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沼からの感想文

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囀る58話感想

以下、ネタバレありの感想走り書き | | | | | 表面上の悲願成就 井波登場の隙を与えない男、百目鬼。56話の感想で『百目鬼は井波を追い払いたかったのでは』と書いたんだけど、この通う頻度を考えたら本当にそうなったんじゃないかな。井波やそのほかの男たちを寄せ付けないセフレっぷり。 現時点で矢代さんの身体に触れているのは、本当に百目鬼だけ(まあ三角さんだけは追い払えてないけど) この体をもう誰にも触らせたくない 俺しかいらなくなるように 俺しか欲しくなくなるよ

    • 囀る57話感想

      ↓↓ 以下本誌読後(ネタバレ) ↓↓               読後の真っ先の感想を率直に書いていいですか…? きっつ。しんどい。 でした。 甘いチラ見せでちょっとハートウォーミングになってた分突き落とされた感覚です。 でも大丈夫、分かってる。囀るってこういう作品だって知ってるから。 百目鬼のセックスは安定的にしつこかった件 もうこの辺りは活字化するのも野暮な気がするんですが。 まず読んでいて思ったのは、百目鬼は相変わらずオーラルが好きだねという事と、矢

      • 囀る56話感想

        ↓↓ 以下本誌読後(ネタバレ) ↓↓ 囀る公式アカの『お時間をしっかりとってご堪能ください。』というアナウンスは正しかったですね。 24ページを何度読み返したことか。 百目鬼の執念 読後のまず思ったのが、56話の最初から最後まで、百目鬼の執念が滲み出ていたな、と。 4年前の失敗を繰り返すものかという強い決意。 何があろうとも矢代さんの側にいたいという一貫した意志。 そのためなら何でもするという絶対的な覚悟。 直接的に語られているわけではないけど、56話に百目鬼の真意や意

        • 囀る55話感想|矢代と百目鬼の長い1日

          ↓↓ チラ見せ確認後 ↓↓  表紙の百目鬼、眼差しがシュッとしていて格好良い(語彙力△) 昔よりも今の百目鬼が大好きなんですが、時折以前の百目鬼が脳内に浮かんで「これは・・・同一人物だよね??」と一瞬バグった感覚になる。 傷害事件で失職して実刑食らっても朴訥さや世間知らずさを失わなかった男が、ほんの数ヶ月共に過ごした1人の男でこうも変わるという。 服役した期間と矢代と離れてた期間はどちらも4年なのに、この差。 1巻の時からずっと、百目鬼の中の矢代のプライオリティの高さ

        囀る58話感想

          囀る54話感想|決めるのは、矢代

          囀る公式の54話チラ見せ、みなさん確認済ですよね? 分かりやすいくらいに不穏な雰囲気を醸し出すあの2コマを見て、あれ?これウシ◯マくんかな??ってなったのは私だけでしょうか。 フラグ立ちまくってんぞ。 「こんなデータいくらでも残せる」という火に油を注ぐ一言をサラリと付け加えるあたり、いかにも井波な言動で色々通り越してちょっと笑ってしまった。 百目鬼、井波を合法的に抹殺して(Alexaに呼びかける感じで脳内再生) ーーーーーーーーーー ↓↓ 以下本誌読後(ネタバレ)

          囀る54話感想|決めるのは、矢代

          囀る51話感想|怒りも矛盾も、筋が通らないのもお互いのせい

          読了後、思わず「刺青 天女」でググったのは私だけではないはず。 刺青を知った矢代が百目鬼を殴るところ、台詞はないけど怒りとその理由が伝わってくる名シーンでしたね。個人的に、作中の好きな場面上位に来るかもしれない。 矢代の怒りを受け入れる百目鬼、蹴られて殴られてるのに嫌でなさそうな態度なのは何故ですかね。 7巻でカッコよく啖呵切ったくせに矛盾してませんかー?そこは「俺がどう生きようと何になろうと、俺の時間も体も俺のもの」って突っぱねるところじゃないんですかー?(安全圏から煽

          囀る51話感想|怒りも矛盾も、筋が通らないのもお互いのせい

          一周回って井波が代役きかないポジションになっている件

          ※囀る53話、長めの呟きです。 ・・・・・・ 矢代にも百目鬼にも直接ボディーブローかましてる登場人物、もはや井波だけなんじゃなかろうか。ある意味、他の登場人物が絶対知らないであろう2人の情報や一面を知っている。 読者から決して活躍(暗躍)を望まれてないのに、ちょいちょい唯一無二の動きをする男。いかモブな雰囲気で初登場してきたくせに何なんだそのポジション。 個人的には、クソというよりクズというより下衆という言葉が似合うと思ってます。下衆野郎、闇の鑑賞会主催してんじゃねえ

          一周回って井波が代役きかないポジションになっている件

          カタギに戻れと言うけれど、戻ったところで居場所はあるのか

          囀るとしての連載開始が2011年。 読み手のこちらも10年経過するとそれなりに変化があるわけで、そうなると当時と今とで物語への印象が違う箇所がいくつか出てきたり。 初見時と一番印象が変わったのは、百目鬼の状況。 矢代含めて複数人が折に触れて百目鬼に「カタギに戻れ」と言っていて、当時私もその言葉に疑問を持っていなかった。 でも。最近読み直して思ったこと。 百目鬼にはカタギに戻るのも茨の道じゃないか? みんな当然のように「戻れ」と言うけれど。 戻ったところで百目鬼の居場

          カタギに戻れと言うけれど、戻ったところで居場所はあるのか