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【「うみとさち」とは?Vol.2】「あたりまえ」の食卓を守るために

おめでたいことがあれば尾頭付きの魚で祝い、土用の丑の日には鰻を食べる。ランチや仕事帰りには寿司店や海鮮居酒屋に行き、普段の食卓にも刺身や魚料理が登場する――それは私たちにとって、ごく「あたりまえ」の食事風景です。しかし、おいしい魚をいつでも好きな時に食べられることは、本当にあたりまえなのでしょうか?

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日本は世界有数の水産国であり、食卓の豊かさは、恵まれた水産資源によってもたらされたもの。私たちは長らくその恩恵を享受してきましたが、現在その母体である海は魚の乱獲や環境汚染など多くの問題を抱えており、漁獲量は年々減り続けています。このままではやがて水産資源は枯渇し、100年後の私たちの食生活は驚くほど貧弱なものになってしまうかもしれません。私たちの「あたりまえ」は、決していつまでも確実なものではないのです。

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海と水産資源の未来を考え、この問題にさまざまな立場から真摯に取り組み人々がいます。水産養殖の生産者やシェフ、小売業など、関わり方や手段はそれぞれに違っても、海の未来に対する危機感と願いは同じ。「うみとさち」シーフードアクションは、そんな人々と協力して行っている活動です。

私たちが尊敬を込めて「海の匠」と呼ぶ生産者は、環境と安全に配慮したおいしい魚を育てるプロ。彼らは海の状態や天候から微妙な変化を読み取り、適切な餌を必要なタイミングで与えるなど、きめ細やかに手をかけて魚を育てています。経験と知識に加え、ウミトロンのテクノロジーをはじめとする新技術も柔軟に取り入れ、試行錯誤を重ねる姿はまるで研究者のよう。彼らのつくる安全でおいしい魚を「うみとさち」でお届けします。

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20年先、30年先にもおいしい魚が食べたい。いまと同じように豊かな食卓があたりまえであって欲しい。そう考える方たちには、ぜひ消費者としてこの活動に参加してもらいたいと思っています。おいしい魚を食べること、その魚がどんな場所でどのように育ち、どんな人たちの手を経て食卓に上ったのかに思いを馳せること。魚の背景、そこに関わるストーリーを知ることで、もしかしたら今後の選択と行動が変わるかもしれません。毎日の小さな選択の積み重ねが、世界をより良いものに変える一歩となることを願っています。

■クラウドファンディングプロジェクトサイト

■うみとさちウェブサイト



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