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ベンチャー創業期から東証一部上場までを経験した僕がコーチを目指したワケ

はじめに - ジェットコースターのようなベンチャー人生

はじめましての方もそうでない方もこんにちは。

CarpeDiemの海野と申します。

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2007年に創業期の株式会社じげんに新卒でジョインさせて頂き、そこで12年間、事業管掌役員やM&Aを含めた国内外の子会社代表など様々な経営経験を積ませて頂くことが出来ました。

人数にして10名弱から連結で約600名、売上にして数百万から130億(営利40億)のプロセスを駆け抜けました。

退職から1年ほど経過し、この間コーチングをひたすらに学び、ようやくオープンにお披露目出来るかな、という想いもあって法人を登記し、この機会を作らせて頂きました。

今までのキャリアで感じた自分の想いや願いからコーチを目指すことになった背景を少しばかりシェアさせて頂ければと思います。

苦悩 - 上場後に感じた責任と自身のパフォーマンス低下の葛藤

いきなり激しいタイトルにしてしまいましたが、ものすごく圧縮するとこれが大きなキッカケの一つになっています。

上場までを振り返ってみれば、創業期になかなか主事業が定まらなかったり、リーマンショック含めて様々な外部環境の変化はあったものの、比較的順調に推移していくことが出来ました。
(ちなみにサラッと書いてはいますがめちゃくちゃ大変でした笑。その話はまた追々、、、)

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所謂ベンチャー企業が通るような成長痛は、不器用ながらも事業と組織ともに向き合い続けてどうにか乗り越えてきました。

そして東証マザーズに上場した際、電光掲示板に流れる自社の社名を見た時の感覚は、喜びでも安堵でもなく「益々頑張らなくては」という身が引き締まる想いでした。

上場企業として、公器として、益々結果を出さなくてはならない。

そんな決意を一層新たにしたことを覚えており、自身のやりたいことを封印し、ただひたすらにその責任に応えることを無意識に決断した瞬間でした。

お陰様で上場後も堅調な業績推移を果たしており、市場からも一定評価頂けていたのではないかと思います。

一方、上場してからは、デットでの資金調達、大型のM&Aを続けて行い、複数のPMIを走らせる、それまでとは異なる戦い方をしていくシーンも一層増えました。

そんな状況も2年程経過した頃、それまでとは全く違う困難にぶち当たり、パフォーマンスが上がらず、苦悩する日々が1年ほど続きました。


今振り返れば反省しかないのですが、当時は

「成長させなければならない」

「マーケットの期待に応えなければならない」

そんな想いで頭がいっぱいになってしまっておりました。

このマインド自体は経営者として当然だと思っておりますが、それ以上に

「経営者としてどう在りたいのか」

「会社を、事業をどうしていきたいのか」

「そもそも1人の人間としてどう在りたいのか」

そんなピュアな想いを徐々に見失いながら、ただただ結果を出すために様々な仕事を何重にも走らせて動く機械の様になってしまっていた部分があったと振り返っております。

当然ですが当時のベストを最大限尽くしたことは間違いないです。

Want toを殺し、Have toで考え、実践し、うまくいかずに苦悩する。

間違った「責任感」を纏ってしまったというのが大いなる率直な反省です。

そんな中、新卒入社したドリコム社(じげんは当時ドリコムの子会社でしたが後にMBOしています)の創業役員でもあり、先輩経営者である現リクシィ代表の安藤さんには度々相談に乗って頂き、色々とお話をさせて頂きました。
当時何を着飾ることもなく、自身を曝け出せることが出来た相手が偶然にも存在してくれたことが、後々伴走者という存在の重要性を認識するための大きな契機となりました。

気付き - 取締役の退任とベトナムへの赴任

業績とは裏腹に自身のパフォーマンスが低迷した2016年に取締役を退任し、ベトナムにある子会社の立て直しをミッションとして出向しました。

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創業期から脇目も振らずに走ってきたキャリアの中で、大概のことは腕力でどうにかしてこれましたが、初めて「何をしても悪あがけなかった」挫折だったかもしれません。

