【フタリソウサ】箱の中の猫【リプレイ】Part 2

>>Part 1

これまでのあらすじ
荒廃した近未来独立国家厚木。悪徳に塗れたこの国で、サイボーグのガイ(探偵)とマッドサイエンティストのバッドフェイス(助手)は便利屋を営んでいる。彼らは厚木警察署のリンの依頼で行方不明の捜査官マーゲイを捜索することになったのだ。

事件発生フェイズ(続き)

GM:今から知ってたカード1をお渡しします。このシナリオにおいては、知ってたカードは全部で一枚です。そして、捜査困難レベル2です。ということでスタートします。知ってたカードを共有メモに貼ります。
ガイ:共有メモに貼らない方がいいよ。探偵に渡す奴だから。
GM:そうだそうだ、危ない危ない。
ガイ:知ってたカードは、アレをアレするためのアレだよ。
GM:そこ伏せる必要なくない?
ガイ:ホームズがワトソンに説明する様を演出するためのツールの一つだからね。
バッドフェイス:そうですね。
GM:ああ、そういうことですね。じゃあガイさんに送ります。

GM:探偵であるガイさんは知ってたカードの内容を理解しつつ推測しつつ仮説をサイバネ式に組み立てます。
ガイ:サイバネ式(笑)
バッドフェイス:サイバネ仮説。
GM:ロールプレイをしつつバッドフェイスに説明してください。
ガイ:ほう。中に書いてあるワードを喋るのは構わんのですよね?
GM:いくつかキーワードが伏せてあるので今のところで読んでも特に真相がバレることはないです。読み上げちゃって大丈夫です。
ガイ:OKOK。でもまあ、探偵っぽくやろう。「バッド、やはり今回はタフなビズになりそうだぜ」
バッドフェイス:「やれやれ、タフさでお前に勝てる奴なんていないだろう」
GM:HAHAHA!
ガイ:HAHAHA!
ガイ:「今回の案件、かのブラッドスター家が関わっている」
バッドフェイス:「噂には聞いたことがある」
ガイ:「ああ、奴らは裏切者を殺す際に額に必ず血文字で印を残すことで知られる。慈悲の欠片もない荒くれ集団だ」
バッドフェイス:「あんたはいいかもしれないが、おれはそういう荒事には向いてないんでね。よろしく頼むよ」
ガイ:「ああ、俺に任せておけ。その為のこの体だ」と言ってサイバネ胸をカンカンと鳴らします。
GM:なんてSFチックドラミングなんでしょう。
ガイ:で、これどうやってシーンやるんでしたっけ。
GM:いやもうなんかわかんないです。今の別に知ってたカード関係なくない?
ガイ:いや、ブラッドスター家の情報は知ってたカードだよ。探偵の勘でブラッドスター家が噛んでいるのがわかった、というのをやるためのカードじゃないですか。バッドフェイスさんに補足しておくと、ブラッドスター家はドン山下みたいに勝手に生やした設定ではなく、知ってたカードに書かれていたものです。
バッドフェイス:大丈夫です。
GM:そういえばお互いの呼び方ってどうなってますか。
ガイ:僕からはバッドって呼んでます。
バッドフェイス:バッドフェイス側からは、あんた、あいつ、ガイの3つを駆使していこうと思っています。
GM:了解です。

