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西伊豆の海へ①

3月24日~26日にかけて、有志のガイドトレーニングということで西伊豆へ。八戸~伊豆のさきっちょまで約1000キロ。前日に北三陸エリアでの用があったため、東北沿岸部を走りながら途中から東北道に乗り、運転時間は12時間ぐらいになったのだろうか。遠いとはわかっていたけれども、やっぱり遠い。一回途中でもう帰ろうと思ったりもしたが(笑)、「そんなことではいかん!」と自分を奮い立たせ24日、集合時間である12時に無事伊豆へ到着。まさか移動に丸一日取られることになろうとは、想像以上に時間がかかったというのが本音のところ。

今回のメンバーは、①恋愛のことを語らせたら止まらない、頼れる?男・神奈川・コアアウトフィッターズ武田さん、②上からよんでも下から読んでも「なかのかな」でおなじみ、マタギ&カヤックガイドの宮城・なかのカヤック中野さん、③静岡・アウトドアショップswenのアドベンチャーマン、私の心の師匠でもある平口さん、④現在は無所属、今回のメンバーの中で唯一頭の回転が早いであろう、その辺の葉っぱをほうれん草といい食べてしまうワイルドな女性インストラクターの笹島さん、⑤ウイスキーさえあれば世の中何とでもなると思っている、口癖がいいんじゃないですか?の私こと北三陸OUTDOORS大津の5名。

色とりどりなメンツ。多分、周りから見たら相当色濃いアンバランスな5人組だと思う。なんて凸凹な5人なんだ。果たして誰が意見を取りまとめるのか・・というか、意見はまとまるのか・・。ひとまず、カヤックを積んでる車は目立ちたくなくとも目立つので、本当にいい目印に。どんなに満車で複雑な駐車場でも、すぐにわかる。

そうして全員が無事伊豆へ集合し、まずは腹ごしらえ。平口さんの伊豆のお知り合いが挨拶に来てくれて、お食事処まで案内していただく。1日目・昼は伊豆でマーボーこと麻婆。看板の通り、チャレンジしたい人を応援するチャレンジショップ!一か月ごとにお店が変わるらしい。今月はマーボー、来月はさてさて。

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ここのマーボーがめちゃくちゃいい味が出ている。香辛料たっぷりの体によさそうな辛さ。皆は麻婆丼を頼んでいたが私は麻婆炒麺。う・・うまい。辛い!って言って食べるほどではないけれども、じわじわと汗が出てくる、身体が喜んでいるような辛味。これが後の2日間の行程にメリハリをつけてくれたのか、すこぶる調子がよかった。伊豆に来てマーボー?と思われるかもしれないが、また、伊豆に来たらマーボーを食べたい。私の中で、伊豆といえばマーボー、そんなイメージになった瞬間。現地についての一食目って大事だな、そうも思う。笑

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腹ごしらえを済ませ、車の回送と2日間のざっくりな行程を確認、海をスカウティングしながら宿へ。車で走っているだけでも海岸線の豊かさに納得。さすが、日本ジオパーク。

海に手を入れてみると、ぬるい。伊豆の海は水温17度前後だそう。三陸北部の海の水温よりも8~9度ほど高い。こんなにも違うものなのかと少し感激。東北の感覚でいると、水温だけ見るともう泳げる海だ。

今回お世話になった宿は「ペンションいずみ」さん。カヤッカーなら黙ってキャンプ場を使うべきなのだろうが、いろんな方のご厚意もあり、たどり着いた宿がここのペンション。ちなみに、ペンションっていうのは民宿の洋風バージョンなのだそう。

今回、宿で1泊しようと思ったのは、明日明後日のプランニングをじっくりすること、そして新年会もかねての情報交換会。宿では主におばちゃんが一人で切り盛りしているのだそうが、こんな豪勢なごはん一人で用意してくれるだなんて。地物を使った新鮮なお魚も、量も質もとても満足な夕食。ごちそうさまでした。

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時間の都合でプランニングと新年会の順番が逆になってしまったが、新年会後の酔っぱらった状態でプランニング。果たしてまともな計画が練れるのか・・・、そしてまともな角度が割り出せるのか・・・。明日、間違ってオーストラリアとかに向かっていったらどうしよう。でも、コースタルツーリングだから、大丈夫だろう。たぶん。

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やればやるほど迷宮にはまっていくコンパスワーク。酔っ払いではあるが、やっぱり自分らで考えて学ぼうとする時間は非常に頭に残る。人に教えられるのももちろん大事なことだけれども、教えられてばかりだと考えることも少なくなるし、そのバランスは見極めていきたいところ。

明日の計画も決まり、就寝。いよいよ二日目からはカヤッキング&ナビゲーションについてのトレーニングが始まる。天気図もぽっかりと高気圧が本州に乗り、風は終日南西2m、波高も0.2mと見たこともないような数字に。どんなカヤッキングになるのだろうか。

そうして、武田さんの恋愛相談室にうんうんと頷きつつ、1日目の夜は更けていく・・

明日の天気に期待をし、いざ翌日へ。つづく

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