【ノンフィクション読書】目の見えない白鳥さんとアートを見にいく
川内有緒/目の見えない白鳥さんとアートを見にいく
を読みました。
これは面白い。
Yahoo!ノンフィクション本大賞ノミネート。
やはり外れがないですなあ。
白鳥さんという、生まれながらにして全盲の人は、
美術館に行くことと、写真を撮ることが趣味。
この説明だけで、ワクワクしない?
途中、障害とは何かとかも考えさせられたり、
哲学的な事も考えさせらりしながら、読み進めていく。
仏像の話と夢の家の話は特に面白かったな。
仏像に関しては、近いうち奈良に行きたいと考えている(本当は今年行きたかったけど、コロナ感染者数第七波のため断念した)。
その時は東大寺南大門と大仏様を見たいくらいにしか思ってなかったが、
本書を読んで、
これはどうにも、興福寺国宝館に行きたいと思った。
ついでに国立博物館にも行きたい。
白鳥さんが撮った写真を動画作品にした、
「Wild goose-chase」
めっちゃ見てみたい。
読了後、一つ思ったのは、
生まれながらの全盲の人は、
夢を見るんだろうか。
見るとしたら、どんな夢を見るのだろう。
そんな風な、色んなことを考えさせられる本だった。
(追記)
カバー裏の版画はすごいので、
図書館で借りてブッカーをかけられた本を読んだ人も、
あとでぜひ確認してみて欲しい。
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