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娘とプールと僕の日焼け。

激しく日が差す灼熱のプールサイドへ。
そしてとってもとっても気持ちの良い水の中。浮き輪ではしゃぐお父と娘。
40分おきくらいに笛が鳴り休憩。
お父さん手作りの娘大好きツナと卵のサンドイッチを差し出す。
ぱくぱくぱく。嬉

作った料理を子供が食べてくれるって、これどんな至福よ〜。って毎回思う。
がしかし、極度の偏食娘。
一生懸命作っても「いらない」なんていつものこと。
しかし僕は今は娘の偏食に一切文句も言わずに自由にさせている。
食べたいものだけを食べたいだけ食べさせたい。
食べたくないものを「いらない」と言うことはとても大事だと思う。
自分の意思を言える娘を素晴らしいって思う。
本気でね。
もう少し娘が小さい頃は色んなものを作って食べさせたくてとても頑張っていた。だから小言も出ていたと思う。
けれど、食べたくないものを食べなくちゃいけないなんて、そんな嫌なことないよね。

それに子供って甘いものもジャンクなものも大好きだけれど、食べたいだけ食べさせると結局それほど量なんて食べないって知った。
甘いものをあげたら際限なく食べてしまうって思い込み、それ親の一方的な決め付けなのだと思う。
心配って表の意識ではもちろん愛情なのだけど、無意識の奥ではそれは「疑」なのですよね。
この子はどうせ失敗してしまうから、手を出して助けてあげないと。という実は失敗が前提の思いなのです。心配って。
本当に相手を信じるって心配しないことであって、それには勇気が必要。
相手が失敗しても、成功してもどちらでもあなたの価値には関係ない。という意思表示だと思うから。

そうやって子供に好きなだけ食べさせよう。ってこっちが勇気を持って覚悟を決めちゃうと、案外子供って自ら自分を管理しようとし始める。
逆に娘から、「アイス2本も食べたら虫歯になるから要らない」なんて言われて、ほほ〜頼もしい!なんて実感する。
素晴らしいね。

話を戻そう。
そして休憩が終わるとまた水の中へ。
結局休憩とインを最終閉館の夕方5時まで永遠と繰り返した。
あれほど気持ちの良かったプール遊びも夕方まで繰り返すとひ弱な大人のわたくしの背中はバリバリに焼かれ、かといってプールに入れば芯から冷えた体は水に凍え、だからと言って外に出れば日差しに熱射され…。
例えるなら、こむら返りのように脛をつり、伸ばせばふくらはぎがつる。そんな温冷無間地獄へ。

そんなフィジカルの弱さを露呈するお父さんをよそに、この冬で5歳になる娘はずっとマイペースで水の中へ。
「早く行こうよ〜」
「お、おう!ガタガタ」
娘が行くって言うんだから、お父さんが行かないなんてありえないね。

娘も真っ黒に日に焼けたけれど、全く痛くもかゆくもないんだって。その細胞分裂おれにもくれ!
とは言うものの、さすがに帰りの車までの行きすがらは寝落ち寸前のこの表情。乗った瞬間眠りに落ちる。

とっても良い1日でした。

イラストレーターと塗装店勤務と二足のわらじ+気ままな執筆をしております。サポート頂けたものは全て大事に制作へと注ぎます!