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数字をあつかう経理から、想いを言葉で伝えるライターになるため



簿記三級すら持っていない私は、2年前、ひょんなことから経理部へ異動しました。今も変わらず、目の前のことに精一杯な毎日が続いています。

新卒で入社して4年5ヶ月。

そんな私が、なぜSHElikesに入会しライティングを学ぼうと思ったのか?決意するまでの思いやきっかけとなった出来ごとを、整理してみようと思います。

間違いのない数字より、無限の表現をしたくて


経理の仕事で重要なことは「正確な数字」です。法に従い滞りなく処理し、間違いを見つければ申請を返却します。私が求められることはたった一つ、正しい数字で処理すること。文章やレイアウトなど表現の工夫は必要ないんです。

上司から資料作成を頼まれ、表現にこだわり自信満々で提出した書類も「これは経理の仕事じゃないから省略しよう。」と言われたこともました。

経理ってそういう仕事だよね」とその場では諦めましたが、私はこのままでいいのかと心に違和感が残りました。自分自身に問いただして、出た考えの一つがこちらです。

『同じ数字でも、私は16進数が好き。数字を一つ変えるだけで色を変化させて、微妙なニュアンスの違いで表現の幅を広げられるから。そんな考えを持ってはたらく方が自分に合っているのではないだろうか?』

経理は、一円でもズレていたら間違いです。私の大切にしたいこととの小さなギャップが、自分にしっくりこないんだと気づいたんです。


誰かの想いのためにはたらく人が、私の理想のはたらき方だと思った


仕事に対する違和感は常にありましたが、昨年6月に結婚したこともあり、あわただしくも充実した日々を過ごしていました。そして、自分たちの結婚式を通して、理想のはたらき方を見つけたんです。

世間の常識や一般的な形にとらわれず、「自分たちが本当に必要なものだけ」を軸にした結婚式。
クリエイターさん達は、私たち夫婦の希望を一番に考え、寄り添い、全力を尽くしてくれました。

丁寧に仕事に向き合う姿勢が本当に印象的で、相手を想いながら一緒に形にする仕事、まさに私が憧れる「はたらく姿」でした。

「かなみさんの温かな文章に、気持ちがほっこりしました」

結婚式を終えて書いたSNSの投稿に、コメントをいただくようになり、発信することの楽しさ、伝わった時の喜びを知るきっかけにもなりました。


認めることができた憧れの友人


自分が書いた投稿にコメントが来るたび「私が欲しかったものは、これこれ」と喜んだのと同時に、高校からの友人でライターとしてはたらくAちゃんを思い出しました。

大学生の終わり頃、留学から帰った私に突然「留学について教えて欲しい!」と相談してきたAちゃん。卒業後、そのまま海外で就職し、現在はライターとして世界中を飛び回りながら活躍しています。あっという間に届かないところまで進んでいました。

同じ社会人としてはたらく自分とは真逆な感じがして、会うたび人間として輝きを増すAちゃんが本当に羨ましくて…

どこかで、自分もそうなりたいと思っていたんです。でも憧れるだけで何か行動するわけでもなく、「私は私」と言い聞かせ経理の仕事をする毎日でした。

そんな中、結婚式でクリエイターさん達のはたらく姿を見た時、「やっぱり、Aちゃんは私の憧れで自分もそうなりたい」と気づいたんです。

生きる意味、書く意味、はたらく意味をじっくり考えながら、関わる人々と全力で仕事に向き合いたい。私もAちゃんみたいにはたらきたい。そう認めることができたら、なんだか心がスッキリしました。


私が大切にしたいことを守るためにも


とは言いつつ、やっぱりプライベートは私にとってとても重要です。主人との生活は穏やかで心地よく、週末の朝、卵焼きを食べながら2人で過ごすひとときが一番の幸せです。贅沢な生活でなくていい、家族とゆっくり過ごす時間が私の人生では大切なんだなと思います。

今の会社のままだと年々帰りが遅くなり、さらにはほとんどの部署で在宅ワークができません。家庭と仕事を両立できるか不安に感じていたので、在宅ワークが可能で自分である程度裁量ができるライターは、私にはとても魅力的なのです。


ふたつの軸が整った、次はどうする?


・相手と向き合って、自分を通し想いを発信するクリエイターになる

・家族との時間を一番に考えながら、自分らしく生きていく



じゃあ、このふたつの軸を実現するために、今の自分にできることはないか?そう、次は自分に力を付けるのために行動です。

偶然にも、一年前からSHElikesというキャリアスクールが気になっていて、今の自分が準備できる材料が揃っていました。入会して1ヶ月以上経った今、ライティングの他にもWebデザインコースやカメラ・写真コースなど、ためになりそうな分野はなんでも挑戦しています。


「諦めなければいつか叶う」そう信じたい


社会人の今、タイムリミットはありません。目指すゴールも人それぞれです。私は、とにかく理想の将来のために自分にできることをコツコツ続けようと思っています。

いつか「私でも、ほら」そう言って、笑って話せる自分に会えると信じて、今はとにかく頑張ります。




注:事前課題「なぜライティングを学びたいのか(ライターコース受講理由)」で提出した内容を、FBを参考にリライトしたものです。

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