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台湾の甘酒、雪花醸(甜酒醸)を台湾パイナップルと合わせたら味も心も穏やかになった

いただき物の台湾甘酒(発酵もち米)。もち米と米麹だけで造られていて、アルコールは5%。米粒は細かく、噛みごたえがあるけどちゃんと溶けて残らない。

蜜のように甘くて、酸味もしっかりしている。濃厚な味わいなのでアルコールはすぐには感じないけど、後口に苦味とともにふわっとアルコール感が上がってくる。そして、ほろ酔いになる。

この甘酒が個性的なのは、セメダインやマジックインキのような香りがあることだ。僕は好きだけど、麹の漬物に失敗したときの香りでもあるので、好みが分かれるかもしれない。この香り成分はパイナップルにも含まれているので、台湾甘酒にレモン汁などで酸味をさらに加えるとパイナップルの味ができるので、ぜひ試して欲しい。

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先週末に衝動買いした台湾パイナップル(屏東県産)に合わせてみた。パイナップルの味が引き締まって、甘酒のセメダイン臭が気にならなくなった。アルコールのせいで、ちょっとだけパイナップル・リキュールのようなニュアンスが出てきたのはよい発見だった。

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