GM:厚木警察署から厚木ラボに帰るにあたって……
ガイ:ちょっと待って、色々忘れている気がするんだよね。思い出の品を作ってない気がします。
GM:それですそれです。
ガイ:それをやろうとしてたってことか。
GM:帰りの車のなかで隙あらばガイさんが思い出語りを始めます。
ガイ:思い出どうしようか。まずどうやって出会ったか認識を合わせないと。
バッドフェイス:確かに。
ガイ:厚木で会ったの? 厚木が今の姿になってから会ったのかな?
GM:厚木が今の姿に(笑)
バッドフェイス:多分色んな紛争地域に行ってるんでしょうね、ガイは。
ガイ:そうですね。色んな紛争地域でガイとして知られている感じですね。久しぶりに日本に帰ってきたと思ったら厚木のクーデターに巻き込まれた感じかな。帰って来たっていうか来日の可能性もあるんだけど。国籍も不明だから。
GM:ちょうど厚木の“ザ・デイ”に帰って来たんですね。
バッドフェイス:バッドフェイス的には、何か戦場近くで軍医であったり心理カウンセリングをしているときにガイと会ったんじゃないかなと。
ガイ:厚木じゃない場所で。
バッドフェイス:クウェートにしましょうクウェート。
ガイ:じゃあ、ファーストコンタクトは別の国の紛争地域で、厚木で再会した感じなのかな。
バッドフェイス:そういう感じですかね。
ガイ:思い出の品はファーストコンタクトのときのものでいきます。じゃあ提案なんですけど、ガイは自らの希望で感情を抑制する手術を受けたんですよ。その手術を行ったのがバッドフェイスってのはどうでしょう?
バッドフェイス:なるほど。数年前までは感情を持ってたんですね。
ガイ:サイボーグ化してからも暫くの間は感情を持ってたんですけど、仲間が次々と狂死したり爆死したりしていったのをすべて目の当たりにし、今は行方不明の13人目のサイボーグとの因縁もあり心が耐え切れなくなったので、感情の抑制手術を受けることにしたんです。
バッドフェイス:なるほど。
GM:ああ、いいですね。じゃあきっと帰りの車の中で消し去ったはずの感情の残滓がガイに思い出を語らせるわけですね。そしてそれを思い起こさせる思い出の品とは。
ガイ:なんだろう?
GM:前頭葉?
ガイ:感情ってどの分部が司ってるんでしたっけ?
GM:いろいろ、扁桃体とか視床下部とか海馬とかかな。脳は基本的に取らない方がいいよね。
バッドフェイス:摘出しない方がいいよ。13番目の破片とかにしたら?
ガイ:なるほど。13番目の奴の……パーツをガイの体の一部に取り込んでいる感じにしよう。それを思い出の品にしよう。……サイバネアイ?
バッドフェイス:いいじゃないですか。
ガイ:たまに幻覚が見えるんですよ。丁度よくね、異常な癖の中に接触不良で電子的幻影がよぎるっていうのがあるんですよ。それに関連付けて13番目のサイボーグのサイバネアイを自らの右目に移植したことに。
バッドフェイス:そうしましょう。
ガイ:感情切除手術の時に同時並行で付けてもらったってことで。
GM:13番目の同僚のサイバネアイ。接触不良を起こしたんですね。今までこんなことなかったのにどうしたんでしょうね、一体。
ガイ:右目をさすりながら、「バッドフェイス、あんたには感謝してるんだぜ」
バッドフェイス:「感謝、か。それはエラーなんじゃないか?」
ガイ:「エラーとは言ってくれる。俺はロボットじゃあねえ。もとは人間だ。単に感情を切り取っただけの話さ」
バッドフェイス:「それでも、俺の力ではいまだにあんたを超えられない」
ガイ:「俺は第一世代型のサイボーグだぜ。あんたの腕ならどうってことない筈なんだがな」
バッドフェイス:「だといいんだが」
ガイ:「今や、最新世代は第4世代だと聞いている。俺は最早大昔の鉄屑と言っても過言じゃない」
バッドフェイス:「だが俺は自信を持って言えるが、あんたならトヨタの最新機種にだって負けないはずだぜ」
GM:トヨタはありますからね? ここ以外の地域は別に普通だからね?
バッドフェイス:「トヨタやヤマハの作る最新機種にだって」
一同:(笑)
ガイ:軍需産業に手を出したか。
GM:二人は熱い信頼関係で結ばれているんですね。感動的だな。
ガイ:ちゃんとフタリソウサしてますよね?
バッドフェイス:してますよ。大丈夫ですよ。
GM:そうだね。まだ捜査してないけどフタリソウサっぽい導入になってきてると思うよ。よかった(棒) ということで、このときから根差している、あなた方の心に輝いている強い感情を取得してください。
バッドフェイス:どうしよう。
GM:口から出まかせを45分喋り続けている。
ガイ:こっちもだよ。
GM:いや君らのせいだよ。
ガイ:じゃあ感情を「信頼できるサイバネ医師」にしよう。
バッドフェイス:じゃあ気に入らないところで、「俺はあんたを超えられない」にしよう。
GM:エモい。
ガイ:ガイの体に一体どんな秘密があるというんだ。
GM:バッドフェイスさんはガイさんについて、秘めたる思いを持っておいてください。
バッドフェイス:送っときます。
GM:ありがとうございます。あと、バッドフェイスは余裕を3点獲得します。