何をどうすればうまくいったのか、毎日の様に振り返る日々でした。
でも明確な答えは出ません。

ただベトナムの地で少しだけそのヒントを見つけました。
海外、特に東南アジアで生活してことがある方々はイメージが湧きやすいかと思いますが、なんとも彼らは自由に生きています。

日常生活でも日本の常識は世界の非常識だと感じる事態を目の当たりにすることが多々あります。
初めての現地スタッフの面接の機会にて、

「弊社のどんなところに興味を持ってくれたのですか?」

と質問した時の回答に、

「家から近いんです」

と答えられた時には若干面食らってしまいました(笑)

日本でそんな志望動機聞きませんよね?
でも彼は今の往復3時間の通勤時間を出来るだけなくして家族との時間を大切にしたいという想いがあってそう答えてくれました。
ちなみにベトナムでは当たり前な考え方の一つなのです。

もちろんそれ以外にも志望動機はありましたが、
(その彼は残念ながらご縁はありませんでした笑)
面接を終えてふと冷静に考えてみると、日本でだって無理に遠いところに好んで出社する人はいません。

求人業界でお仕事させて頂いて長いですが、立地と採用の相関性は明確に日本でもあります。
日本人も皆、本音では家からの距離、その場所がカッコイイ街、好きな街にあるか、などの要素を無意識に考えますが、志望動機の一つにそれを語る人は皆無です。

日本では当たり前の様にこの本音を言うのは微妙だな、と誰しもが感覚的に察知してしまう。
一方でベトナムではそれが一つの要素として当然の様に語られる。

どこかで「こんなことは言ってはならないし、考えてはならない」と思い込み、「本音」を隠してきてしまったのではないか?

そんな想いを巡らせると共に、

日本で自分が持っていた「観念(Have to)」は「本音(Want to)」ではなかったと気付くキッカケの一つとなりました。

内省 - 日本への帰国と在り方(being)の追求

現地法人の立て直しを1年で済ませ、日本に帰国し、以前と同じ様に事業にコミットをする日々が続きました。

どうしても日本にいた当時のクセが抜けず、ついHave to的な仕事のスタンスが多くなってしまう。

今一度本当に自分が生きたい在り方(being)は何なのか?

何のために生まれて、何を成していきたいのか。

様々な出逢いと友に支えられ、ひたすらにその意味を問う日々が続きました。

特に「人生の目的の見つけ方」の著者であり、アカツキ社やマクアケ社などの社外役員を務める勝屋さんとの出逢いはその中でもインパクトが大きく、彼の私塾にて仲間と共に生きる意味を今一度突き詰める機会を頂きました。

衝撃 - 友人の病

そんな最中、とある友人経営者が鬱病で退任をしたという話を聞きました。

これが自分の想像を超えてショックでした。

すごく人が良くて、優秀で、まさにベンチャーの世界で理想的なタイプの挑戦者の夢が、そんな理由で消えていくことに初めて強烈な違和感を覚えた瞬間でした。

今まではそういった話を聞いても、心のどこかで

「まぁ厳しい世界だしそういうこともあるよね、、、残念だ、、、」

みたいに受け流していたかもしれませんが、なぜかその時は全く受け流せませんでした。

私自身もHave toで経営をしてしまい、低迷してしまった経験も相まって、

なぜ挑戦している経営者がそのような憂き目に合うのか?
なぜ経営者のための伴走者はいないのか?

という考えが頭を駆け巡りました。

もちろん個人単位では、エンジェル投資家など含めてそういった方々もいらっしゃるとは思いますが、経営者の本来のパフォーマンスを最大化する、伴走者であることを生業にするプロフェッショナルが存在しないのは何故なのか。

