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2020/07/26の創作日記(〆切まで97日)

今日はざっくり1万字。分量は結構稼げてはいるが、相変わらず書けば書くほどに何がしたいのかわからなくなっていく感じがする。

端的に言えば、ストーリーとテーマの目指す方向に、キャラクターの心情がついていっていないのだ。

よくできたシーン・エピソードというのは、必ず複数の文脈を内包している。表面上のストーリーの文脈は言うまでもなく、後ろに隠れたテーマの文脈も含んでいる。更に上手くやればキャラのサブエピソードとしての文脈もぐりこませることができる。

ただまぁ、これは非常に難しい。初稿で全ての条件を満たすのは無理だと思う。
いくらでも文章をつなげることができるweb連載であれば一つのエピソードが担う情報量が少なくても問題なく、むしろ気楽に読ませるためには1つの事柄に関して描写するのに徹底したほうが良いまである。

だが長編小説という一塊の完結した作品として書く場合は、適度な情報の圧縮は必須だといってもいい。
十数万字でキャラクター小説をきちんと完結させるというのは想像以上に骨である。

とりあえずは初稿を完成させる。修正したい箇所はすでにたくさんあるが、一つ一つ手を入れていては全体のバランスを失いかねないので、該当箇所にメモだけはっつけて、完成させてから修正をかけるのが無難だろう。

よければ