GM:ということで、今回の事件は箱の中の猫。めっちゃダブルクオーテーションが付いてる。接続詞以外全部ダブルクオーテーション。点々も付いてますよ。ジョジョもびっくりみたいな感じで付いています。
ガイ:猫は今ッ……箱の中にいるッ!
GM:箱の中にいると思っていた……だがそうじゃあなかった……
バッドフェイス:ドドドド
ガイ:猫が箱の中にいるんじゃあない……猫の外に箱があるんだッ!
GM:もうね、なんも関係ないんですけど、最早。
一同:(笑)
GM:事件担当者はあなたがたガイさんとバッドフェイスさんのお二人ですけれども。調査には障害がつきものですね。今回は障害は何でしょう?
ガイ:どうしようか。ちなみに因縁のある敵組織は設定してあって、「鋼鉄のオーディン」っていう秘密結社です。
GM:斬鉄剣か。調査の障害は鋼鉄のオーディン?
ガイ:鋼鉄のオーディンかドン山下のどっちか。
GM:GMは備えておきます。
ガイ:バッドフェイスさんは? そっちはそっちで敵対勢力いそうじゃない?
バッドフェイス:確かに。どうなんですかね、厚木ではガイ絡みで巻き込まれてるんでしょうね。
ガイ:じゃあ鋼鉄のオーディンにしときます?
バッドフェイス:そうしましょう。
GM:じゃあ調査の障害は鋼鉄のオーディン。
ガイ:異常な癖で1の目が出ると鋼鉄のオーディンが刺客送ってくるから。
バッドフェイス:戦闘フェイズになるけど。
GM:全部《突破》でなんとかしましょう。

