政治のことよくわからないから国会議員に会ってきた〜その1〜

1.はじめに

こんにちは、Umiです!
東北北部を除いて梅雨が明け、
軒並み暑くなってきましたね!
7月に入るまで冷房をつけないという、
節電目標を掲げていたのですが、
その決意を挫くほどの暑さ。
室内で熱中症になりかけたこともあり、
6月29日から
やむなくエアコン起動。

この夏の熱波はまだまだここからです。
皆様、本当にお身体にはお気をつけて!

2.Umi、国会議員に会いにいくの巻

こんなことが私の人生で起ころうとは
思いもしませんでした。
というのも、先日6月19日に、
衆議院議員の岡本三成さん(現:財務副大臣)
が私の質問に答えてくださるという
夢みたいな出来事があったのです。

国会議員、こんなに距離感近かったん?

ポップな書き方のせいで、
真実味に欠けて見えますが、
事実です!
確かにお会いできた私も、
懇談いただいた直後、
本当に会えていたのか怪しいところでした。笑
が、今回の懇談内容ををnoteにしたかった私は、
「記事をnoteにまとめてもいいですか。」
と申し出たところ、
「写真もよかったら撮りましょうか?」
の神対応!
とどめに、
ハートのハンドジェスチャーをお願いしたところ、
快くハートを作ってカメラに向けてくださるでは
ないですか!
で、
本当に懇談していた証拠
(私にとっては思い出の1枚)をゲット。笑
ファンサ良すぎじゃね?
いや、
ファンじゃないけどファンになったよ、
おかもっちゃん。笑

岡本三成衆議院議員と議員事務所にて

※補記:岡本さんのプロフィール↓↓↓


議員に会いに行こう

今回、一般ピープルの私が、
岡本さんに会うことができたのは、
公明党員の方の橋渡しがあったからなのですが、
岡本さんによると、
議員さんに会う方法は実はいくつかあるそうです。

簡単に書きますと、

①地域に点在する議員事務所をふらっと訪問

②スタッフの方や秘書さんを通じてアポをとる

③党員の方に話を聞いてもらいアポをとってもらう

もし、直接会って話を聞いてほしいということであれば、
②③でアポをとってもらい、
会いに行くのが良いと思います。

今回の私の場合、
持っていった質問が多かったのと、
さらに岡本さんがめちゃくちゃ丁寧にお話してくださるおかげで、
気づけば2時間半ほど事務所に滞在しておりました。

もし議員の方とお会いになる際は、
質問の要点をまとめておくと、
タイムロスがなくスムーズです。
私の場合、頭に留めておけないほどの量と、
あとで言い残しが発生するのを回避するため、
前もってスライドにまとめてお見せし、
それをベースにお話を進めました。

と言っても、
留めておけないほど質問があるって
あんまりないか。笑
もしたくさんある方は、
スライド作成することをご参考に
してみてください。

2のまとめ

・議員の方との距離間
(物理的にも、精神的にも)遠くはない
 ※議員や党によるかもしれない
・身近な議員さんに会いに行く方法3つ
 ①地域に点在する議員事務所をふらっと訪問
 ②スタッフの方や秘書さんを通じてアポをとる 
   ③党員の方に政治の話を聞いてもらいアポを
  とってもらう
    ※時間をとって話したい場合、
   アポをとるのがベスト

3.私の質問と岡本さんの見解&今後の展望

では、ここから実際に質問した内容と
それに対する岡本さんのご回答
(見解、今後の展望など)を
一つずつ書いていきます。
※私の視点と知識量で
質問させていただいているので、
優しい目で見てね。
また、補記では、
懇談後に質問の回答に対する理解を助けるために、
自分で検索して実際に助けとなった資料を
参考に載せたよ。

■人権に関するところ■

人権に関する質問を以下3つさせていただきました。
イメージ共有のためにスライドの一部や図を
途中で挿入していきますね。
※以下対話形式。「U」=私、「岡」=岡本さん。

 ①選択的夫婦別姓(氏)制度
 ②結婚の平等
 ③難民支援の格差

①選択的夫婦別姓(氏)制度について

U:私は今独身ですが、結婚するなら、
  生まれてこのかた「私」と共にあるこの姓を、
  このまま使い続けていきたい。
  結婚の手続きをするとなると、
  現行の戸籍制度だと、その姓の選択の権利を
  一方が侵害される。
  通称使用していく方法もあると思うが、
  それは姓を変更した時に不都合を感じた
  当事者を救う措置であって、
  「人の権利」を尊重するための視点での
  議論ではない。
  私のように思っている未婚の方や、
  現状事実婚を余儀なくされている方が
  いる中で、  
  ずっと議論され続けているとは思うが、
  実現しないのはなぜか。

岡:ボトルネックを言うと、
  自民党の方の慎重姿勢があるからである。

U:党議拘束を解消して採決する方向性はないのか。

岡:結局、党議拘束を解消するかどうかも
  党内での採決を要し、
  過半数以上の賛成が必要。
  現状、自民党の一部を除いては、
  各党ともすでに選択的夫婦別姓(氏)制度に
  対して、賛成の意思を示している。
  ただ、以前と比較し自民党の中でも導入に
  対する理解は広がっている。
  実現するのは時間の問題であると思う。

U:反対している人の中には、
  どういう人がいるのか。
  男性でおじいちゃんで保守的な方を
  イメージしている。

岡:そうとも限らない。
  中には、女性議員の方もいる。

U:そうなんですか!!?

