところで病んでいる

掴んだ手を頬に寄せた。なめらかな肌に、おだやかな心音に、あたたかい体温に、もう一度触れたい。
愛とか恋とか欲望とか情とか自己満足とか、どの言葉も当てはまらない。ただもう一度触れたい。

あなたのために死にたい

あなたのために死にたい

あなたのために死にたい
もう願えぬあなたを 隣に感じて死にたい
儚いあなたの 腕を支える 私でありたい

あの頃何を考えていたか

あの頃何を考えていたか

音楽を聴いている間は気が紛れる。
自分にとって音楽とは、その為のものだと言い切ってもいい。目に映るすべてを壊してしまいたい時、立ち止まってゆっくり人生を振り返りたい時、色んな邪魔や雑念から逃げる為に、音楽を聴く。

しかし、気を紛らわす為には気を引くだけの引力が必要だ。ただ曲を聞き流しているだけでは、停滞して鬱屈とした気持ちを動かすことはできない。メロディーでも、歌詞にしても、相手を引きずり込もう

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残照

残照

消えゆくあなたが残した光が 今も残酷に世界を彩る
今すぐに 夜が来そうだけど
すくむ足を踏み出せば 今すぐにでも 

あなたが残した光が 強い光が
目を閉じて 手で塞いでも 
まぶたの上から 今もずっと
#エッセイ

あなたの夢を見たあと

あなたの夢を見たあと

あなたの夢を見たあと
必ず聴きたくなる歌がある
声が 体温が 自業自得の傷の痛みが
よみがえる 夢のあとでも

髪のひとすじ 血の一滴 あなただけ

髪のひとすじ 血の一滴 あなただけ

物に恨みはないとずっと思っていた。というより自分にそう言い聞かせていた。情に流されず、どんな時でも私情を絡めない判断ができる人間でありたいと強く願っていた。もう二度と会いたくない人からもらった物も、必要であれば使い、必要なければすぐに捨てられた。物はただの物だからだ。

しかし、つい先日、あんなに嫌っていた私情と欲まみれの自分と対面することになった。実家の片付けをしていたら、二階の物置に、大学に上

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FOR MY DARKNESS

FOR MY DARKNESS

ここに置いて行こう

あなたを愛した日々を 一輪の薔薇をとなりに添えて

このときばかりは優しい風よ この身をさらって 痛いほどに

せめて鮮やかなうちに散ってほしい いつか必ず枯れ落ちてしまうのなら

抱きしめたいけどできない

抱きしめたいけどできない

愛した分だけ

可愛く思えて盲目になって溺れて離したくなくて傍に置いときたくて誰にも傷つけられたくなくてこの両腕で抱き締めて守りたくて

いつも忘れたいと思っている、記憶の中のあなたに

いつも忘れたいと思っている、記憶の中のあなたに

本当の別れは静かだ
あなたの香りが風に馴染んで散って行く
思い返せば、憎んでいたときの方が強くあなたを想っていただろうか 別れ際よりも
目線の終わりも声の終わりも香りの終わりも抱きしめたかった あなたのものなら何もかも
子ども染みた見栄なんて張らずに 優しく

記憶の扉に鍵をかける

記憶の扉に鍵をかける

何かを生み出したいと思うのは、いつだって傷ついた後だったような気がする
心がなんらかの形状を持つとして、その外壁に傷を刻むような出来事があったとき 自らのなかのなにかが目を覚ます
皮膚の再生も諦めるような深い傷があるように いつまで経っても疼き続ける心の傷は誰にだってある
その時の心のざわめきを思い出させる程の衝撃があった時に 何かを生み出したいと思う

優しさも満たされた気持ちも自分にとって

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まず強く求めなければならない 本当に欲しいのなら

まず強く求めなければならない 本当に欲しいのなら

なかった事になる
言葉も過去も決意も全て

貴方の目を見るだけで

それならそれで 忘れずにいてくれるだろうか

それならそれで 忘れずにいてくれるだろうか

そのときの自分では 逃げることしかできなかった
どうせ叶いはしない未来から 不安で心が冷えきって眠れない夜から

今なら何にも怖くない 今なら