見出し画像

【中医学】美味しいと感じるのは体に必要だから

「薬膳の講師やらない?」と今中先生から声をかけられたのは、半年前。

『薬膳ってどこで買えるのかわからん材料使ったり、煮込みに時間かけたり、子供が食べないような仕上がりになったりするのかな?

子供たちのアトピー治療のために、今まで散々料理には手間暇かけてきたし、いまさら時間のかかる料理とか嫌なんだけど…』

と心の中で思っていたけど、今中先生からお声がかかったなら、返事はイエスしかないのが、今中チルドレン。

今中先生の薬膳は、超簡単。
さすが、フリスクを常備食にしているだけある。
「病気になってから、治したらいいやん」がイマナカ流。


1)意念とは

おばあちゃんの作ったご飯がなぜか美味しく感じるのは、なぜだろう。

スーパーに売っている普通のふりかけで握った普通のおにぎり。
醤油と味醂で焼いた普通の卵焼き。

なぜか、美味しくてついつい食べてしまう。

コンビニに売っているこだわりの〇〇のお米、こだわりの〇〇の塩を使ったおにぎりとは全然違う。

なぜだろう?

おばあちゃんは、遊びに来る私たちのことを考えるとワクワクして朝4時から目が覚めて、おにぎりと卵焼きを作ってくれる。
私たちが喜ぶ姿を想像しながら、料理をしてくれる。

「美味しく食べてもらいたい」という気持ちがこもっている。

だから、おばあちゃんのご飯は美味しいのだろう。

中医学では、これを意念が入るという。
作り手の気持ち、意識が入り込む。
「念」は、いつも心に思うものという意味。

送り手と受け取り手がお互いに信頼している関係に成り立つのが意念。

2)美味しいと感じるごはんが薬膳


結論からいうと、薬膳とは、食べる人が美味しいと感じるように作ること。

その人の体にいま必要なパズルのピース、それを感じ取り、体に必要なパズルのピースを作り、食べさせることが薬膳なのです。


人は、自分に必要なパズルのピースを食べると美味しいと感じます。

例えば
ハイキングで、汗をかいてすごく疲れている時
炭酸レモンのジュースがとても美味しく感じます。


これは、体の中が柑橘系の酸味と気を流す炭酸を必要としているから。
人は、体に必要なものを食べたいと感じるようにプログラムされています。

缶ジュースに意念は入っていませんが、体の欠けたピースを補うことができます。

中医薬膳学は、いつものスーパーで、いつもの食材を使い、いつもの調味料で作れます。

変えるのは、火加減と水加減だけ。

お母さんは、家族のために、直感で「家族の体に必要なもの」を感じ取り、直感で火加減と水加減を調節して、家族の体に必要なものを作る。

結果、家族は、美味しいと感じる。

中医薬膳学とは、特別な料理ではなく、自分や家族の体に必要なものを理論的に知り、ルールに従って作る。

今まで、直感で作っていた料理を理解しながら、作れるようになります。

3)体に必要なものを美味しいと感じる

人の体は、季節の変わり目や突然のストレスで、一時的にバランスを崩します。

一時的にバランスを崩したものは、自然にバランスを取り戻します。
いつの間にか治っている状態です。


しかし、長期間にわたり会社でストレスを感じると、バランスを戻すにも時間がかかります。

体のバランスを長期間、崩した場合は、食べることだけでなく、睡眠や運動などが必要です。

しかし、現代は情報が多すぎて、今の自分に本当に必要なものかわからない。

【相談者さん】
添加物や加工食品は、美味しく感じるけど、体が本当に必要としている食べ物なのか、ただ脳を誤魔化しているのかわかりません。

【相談者さん】
旬の野菜や魚を食べようとしても、スーパーに1年中同じ食材が並ぶので、旬の野菜や魚がわかりません。

中医薬膳学が他の薬膳と違うところは、自分の体の中の状態を自分で診断できる方法を教えます。

そして、いつもの食材といつもの調味料で、自分や家族に必要な食べ物の作り方を教えます。

✅元気の気が足りなくて、だるい、しんどい、喋りたくない、疲れている人には、元気を気をチャージする料理。

✅元気の気が停滞していて、いろいろな不安が浮かんでくる、落ち着かない、焦り、眠れない人には、元気の気を流す料理。


中医学は、奥深い医学です。
私たちの先祖が代々、親から子へ、子から孫へ教えてきた予防医学。

食べることだけで健康になろうとすると修行になりますが、食べることも健康になる手段の一つであると知っておく。

これが、健康になる過程も楽しむ極意なのです。

【はじめての中医学入門の入門🔰】


✅中医学って気になるけど勉強はイヤ
→テキストはありません
✅中医学って難しそう
→完全プライベートレッスンなので個々のレベルに合わせます
✅覚えるのが苦手です
→おばあちゃんの知恵袋のように、覚えることはありません

【こんな内容をゆるく教えます】
・人はなぜ病気になるのか
・体の中で何が起きているのか
・薬はなぜ治療ではないのか
・なぜ薬の副作用が起こるのか
・じゃあどうしたらいいのか

講座:はじめての中医学入門の入門(全6回)
日程:月・火・金 10~16時(毎回要予約)
時間:1時間/毎月
費用:全額¥18,000(全6回)
形式:zoom
お申し込み方法:カワモト薬剤師HPの中医学入門の入門






サポートありがとうございます💖いただいたサポートは、noteの有料記事の購入に使わせていただきます🌸