サッカースクール。SchaffenFA
新年明けましておめでとうございます。
スペインから帰国して約一か月半が経ちました。
ありがたいことにお世話になっている方からサッカースクールを一緒にやろうとお誘い頂いたり、スペイン語を使いながらサッカーコーチさせて頂いたり、サッカークラブへの就活をしたりと帰国後も充実した日々を過ごしています。
今日はサッカースクールのお話をしようと思います。
僕が担当するのはU9~U12の四学年でトレセンに入っている子からサッカーを始めたばかりの子まで様々です。
彼らとの顔合わせは12月の頭。
その時は休憩があればボールを外に蹴りだしたりゴールポストを登ったりと好き勝手やっている状態でした。
スクールでの僕のテーマは自分自身で思考し相手の意見も受け入れることができ、決断できる力を養うことです。
なのでコーンドリブルやリフティングなど思考する必要のないトレーニングはしません。
彼らは僕たち大人から見れば、まだまだ子供ですが思考する能力は僕らが思っている以上にあります。
それは夏の一時帰国中にコーチをさせて頂いたクラブでの一幕です。試合前のミーティングも子供たちがメインで話し合い、ハーフタイムにも自分たちの何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのか全員で話し合い、それを改善する。コーチの出る幕は話しがまとまらなかった時のみ。
そのクラブの代表の方から、機会を与え続ければ子供たちは自然とできるようになるよと。
なにより彼らは全員楽しそうにサッカーをします。結果の良し悪しはありますが各々が考え、伝え、実行する。それが何よりも楽しく最も大切なことだと、ハッとさせられました。
少し話が脱線してしまいましたが、12月より彼らにアプローチし続け、一ヶ月が経ちます。
最近の彼らは見違えるくらい変わりました。
目に見える部分ではゴールポストに登る子はいなくなり、トレーニング中のポジティブな声掛けも増えました。
先日のゲームではサッカーを始めたての子が横パスを止められなくてアウトしてしまったシーンがありました。その時ドンマイ、次、次とみんなで声掛けをしていて素晴らしいなと。
同じくらいの年の時の僕はサッカーがうまい奴が正義だと思っていたので彼らのような声掛けはできなかったでしょう。
サッカー面では以前はドリブルして三人抜いて単騎でゴールというシーンも多々見受けられましたが、繋ぎつつスペースが空いたらドリブルと選択肢が増えグループで戦うことも増えました。
また、以前まで顔が上がらずボールを受けてもあたふたしてしまいギリギリのパスが多かった子が顔を上げて持ち運び、裏に抜け出した選手にスルーパスを送るなどよりサッカー的な素晴らしいプレーも見受けられました。
一番の驚きは12月は最前線で遊んでいてトレーニング中毎度トイレに行っていた子が、もう一本いける人~と聞くと僕に一番に駆け寄りはい、はいと手を挙げて近づいてきたことです。
お正月におじいちゃん、おばあちゃんにケツを叩かれたのか、僕のアドバイスや話が腑に落ちたのか真相は分かりませんがとても嬉しい出来事でした。
大きな変化を遂げたのは全員ではありませんが、全員少しずつ成長しています。
その一人一人の成長を目の前で見れるコーチや先生などの教育に携わる職業は素敵な仕事だなと日々実感しています。
教えるより教わることの方が多い気がしてますが、彼らの人間的な魅力を伸ばし、このスクールが彼らにとって心地よく楽しく学びのある場所になるようまだまだ半人前のコーチですが彼らと共に前に進んで行こうと思います。
総武線ラインの新小岩でやってます。
1月体験無料なので是非!!
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