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投資#240 バイリンガルを目指そう!

書籍の情報


タイトル:子どもの頭がグンと良くなる!国語の力 Kindle版
著者:出口 汪
発行日:2017年8月21日

書籍の抜粋


大学受験では、文系も理系も英語が重視されています。
日本ほど英語に時間をかけている国はそれほどないのに、私たちは英語をしゃべることができません。それはいったいなぜでしょうか?
実はこれには歴史的な背景があります。
日本が鎖国をしていた時代、唯一交流があった西洋の国がオランダでした。ですから、西洋の学問はすべてオランダ語の書物として入ってきたのです。
そのため、当時の西洋の学問とは、オランダ語の書物を翻訳することだったのです。
当時大学に行くのは一部のエリートに限られていたので、彼らが日本にとって必要な書物を翻訳し、すべての日本人がそれを日本語で模倣するというのが学問のあり方でした。つまり、大学とは外国語翻訳学校であり、翻訳すべき対象が文学や法律、経済や医学に分かれていたにすぎません。
ですから、文系・理系を問わず大学入試では、英文解釈と文法が重視され、翻訳能力が問われたのです。一方、英会話と英作文はほとんど試験に出題されることがありませんでした。
このような英語教育が、ずっと続いていたのです。
しかし、時代は変わりました。
今の大学生には、グローバル社会の中で生きるために、英会話力が必要となってきたのです。
そこで、文部科学省は「話す」「聞く」「読む」「書く」の四つの力を新しく打ち出しました。それは、今まで「読む」に重点を置きすぎていた日本の英語教育では、この四つの力をバランスよく伸ばすことができなかったという反省から来るものでした。
そして、今や小学校でも英語が導入され始めています。
マンガに登場するお母さんも「英語が話せなければ、おハナシにならないわね」といっています。
しかし、それは本当でしょうか?
マンガの女の子は、英語はペラペラですが、自分の意見はあまり持っていないようでした。それは、まだ日本語で考える力を養成しないうちに、英語を学んでしまったため、ものごとを深く考えることができていないからです。
英語は学問ではありません。コミュニケーションの手段です。
アメリカでは、幼い子供でも英語を喋ります。だからといって、決して尊敬されるわけではありません。たとえ英語が喋れなくても、ものごとを論理的に考えることができる人間の方が尊敬されるのです。
もし、英語を喋りたいなら、その前に国語力を身につける必要があります。
私たちは日本人として生まれた以上、生涯日本語を使い、日本語で考えます。
ですから、まず誰にでも必要で、最も大切なのは国語力です。
正しい方法で国語を学習することにより、グローバル社会でも必要不可欠な論理力を身につけることができるのです。
そして、その論理力は、将来の英語の学習に生かすことができます。
私たちが英語をしゃべれないのは、ただ英語に習熟する環境が日本にないというだけです。ですから、本当に英語が必要になったら、海外に一、二年でも留学して、英語だけで生活してみればいいのです。
英語は何も小学校の頃から本格的に学習しなくても、必要になったときで十分間に合います。

英語を学ぶよりも大事なことは?

感想

抜粋した理由

英語学習に関する記載があると、
ちょいちょいと手を止めて
読んでしまいます。

自分の英語力に対する反省や
未練からきているのかどうかは
定かではありません。

ただ、手を止めて、読んでしまうのは、
何か注目している証拠ですね。

本文

―――1―――

大学の専攻は、
原語(国語、外国語)、算数、理科、社会
のMECE(もれなくダブりなく)的な
分類を細分化したら、

文学や法律、経済や医学に分かれたと
思っていましたが・・・。

英語は、今の時代、必要でしょう
ってことで全学部、全専攻で試験される
のかと思っていました。

大学とは外国語翻訳学校と捉えると、
翻訳すべき対象を分類していたと
なるのですね。

翻訳すべき対象で分類した場合も、
MECEになるのですね。

おもしろい!

―――2―――

英語は学問ではありません。コミュニケーションの手段です。

とありますが、
コミュニケーションの手段では
あるのは正解でしょう。

英語も、どういう文構造になっている
とか、研究されていると思うのですが、
これは学問にはならないのでしょうか?

なんでも構造化、
体系化したら学問になれる
気がするのですが、

こんなことを言ったら、
大学の先生にとやかく
言われてしまいますかね?

―――3―――

私たちは日本人として生まれた以上、生涯日本語を使い、日本語で考えます。
ですから、まず誰にでも必要で、最も大切なのは国語力です。

もしかすると英語圏に
生まれたかった人も
多いのではないかと
思います。

でも、日本に生まれてしまった。

この事実は動かせません。

どうにも変えられない事実を
どうあがいても時間の無駄です。

日本人なのですから、
日本語で考えることに
腹をくくりましょう。

子どもにもそう言い聞かせる
つもりです。

その上で、先に考える力を
身につけさせたいと思います。

それから英語かなと思います。

もちろん英語で考えるメリットも
あると思っています。

日本語と比較して、英語で考えると、
論理飛躍が無くなりやすい(笑)

日本語だと、前後の文章から
推測できると、主語を省略したり、
目的語をあやふやにしたり、
日本語としては意味の伝わる文章に
なります。

でも、英語に書き直していると、
やれ、あの品詞が抜けているとか、
前の一文と、今の一文とつながりが
明確でないなど、
色々気付きます。

そうして、気づきを足していくと、
日本語とは比べ物にならないぐらい
文が長くなります(苦笑)

だいぶ話が逸れました。

日本語、英語それぞれいいとこ
あるので、子どもには、まず、
バイリンガルを目指してもらいたい
と思います。

まとめ

バイリンガルを目指そう!

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