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【中医学】ピルの副作用を疑ってください コレステロール、頻尿、鼻水、顔の火照り

最近、多いピルの副作用相談についてお話します。

始まりは、生理痛、痛み止めを飲んでも効かない状態。

ネットを検索するとオンライン診療でピルや低用量ピルが処方され、自宅に薬が郵送される。

「肌がキレイになる」や「妊娠を希望したときのために卵子をキープできる」など、体験者ブログなどに書かれている。

実際、ピルを服用すると今まで、不快だった生理痛が軽減され、快適な日常生活がおくれる。

なんと素晴らしい、魔法のような薬。

ヨガの講師や産婦人科医師から、勧められて飲むきっかけになった人は多いのではないだろうか。

ちょっと待って。

いつも話しているように、魔法の薬はありません。
ピルにもデメリット、多くの副作用があります。

【薬を飲むときは】
・目的
・いつまで服用するのか
・どのような副作用があるのか
・副作用が出た時の対処法
を知っておきましょう。

【ブログ読者さんの心の声を代弁】
「いやいや、副作用なんかわからんし、病院や薬局で一言も副作用の話なんか聞いてないし」

ですよね。
ピルの相談者さんからも言われました。

なので、こんな症状が出たら、ピルの副作用を疑ってください。


1)コレステロール上昇

相談者さんは
・運動を定期的にしている
・野菜多めの食事を心がけている
なのに、コレステロールが高いと病院で言われた。

【問題】
なぜピルを服用するとコレステロール上昇するのでしょうか?

【答え】
女性ホルモンの原料であるコレステロールが余るから。
ピルによって、女性ホルモンの生産量が減ると原料であるコレステロールが余ります。
そのため、血液の中に余ったコレステロールが消費されずに、ウロウロするからです。

コレステロール(原料)→女性ホルモン(生産)

【注意】
①ピルを数回飲んだだけでは、副作用は出ない
②何年も長期間飲み続けると副作用が出る
③人によって出る副作用が違う

【ピルのメリット】
女性ホルモンの生産量を減らすことによって、生理痛を軽減させてくれる

【ピルのデメリット】
女性ホルモンの生産量が減るために、原料であるコレステロールが増える

2)夜中に目が覚める頻尿

【副作用】
夜中のトイレに2〜3回目が覚める

【理由】
ピルが、子宮周辺にゼリー状のむくみを作るため、子宮の横にある膀胱が圧迫され、おしっこをたくさん溜められず、頻尿になる。

子宮周辺のむくみによって膀胱が圧迫され頻尿になる

【例えば】
牛乳(タンパク質)にレモン(酸性)を入れると牛乳のタンパク質がトロッと固まります。

これと同じようなことが体の中で起こります。
ピルは酸性の薬です。
子宮周辺のタンパク質をトロッと固めてゼリー状のむくみを作ることによって、過剰な血液が子宮に集まらないようにします。

ゼリー状のむくみは、横にある膀胱を圧迫するために、膀胱におしっこを溜められず、夜中にトイレに行きたくて目が覚めます。

3)鼻水や顔の火照り

【副作用】
ピルによって、子宮周辺にゼリー状のむくみができます。
ゼリー状のむくみは、下腹部を持続的に冷やします。

すると、下半身が冷え、上半身に熱がこもります。
上半身の熱により、鼻水がダラダラ出ます。


【例えば】
体が冷えた冬の寒い日に、ラーメンを食べると鼻水がダラダラ出るのと同じ状態。

【人が病気になるのは】
体の中で
・上半身に熱、下半身に冷え
・内側に熱、外側に冷え
というように、熱と冷えが分離したとき。

健康な人は、熱と冷えがマーブル状になっています。

他にも、ピルによって上半身に熱がこもると
・汗が止まらない
・顔が火照る
などの症状が出ます。










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