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離婚まで20日 〜脳の問題〜

親戚の叔父が亡くなった。

隣の県なので、私だけ弔問に駆けつけた。


叔父は、アルツハイマーだった。

私は叔母から、その症状とケアについてよく聞かされていた。


「ケアマネージャーさんから、決して怒らないでください、と言われてるのよ。

 なぜなら、自分が悪いことしても、なぜ怒られたのか、理解できないんですって」


「普通なら、原因があって結果があるでしょ?

 でも、原因の方は忘れてしまって、怒られたという結果、傷つけられたことだけが心に残る。

 だから、怒った人を自分の敵だと思って、恨むようになるんですって」


この話を聞いた時、自分の夫を思い出した。


例えば私が浮気について、彼に怒ったとしても、彼の中では浮気という原因はどうでもよくて、自分が怒られた事実だけを覚えている。


その昔「オマエは俺を、いじめるようなことばかり言う」と言われたことがあった。


どうしていつも原因と向き合わないのかと不思議に思ってたけど、彼の脳もそうだったのかもしれない。



ー今日の教訓ー

傷つけられた感情は、必要以上に強く残る。

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