岡:これは私の見解だが、
  マニフェストや遊説で選挙活動をする際、
  ポジショントークで対象有権者に
  訴えかける人もいる。
  議員候補者は有権者から票をもらって
  はじめて議員になれる。
  そうしないと、政策提案も、実現も
  できないからである。

U:ポジショントークとはどういうことですか。

岡:横軸を年齢、
  縦軸を保守、リベラルで区切った時に
  思想、考え方、価値観というものが
  異なる人たちのグループが見えてくる。
  Aに属する考え方を
 「右寄り(極めて右の場合は右翼)」
  Bに属する考え方を
 「左寄り(極めて左の場合は左翼)」
  と表現したりすると思うが、
  各党のマニフェストや演説などで言っている
  内容を聞くと、
  誰に対して響くメッセージかわかると思う。
  ポジショントークでは、
  その特定の立場の大多数を占める人たちへ
  向けてアプローチして
  その層の支持者を得ようとする試みのこと。

※補記:岡本さんの説明を元にグループを整理
 A:若い年齢かつ保守思考
 B:高齢者かつ保守思考
 C:若い年齢かつリベラル思考
 D:高齢者かつリベラル思考

ポジショントークとは

U:公明党はどこにあたるのか。

岡:個人的な考え方だが、  
  日本国憲法の3つの原則は優先順位が
  あると思っている。
  順に言うと、
   1、基本的人権の尊重
   2、国民主権
   3、平和主義
  である。
  人権が尊重されているから、
  国民主権が保障され、
  平和主義の建設につながっていく。
  その意味でも公明党は、
  それぞれの考え方が
  対立構造であってはいけないと
  思っているし、
  誰もが尊重し合える社会を目指したいと
  考えている。
  その上で、包括的に人々の生活に寄り添い、
  満遍なく必要なところに必要な政策を
  落とし込んでいくのが政治だと思っている。
  そして、選択的夫婦別姓(氏)制度の
  話に返ると、
  基本的人権と言う点で選択的である方が
  いいと思っている。

U:私自身の話になるが、
  うちの母はこの制度を反対している立場で、
  その真意としては、
  私自身に社会的に人権がない未来が
  待っていることを
  心配してのことだと娘ながらに感じている。
  結婚したい人がいて、
  自分の姓で居続けることを
  お互いが選びたい場合、
  事実婚となるが、
  親が猛反対する姿が想像に難くない。
  心配している部分を
  払拭してあげられるように、
  いつかは、
  「社会的な人権もあるし、
  国の制度もちゃんと使えるから安心してね」
  って、お母さんに言ってあげたい。
  私がこだわる理由はそこで、
  この制度は、
  私自身の訴える権利と、  
  社会的な人権を憂慮する母の二人を
  助けることにつながるもの。
  どうか公明党には力強くそう言う声を
  届けてほしいと思う。

岡:お母さんの反対の理由はまさにそういう
  心配からで、
  Uさんの権利を侵害するようなものでは
  ないと思っている。
  公明党としても引き続き推進をしていきたい。
  また、
  法整備や制度の運用というのは
  時間がかかるもので、
  結婚のタイミングを法や制度の運用が
  整ったタイミングに
  合わせる必要はないと思う。

U:考えてみる。

②結婚の平等

U:LGBTQの方をはじめ、
  結婚のあり方が世界的にも
  多様化してきていると思うが、
  当事者カップルが求める結婚を
  どう実現させていくか。

岡:先にも話した通り、
  人権は尊重されるべきで、
  一人ひとりが様々な考えを持って
  生活している。
  公明党としては、
  これまで性同一性障がいの方を対象に
  性別適合手術の保険適用を推進し
  実現してきた。
  現在もホルモン療法の早期保険適用に
  尽力している。
  結婚という観点においても、声をあげ、
  法整備を進めていく必要があると思っている。

U:中学、高校、留学先のニュージーランドと、
  近しい友人が当事者であったりしたので、
  他人事にしたくないと思っている。
  当事者の方にとって、必要な法整備を
  推し進めていただきたい。

③難民支援の格差

U:昨今のロシア、ウクライナ侵略に関して、
   ウクライナの方々への手厚い人的支援を
     ネットニュースで見かけるが、
   他の国の方々への支援が乏しいのではないか
  という見方もある。
      実際はどうなのか。
      国際社会において、
  難民に対する日本の考え方は。