GM:思い出の品や強い感情等々獲得しましたね。まず初動捜査。
ガイ:初動捜査なんてのがありましたね。
GM:まず厚木ラボに行きまして、まずあなた方は現場に向かうということでいいですか?
ガイ:現場ですかね。
GM:みなささんはマーゲイが最後に目撃された路地裏に来ています。まあ吹き溜まってますね、全部茶色い。錆さびです。あちこちからいろんな色の液体が出ています。
バッドフェイス:厚木だなあ。
GM:厚木感ありますよね。これこそ厚木って感じ。謝っとこう、後で。
ガイ:チンピラがカツアゲとかしてるんだろうな。
GM:いろんな色の髪したチンピラが2cmくらいの分厚い眼鏡を掛けたガリ勉君をカツアゲしてますね。ちなみにガイさんはこういうの見たときどうするんですか?
ガイ:サイバネアイできっと一睨みすると大抵は相手が震え上がってどっか行っちゃいます。
GM:やべえっすね、サイバネアイ。ガリ勉君はあなた方にペコペコお辞儀をしながら路地裏を抜けていきました。
ガイ:「厚木も変わんねえなあ」
GM:良くなってくれ。なんで厚木の幸せを祈ってるんだ僕は。じゃあどうしようかな、ちなみにルルブでは、「初動捜査では判定を行います。この判定に使用する技能は状況に合わせてゲームマスターが決定してください」って……僕はルルブにも見放されたんですがどうすればいいですかね。この状況に合わせてってどういうことだ。
ガイ:この状況に合わせて指定してください。
GM:状況もくそむずいんだよな。技能一覧を確認しますね。
バッドフェイス:どのキーワード抜くかでアレしたらいいんじゃないですか?
ガイ:初動捜査でもどのキーワード抜くか選べるんでしたっけ?
GM:このシナリオは確か決まってた気が。
ガイ:なるほど。GMさんにお任せします。
GM:あ、僕を見捨てていなかった。優しいなあ、ルルブ。初動捜査ではまず……この掃き溜まってどどめってる路地裏なんですけれども、色んな所謂底辺な人たちが集まってるわけですね。彼らは日がな一日やることがないのでゴロゴロしている訳ですけど。自分の明日とか昔の厚木のこととか、もうどうしようもないこと考えてうだうだうだうだ日々を浪費しているわけなんですけれども、こういうところにですね、噂が集まってくるわけですよ。彼らは暇だから。夢も希望もへったくれもない人たちだから。ということで、マーゲイが最後に目撃されたのがこの路地裏であるならば、その足跡を辿る必要があるでしょう。
ガイ:ふんふん。
GM:彼らがどんなことを話しているのか、彼らの最近ホットな話題が何なのか、《噂話》で振ってみて頂きたい。
ガイ:なるほど。チンピラから噂話を聞き出すわけですね。
GM:最初なので判定は有利を得ます。
バッドフェイス:バッドフェイスは《噂話》持ってるので3個振ります。成功。
ガイ:《特技》持ってない場合はどうなるんだっけ。
GM:2個ですね。
(※初動捜査では探偵は有利を得るので本当は3個。ルルブp159参照)
ガイ:成功。
GM:2人とも成功してますね。2人とも成功した場合って2人ともに情報が行くんでしたっけ。
バッドフェイス:特に書いてないですよね。
ガイ:両方に行く。常に協力型だからどっちかだけに情報が行くとかはなかったはず。
(※3人ともシノビガミ脳なのでシノビガミで理解しようとしてしまう)
GM:ふむふむ。無事にあなた方はここの吹き溜まった路地裏を席巻している噂話を手に入れたわけなんですが、一体どのようにして手に入れたのでしょうか。見たいなあ、知りたいなあ。
バッドフェイス:そうですねえ、どうしよう。
ガイ:そのへんのチンピラに本人としては気さくなつもりで肩をポンとします。
チンピラA(GM):「触ってんじゃねえよ!」と振り払います。
ガイ:こっちの腕は鋼鉄の棒のように全く動かないです。
チンピラA(GM):「な、なん、うわあ?」みたいな感じでわにゃわにゃしてます。
ガイ:「兄ちゃん、話聞かせてくれねえか」
チンピラA(GM):「なんだよお、なんなんだよお前よお」と顔から色んな液体を出しながらビビッてます。
ガイ:こちらは表情一つ変えないまま握力だけ段々高めていきます。
チンピラA(GM):「いたたたた。なにすんだよお。やめろよお」
ガイ:「この写真の男を知らねえか。マーゲイってやつだ」
チンピラA(GM):「知らねえよお。だれかー助けてくれよー」と言うんですが、この路地裏で助けてくれる人は一人もいないのであった。ああ、寂しいね。
バッドフェイス:キーワードが手に入らないじゃないか(笑)
チンピラA(GM):「知らないよお」
ガイ:「なんでもいいから知ってることを吐くんだ!」壁に押し付けて今度は首を掴みます。
GM:わあ、肩が一個潰れました。横で見ていたチンピラが「やめろよお、なにしてんだよお前よ」とペチペチ叩くんですが、ガイさんには効かないんでしょうね。
ガイ:そうですね。チンピラの手には鋼鉄を叩くかのような感触が伝わっていることでしょう。
GM:ペチペチしているチンピラがマーゲイの写真を見て「わあ、こいつ知ってるから放してやってくれよお」と言います。
ガイ:その話を聞いて「ほう」と言いながら手をぱっと放して、締め上げられ持ち上げられていたチンピラはずりっと床に叩きつけられます。
GM:彼が一体何をしたというのか。
ガイ:「話してくれ」
チンピラB(GM):「こいつあれだよ、この間クロウさんと一緒にいたんだよ」
ガイ:「クロウ?」
GM:これも何かしらのコードネームなのでしょう。キーワード「①新型薬物のブローカー クロウ」。
ガイ:「新型薬物」
バッドフェイス:バイオカラスだ。
ガイ:「新型薬物か、こりゃあきな臭くなってきたぜ。ありがとよ」と言って、さっき締め上げて肩が粉砕しているチンピラに寄って行って、1厚木ドル札をポケットにねじ込んで「治療代だ、とっておけ」と言って去っていきます。
GM:そのチンピラのところに他のチンピラがわらわらと集まって、1厚木ドルを奪い合っているのを背に、あなたたちは路地裏を後にすることでしょう。ああ、なんと悲しい街、厚木。
バッドフェイス:その一連の流れを腕を組んだまま路地裏の壁にもたれかかって見ていたバッドフェイスでした。
GM:アンニュイだなあ。

