見出し画像

旅行日記day12前半 🇨🇿Praha

朝9時、地下鉄に乗って王宮に向かう。
結局ほぼ徒歩で移動できたので、72hチケット買う必要なかったな。

メトロの駅を降りて標識通りに進むと、王宮に続く坂道に辿り着く。少し長いけど、そこまできつくはない。

王宮エリアに入るためのセキュリティチェック。
エリアに入るの自体は無料。

セキュリティチェック後に展望台から見えた景色。街が近くに感じる〜!

奥に進んでいくと、カテドラルの主祭壇が見えてきた!立派〜〜〜!!!

典型的なゴシック様式のカテドラル。
ゴシック様式では、薄い壁を支えるため、外部に支えが作られた。

これは「フライングバットレス(飛び梁)」と呼ばれ、ゴシック聖堂の特徴である蜘蛛のような外観を作っている。

逆に言えば、この建築技法の考案は「壁を薄く」、「建物を高く」、「窓を広く」させ、中世キリスト教世界にステンドグラス文化が華開くきっかけを与えた。

モザイク画〜〜〜!
モザイク画とは、顔料やインキを使って絵を描くのではなく、細かくカラフルな鉱石を並べることでデザインを表現する芸術のこと。

おそらく御国が来るシーン

正面入り口。外から見てもわかるバラ窓の大きさ!

カテドラルの目の前にチケット売り場がある。
結局またコンプリートチケット買っちゃった。

チケット裏に示されているスポットの中で、自分のチケットの対応エリアのみを訪れることができる。

無くすと入れなくなっちゃうので、全部見終わるまで注意!(私はカテドラルの中で一度落として、優しいおばちゃんが拾ってくれた…)

正面〜!これが引きの限界。
両側に尖塔、正面ファサード、その上にバラ窓の携える、まさに典型的ゴシック様式。

ファサード〜〜〜♡
ただ、他の部分に比べてファサードのデザインがシンプルすぎる気がする。もしかしたら歴史の中で装飾が取り払われたのかもしれない。

内部!ここまでは無料で入れます!
さすが、窓が大きいだけあって、午前の日差しでも明るいねぇ〜

無料エリアからバラ窓も見れる!
バラ窓とは、通常ゴシック様式聖堂の正面入り口の上部にある円形窓のこと。

放射状にステンドグラスが施されていることがほとんどで、教会の顔!バラみたいに綺麗だからバラ窓!

有料ゾーンに入って、2枚目のステンドグラス。
アール・ヌーヴォーの巨匠、ミュシャが手がけたデザイン。みんな大好きミュシャ。

本当に窓が大きい!!

左側廊にある木の扉。
大きな木の扉…大好物です。

見て〜〜!この手の質感〜!
自分が木だったことを忘れてるよね。骨と皮だと思い込んでる。

進めど進めど、ステンドグラス。
この辺りはネオゴシック様式ではないかなぁ。
色彩がとっても豊か。繊細。

ステンドグラスを撮るために明るさを絞っているけど、聖堂内は陽の光だけですごく明るかった。窓ってすごい!

主祭壇裏の天井の天使たち。うーん、いい青!
顔に羽根が直接生えてるのは、階級のそこまで高くない天使だからです。

これほんと見事だった〜〜
上の方で、四隅から布を支えてあげてる天使たちは、さっきの子達より階級高いので体がある。

本当に飛んでるみたい!!
天使の無重力感を、身体の向きと身にまとう布の様子で巧みに表現してる。すきです!

ろうそく立てもかわいいのです…
この人以外にも、いろんな人がいた。

さて、お次はSt. George basilica へ。
入り口はバロック様式。

入ってびっくりして時が止まった。
これは!!!ロマネスク様式だ〜!入り口の様子からは、まさか予想できないよ!

ゴシック様式に比べて現存するものが少なく、しかもここまで典型的な様式の条件を備えているロマネスク様式は滅多に見ないので、大興奮。

ロマネスク様式の特徴である半円形アーチ。
ゴシック様式に多用される尖塔型アーチ(てっぺんが尖っているもの)と異なり、天井部の重量が横方向に広がってしまう。

それでも建物の安定性を確保するため、壁が分厚く、柱も太く造られている。
窓を作るともちろん建物の強度が下がるので、ロマネスク様式では写真奥のように小さく、控えめな窓が一般的。

主祭壇の写真。
左側がロマネスク様式(10世紀ごろ)。右側奥がゴシック様式(13世紀前半)。右側は初期には存在せず、後から増築されたもの。

比較するとアーチの形、窓の大きさ、壁の薄さがよくわかる!

天井・壁の彩色も素晴らしい!
昔はもっと鮮やかに色調だったんだろうなぁ

右の側廊奥のスペース。
ここにも天井部に絵が描かれてる。この部分は12世紀中頃。

この図めっちゃ有り難い〜〜!
どの部分が何世紀ごろに建てられたか一目でわかる!

ヨーロッパ美術史専攻だったので、教会に入ると自然とこの平面図が思い浮かびます。(笑)

メイン部分は10〜11世紀、その後増改築が繰り返されきたんだね。

石…
すきです。

先ほどの主祭壇を外部から見るとこんな感じ。

向かって左がゴシック様式の部分。フライングバットレスが下部に伸びてる。右のロマネスク部分は全体的に丸く、壁が厚いのがわかる。

修繕作業をする人たち。かっこいいな〜!!!
素晴らしい遺産がいつまでも後世に残っていきますように!

#中欧旅行 #中欧 #旅行 #チェコ #プラハ #海外旅行 #ひとり旅 #留学 #社会人留学


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?