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【メラトニンの抗酸化作用】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、夜間の睡眠と熱中症の関係または脱水への注意点についてお伝えしました。今回は、睡眠において重要なホルモンであるメラトニンの抗酸化作用について考えていきます!

メラトニンはどこにある?

深く、質の高い睡眠に入るために重要なホルモンであるメラトニンですが、どこで産生されてその影響はどこにまで及ぶのか考えていきましょう!メラトニンは第3脳室の松果体よりセロトニンを原料に産生されます。日中はほとんど分泌されず、夜間に多く分泌されるホルモンです。そんなメラトニンは睡眠中枢に作用するだけでなく、血流にのって全身に送り出され、脳脊髄液や卵胞液、精液などの体液中にも存在しています。

つまりメラトニンの受容体は全身の様々な器官に存在しており、生体リズムを司るだけでなく、免疫機能や脂質・糖質代謝、骨代謝など多くの役割を持ち、老化や発癌への関わりも明らかとなっています。

メラトニンの抗酸化作用

そんなメラトニンは強い抗酸化作用を有していることがわかっています。「酸化」と聞くと老化することをイメージするかもしれませんが、過剰な酸化ストレスは細胞をDNAレベルから破壊し炎症を引き起こしてしまいます万病の元とも言える危険なものです。この酸化の原因は活性酸素によるものですが、活性酸素の発生は呼吸により酸素を取り込むことで絶えず発生してしまいます。呼吸以外でも、紫外線や化学物質、ストレス、喫煙、電磁波などによっても活性酸素は発生してしまいます。

古くなった細胞を更新するために必要な活性酸素ですが、処理しきれず過剰になってしまうと問題です。そんな活性酸素による酸化現象に対処するのが抗酸化作用です。抗酸化作用を有する酵素が体内で生成されていますが、ポリフェノールといった食物に含まれる栄養素にも抗酸化作用があります。しかし、体内で産生されるメラトニンのホルモンも強い抗酸化作用を有していることが明らかとなっています。

そのため、メラトニンの量を確保することは、睡眠においてだけでなく、老化予防・発癌予防・神経難病の予防においても重要です!次回、メラトニンの抗酸化作用と不妊についてお伝えしていきます!

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