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『結婚』とは対極にいた私が、『結婚式』に魅了された話①

 誰しも、初めから離婚を考えて結婚をするカップルはいないと思います。かく言う私も、「この人と生涯を共にする」と確信して結婚。のちにまさか離婚を経験するだなんて、つゆほどにも思っていませんでした。

 今でこそ職場に復帰し、さらには副業でWebライティングのお仕事をいただきながら生活を送っていますが、離婚した当時は無職。そのうえ、預け先のない1歳8ヶ月の息子を抱えていたため、途方に暮れていました。
 しばらくは実家に身を寄せ、両親におんぶに抱っこ状態。保育園は認可・無認可問わずどこも待機児童であふれ、すぐに職場復帰は難しい。息子の面倒を見ながら在宅でできる仕事はないのだろうか、と辿りついた先がWebライターでした。

 とはいえ、なんのスキルも専門知識もない私。「子どもを見ながら在宅でできる仕事ないかなぁ~」と、妊娠中から続けているツイッターアカウント(通称ママ垢)にて、半ばなげやりなツイートをした私の元に、同じくママ垢のフォロワーさんから「お仕事ありますよ!」とリプライをいただきました。
 渡りに船とはまさにこのこと。藁にも縋る思いで、そのフォロワーさんにコンタクトをとりました。
 ・ブライダル業界にお勤めであること
 ・結婚式レポートを執筆するライターを探していること
 などを丁寧に教えてくださいました。

 離婚をしたばかりの私のもとに舞い込んだ『結婚式レポートライティング』。幸せとは対極にいる今の私が、会ったこともない他人の結婚式に感情移入し、文章表現ができるのか。そういった不安がなかったと言えば嘘になりますが、それにも勝ったのが“好奇心”でした。

 ここまでが、『結婚』とは対極にいた私が、『結婚式』に魅了されるきっかけとなったお話。


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