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【睡眠中に起こる歯ぎしり】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、夜間低血糖についてお伝えしました!今回は、睡眠中の歯ぎしりについて考えていきます!

睡眠時ブラキシズム

前回のお伝えした夜間低血糖の影響として歯ぎしりが起こることをお話ししましたが、歯ぎしりはどんなときに起こるのでしょうか。歯ぎしりは専門用語でブラキシズムと表現され、様々なタイプがあります。歯科領域では4つのタイプに分類されています。

歯ぎしりの影響として、歯がすり減ったり欠けてしまったり、歯周病の悪化、知覚過敏、顎関節症や肩こりなどを引き起こしてしまう可能性があります。大人に関わらず、子どもに起こることも珍しくありません。

睡眠への影響

そんな歯ぎしりは、睡眠の質に影響するのか?研究の報告では、睡眠の質に影響すると報告するものもあれば影響はないと報告しているものあり、はっきりとはしていません。しかし、歯ぎしりを伴う睡眠はそうでない睡眠と明らかに異なることは明らかとなっています。6歳から15歳の子どもを対象にした研究では、27.3%の子どもに歯ぎしりを認めており、脳波を測定したところ、歯ぎしり有無によってδ波が有意に減少し、交感神経活動が増加したと報告されています。そして歯ぎしり生じるタイミングは、レム睡眠へと移行する直前の浅いノンレム睡眠であると報告されています。

δ波は深い睡眠の指標でもあり、深いノンレム睡眠において出現して副交感神経活動が優位になります。浅いノンレム睡眠ではδ波な消失し、呼吸数や心拍数が高くなっていきます。レム睡眠中は交感神経活動が優位となるため、歯ぎしりの起こっている睡眠では、副交感神経活動が低下して全体的な眠りが浅くなっていることになります。そのため眠りを深めるために交感神経活動を抑制し、副交感神経を高めることができるかが解決の糸口となりそうです。

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