【中医学】1ヶ月続く生理 間違えた漢方薬
【相談】
52歳、1ヶ月生理が続きます。
毎年夏になると起こります。
胸の張りもあり、だるい、しんどいが続きます。
病院で、婦人科系の漢方薬を処方してもらい飲んでいます。
【結論】
舌診断、脈診断などをした結果。
・水分取りすぎ、食べ過ぎによる症状
・間違えた漢方薬による副作用でさらに悪化
・下半身のむくみ
夏に多い脱水予防のために、水分を摂りすぎて起こる体調不良。
出てくる症状は、人によって違います。
・1ヶ月生理が止まらない
・腰が重い、だるい
・眠れない
など
1)どうして人によって症状が変わるのか?
・デスクワークの人or看護師のように歩き回る仕事の人
・飲食店の熱い厨房で作業する人orスーパーで作業する人
のように、働く環境が違うと、むくみやすさやエネルギーの消費量が違います。
すると、デスクワークの人は、足がむくみやすく、血液が上半身をグルグル巡り、顔がほてったり、血圧が上がりやすくなります。
2)間違えた漢方薬は危険
日本の病院では、患者さんの症状だけを聞いて漢方薬を処方します。
彼女の体の中は、気血が多く、下半身のむくみが多いために、生理が1ヶ月続いています。
その体に、気血を作る材料の漢方薬を入れると、さらに生理が続きます。
正解は、水分を捨てる漢方薬が必要でした。
このように、日本では舌診断や脈診断ができる漢方医がほとんどいません。
しかも、習いたくても教えてくれる学校がほとんどありません。
舌診断、脈診断をして彼女の体の中で何が起きているのか。
患者さんに説明し、「良いと思っているけれど間違えた生活習慣」を見直してもらう必要があります。
3)自分の病気は自分で治せる
tiktokライブでいつも話していることですが、自分の病気は自分で治せます。
っていうか
自分の病気は、自分にしか治せません。
人が病気になるのは、
「良いと思っているけれど、間違えている生活習慣の積み重ね」
昔は、家でおばあちゃんが教えてくれたことです。
「夏に冷たいもの飲んだらあかんよ」
「お腹を冷やしたらあかんよ」
子供の時は、
「うるさいな」
くらいにしか思いませんでしたが、今考えてみると大事なこと言うてたんだな。
人は、知らず知らずに病気になります。
人生100年時代といわれますが、健康で100歳を迎えているのは、子供の時に食糧難の時代を生きてきた人たち。
私は、生まれた時から、コンビニがあり、ファーストフードがあり、どこへ行くにも車がありました。
体は、取り替えができない乗り物です。
メンテナンスをして、大切に使えば、壊れることなく、(病気をすることなく)長く乗れます。