ガイ:じゃあバッドフェイスに情報共有しましょうか。「バッドフェイス、どうやらマーゲイをクロウってやつが探していたらしい。俺はこいつを知っている。外見年齢が30代の男性だ。まあ、今や外見も自在に変えられるようになってしまったこの厚木という街では、男かどうかなんてのは些事に過ぎないがな」
GM:ですねえ、厚木だし。
バッドフェイス:「しかし、新型薬物かあ。また、ビズの匂いを感じるな」
ガイ:「ああ。薬物なんてやるもんじゃねえな」
GM:真面目!
ガイ:「俺は最早この体では薬物に酔うことすらできねえ」
GM:ですね。幸か不幸か。皮肉にも彼は薬物の誘惑など受けないのだ。すごいなあ。
ガイ:「この鋼鉄の腎臓が全て分解しちまうからな」(※肝臓と言いたかった)
GM:腎臓。
ガイ:「俺はトリップすることなんてできないんだ。この冷酷な現実と向き合う。そのための体だ」
GM:そうですね。ガイの体はいつもこの現実と踊(ダンス)っちまうためにあるわけです。そんなこんなで二人で情報共有してますとね、あなた方に話しかける浮浪者がいますね。「お前たちさ、ヒヒヒヒヒ」って感じでふらふら寄ってきます。
ガイ:「何奴!」何奴は違うな。
GM:なんで急に武士になるんだよ。
ガイ:何奴って言っちゃうんだよ。
GM:何かと何奴っていうよね。こっちのセリフなんだよなあ。「さっき見てたよ、さっきの。2人で捜査してるのかい」
ガイ:「ああ」
浮浪者(GM):「おいら良い情報持ってるんだけどさあ。持ってるんだろ? 厚木ドル」
ガイ:「ということはお前は情報屋か」
浮浪者(GM):「まあその真似ごとみたいなもんだけど」
ガイ:「だがお前は信用がねえ。金を払うに値する情報を持ってるって保証はあるのか?」
浮浪者(GM):「うーん、それを決めるのはおめえじゃねえな」
ガイ:「ほう、言ってくれる」
バッドフェイス:「こんな奴と話しても無駄だ。さっさと行こう」
ガイ:「だな」
浮浪者(GM):「ああいいぜ、おれはもう行くから、じゃあなあ。ひっひっひっ」と笑いながら物陰へと消えていくことでしょう。
ガイ:なんだったんだ今の。
GM:ということで捜査フェイズに入っていこうと思います。
ガイ:今の下りって元のシナリオにあったやつ?
GM:あったよ。
ガイ:あったんか!
バッドフェイス:ベストエンディング逃したかな。
GM:もう厚木は壊れてしまったんだ。ベストなんてないんだ。
ガイ:「そう、ベストなんてない。俺たちはベターを探っていくしかないんだ」
GM:日々わずかなベターを積み重ねていくしかないんだ。なんだこれ。
一同:(笑)

バッドフェイス:あ、判定に成功したから探偵が感情を獲得できます。
ガイ:どうしようかな
バッドフェイス:余裕を1点回復。合計4にしときます。
ガイ:どんな感情を取ればいいんだ。判定は成功してたけど(バッドフェイスはロールプレイ上)聞き込みしてないからな。
GM:肩がつぶれたチンピラがいるくらいですね。
ガイ:なんの感情を持てばいいんだろう。
GM:バッドフェイスにとって噂話とは何なのか。そこには肩の潰れたチンピラがいるばかり。
ガイ:バッドフェイスは壁に寄りかかってただけでしょ。
GM:ちょっとアンニュイってただけです。
バッドフェイス:やれやれってしてた。
ガイ:「そうだ、それでいい。荒事は俺の仕事だ」っていう感情を持ちます。
GM:お前が荒事を起こしたんだろう。
ガイ:これはポジティブな方ですね。気に入ったところとして。

ガイ:これで捜査フェイズ入ると
GM:ええ、がんばれ。おう、がんばれよ。
バッドフェイス:GMどうした、元気ないぞ
GM:元気ですよ。異常なくらい元気ですよ。1時間しか経ってないのにふらふらですよ。まずシーンプレイヤーを決めましょうか。

>>Part 3

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