何故自分がそこに対して無力なのか。

そんな感情に襲われて、それなら自分自身がそういう存在になろうと決意をした瞬間でもありました。

非常に有難いことに、同時にその想いに共感し、応援してくれる友人たちがいたこともその後押しとなりました。

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門出 - 退職とコーチングとの出会い

上記の未来へのコミットメントと相まって、自分自身がWant toで生きることを決意した後は、仕事のパフォーマンスも分かりやすく上がりました。

労働時間をただただ延ばすなどではなく、自身のWant toに徹することで事業の成長も大きくレバレッジを掛けることが出来ました。

この経験を通して益々自身のWant toに生きることがその人の潜在的可能性を引き出し、その力を最大化する鍵になると確信を持ちました。

誤解を恐れずに言うと、

誤った「責任感」を纏うのではなく、責任を持つからこそ「無責任」にWant toに生きることこそがパフォーマンスを最大化する

と確信を持ちました。

また、私自身、人のポテンシャルを引き出すということが本当に好きで、前職の12年間の中でも数多くのメンバーと対峙させて頂く中で、

そのポテンシャルを引き出すためのお膳立てを出来る限りすることに心血を注いでおり、一定の自信もありました。

そこで、前職を退職してから様々な友人のツテを頼りながら、徐々にコーチングの世界に触れていくことになったのです。

挑戦 - コーチングを通して挑戦する「社会家」の背中を押したい

Mindset代表の李さんという組織開発とエグゼクティブコーチのプロでもある素晴らしい師匠にも恵まれ、コーチングの世界をこの1年間色々と体験してあらためて感じたのは、人が持つ本来の可能性です。

一言でコーチングと言っても非常に抽象度の高い言葉ということもあり、人によって「コーチング」の定義が変わってしまうため、ここでは簡易ではあるものの認知科学をバックボーンにしたコーチングとして下記の様に定義致します。

-本人のWant toから生まれる、まだ想像すら出来ていない圧倒的な現状の外のゴール設定を行う支援をすること

-その挑戦の背中を押し、共に達成を信じる第一人者になること

-仕事に限らないAll Lifeでのゴール設定を行うこと

周りから見ると一見普通じゃない様な挑戦を、さも当たり前の様に、世のため人のために推し進めるための支援を行う。

本来人は自分の生きている現状(コンフォートゾーン)に留まりがちになってしまう。
その現状を突破して自分の限界なき挑戦を続けていく。

自分のゴールをどこまで引き上げられるか?

どこまでそのゴールの世界に対して臨場感を持てるか?

それによりパフォーマンスが大きく変わるということは前職の経験で裏付けされております。

インターネット業界のビジネスモデルはいくらでも真似される中で競合優位性を築くことは他産業に比べても難しい。
そんな中でもなぜ前職これだけ成長が出来たのかは、あらためて認知科学/コーチングを学ぶことでその強さの源泉の理解が深まり、解像度も一段と高まりました。

タイトルに記載した「社会家」というキーワードは、日本、世界のより良い未来を創っていくために、志を持って社会で挑戦する人々、という意味合いを持って記載しました。

国内外問わず、起業家や経営者、経営幹部はもちろん、NPOやNGOの方々や、役職などに関わらず社会を変革する志を持った方々全てを対象に提供していきたいと考えております。

私1人では難しくとも、総力戦で今の社会をより良き場にしていきたい。

自分の新たな学びと過去の経験をフルに活かして社会を前に進めたい。

そんな想いではじめていきます。

https://www.facebook.com/satoshi.umino

関心を持たれた方は是非メッセンジャーかTwitterなどからご一報を頂ければと思います!(これを機に眠らせていたTwitterアカウントを掘り起こしますw)

<個人向けプラン>
-1セッション(1時間):2.5万円
-全6回(頻度は月1-2回、期間は3-6ヶ月)

※NPOの方などは別途特別プランをご用意するのでお気軽にお問い合わせください!
※主にスタートアップの事業開発や組織開発のアドバイザリーも行えますのでその点もお気軽にお問い合わせください!
※法人向けプランは別途お問い合わせください!

追伸 - 社会課題を事業で解決していきたい

私個人としてはコーチング以外にも植物肉などの事業にもチャレンジしていきたいと思っているのでそこはまたシェアさせてください!!

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東京で生まれ幼少をアメリカで過ごし中高は東京で大学は京都立命卒。2007年に株式会社じげんにて創業から携わり12年勤めて2019年退社。 経営者や経営チームを中心に、コーチングや事業組織開発支援などを行うCarpeDiemを創業!並行して植物肉の事業などもやります!
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