岡:実際はウクライナばかりでなく、
  以下の国を支援している。
  日本政府はこれまでに、
  ・シリア⇨4000億円
  ・アフガニスタン⇨7000億円
  ・パレスチナ⇨(※A)
  ・ウクライナ⇨800億円
  の経済支援をしている。
  また、シリアについては、
  ウクライナと同様に人的支援を行っていた。
  公明党は2015年に、私、谷合議員が、
  国連の車に乗って、
  ヨルダンのザータリ難民キャンプ、
  パレスチナのガザへ行き、
  実際に現地を訪れた。
  難民となってしまった人々を救うには、
  経済支援だけでなく、
  教育が大事。
  日本でもシリアの若者が教育を受け、
  いつかシリアに帰ってリーダーとなる
  手助けができないかというところで
  政府に提言し、
  2017年から2021年の5年間、
  シリアからの留学生を迎え入れることが
  実現した。
  また、日本は難民認定が難しいという状況も
  あるが、 
  留学生はUNHCRの評価により、人選され、
  段階を経て受け入れられた。
  また、シリア以外の国で言うと、
  日本に避難を希望する
  絶対数自体は少ないが、
  申請手続きをすれば日本に滞在できる。

U:その事実を知らなかった。
  私のように新聞読まない、
  テレビが家にない人からすると、
  ネットニュースに頼りがちになる。
  岡本さんが言ったようなことは、
  どう言う媒体を通して
  知ることができるのか。

岡:公明新聞。
  あらゆる政府の支援策や公明党の活動内容は
  そこで知ることができる。

※補記:シリアの若者支援に関連する
    公明新聞の記事を見つけたよ

※補記:シリア内戦、中東諸国の紛争の流れ
    については懇談時に
    取り上げてないので、
    どういう争いか知りたい方は、
    以下の動画がおすすめだよ。
    シリアに関しては、
    中東と紛争②の28分くらいから。

※補記:他にも国連UNHCRの 
    運営サイトで
    国際的な難民支援の活動は知ることが
    できるよ

※補記:国連UNHCRでは難民、避難民、
    無国籍者、庇護希望者は正確には
    定義が区別されているよ

※補記:難民の定義と難民の権利等は難民条約に
    書かれているが、
    その定義の運用は
    加盟国にゆだねられているけど、
    課題もあるよ
参考サイト↓↓↓

※補記:日本の難民認定率や課題については以下のH Pが参考になるよ

※補記:日本での難民認定は厳しいらしく、
    手続き上の課題などもあるようだけど、
    ウクライナの方々に対する受け入れや
    支援措置については、
    外務省のHPを見ると
    なんとかしようとはしている姿勢は
    見えるね

日本政府による措置(外務省HPより)
ウクライナ避難民の受け入れについて

※補記:1日も早く、
    各地域の紛争が解決すること、
    人々の命と尊厳が
    これ以上奪われないことを
    切に願いつつ、
    日本の政府には頑張ってほしい!

※A:パレスチナの支援金については、
  メモが曖昧だったので、
  事後調査しました。
  日本の拠出は1953年から行われてるそうで、
  より具体的なことはまた別の記事に
  していきたいと思います。
  拠出額について記載のある資料はこちら↓↓↓

3のまとめ
(※Umi的見解と今後の展望)

  ①選択的夫婦別姓(氏)制度
 ⇨自民党一部の反対はあるものの、
  昔よりは理解が広がってきている。
  公明党をはじめ、
  野党側も概ね賛成している。
  議論はまだ続くと思われるが、
  制度が実現するのは時間の問題と思われる。
  
 ②結婚の平等
  ⇨必要な法整備とその議論が
  今後展開されていくと思われる。

③難民支援の格差
 ⇨数字だけで見ると差はあるものの、
  経済的支援、人的支援するにも、
  その国の状況を把握した上での
  支援推進と決定がなされている。
  メディアも商売。
  人が好きそうな情報を点で見せることがある。
  報道で多く露出されていない事実が
  あることを念頭に、
  点と点を結ぶため、線で見るには、
  能動的にも情報をとりにいき、
  問題の根本に冷静な目を向けていく
  必要がある。

  4.さいごに

長くなってしまったので、 一旦、ここまでです。

懇談を通しての感想ですが、
選択的夫婦別姓(氏)制度の実現は、
ネックになっている自民党の方の説得が
鍵になるのでしょうが、
説得できず幾星霜。
理解が広まってきてはいるものの、
人権意識より既得権益に目が向いてるようにしか
見えない自民党が与党第一党の座にいる限りは、
実現しないんだろうなーと、
個人的には残念に思っている次第です。

といっても、
個人で抗うことができるとすれば、
私の税金で制度反対の方を雇うことがないよう、
選挙でその人を選ばないようにするに限る。

その選挙に至っては、
ヤシノミ作戦として、
制度に反対している候補者を
選ばなくていいように、
分かりやすい候補者リストが掲載されています。
是非、ご興味がある方は
公式サイトを見ていただきたいと思います。

私は単純にネーミングのかわいさにつられて、
作戦内容を知ったのですが、
私の考えた作戦とはちょっと違った観点もあり、
勉強になりました。

ヤシノミ作戦についてはこちら↓↓↓

次回以降は、
下記の質問のやり取りをお送りしていきます。

・人口減少問題
・若者から見たときの政府の高齢者贔屓
・外交問題
・国民の懐事情と眠る国会議員
・円安、物価上昇に対する示唆
・選挙について

最後まで目を通していただきありがとうございました。

では、また!

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