2022/07/06 ローミング

auの大規模障害で解決策の様に言われる『ローミング』。

「ローミングできればよかったのに」
そりゃイイでしょう!

これは障害の事まで考えて国が決めないと出来ない事なんです。
と言うのは、携帯電話の電波事業は国の許認可事業なんです。
国は、ドコモはこの周波数。auはこっちの周波数。と言う感じで電波を分け与えます。
これに従って、携帯電話会社はこの周波数の電波を受信できる端末を販売します。
この際に国が「他社の電波も受信できる事」と言う一文をつけて電波の使用を認可していればローミングは出来たんです。

日本の総務大臣は昨日の会見で「大変遺憾です」と言うだけなんですね。

かたや、EUの統治体制では電波をはじめ、あらゆることを詳細に決めて事業が進められています。
一番良い例は、
現在、iPhoneの充電端子はandoroid端末とは異なっており、災害時などで充電できなくなる可能性がある為、andoroid端末と同じ充電端子USB-Cにしないと販売させない指導を行っています。

日本の国では政府がメーカーや事業会社の技術に追いつけてなくて、ある意味メーカーや事業会社の言いなりです。
こういう大規模障害が発生すると、国政の悪いところすべてが明らかになることがズーっと続いています。

一番わかりやすいのは福島原発第一の事故です。
東電にまかせっきりで作った原発で事故が発生。
付け焼刃の様な対策で新たな認可を行う。
これの繰り返しです。

国民もこういう成り行き任せの国政に飽き飽きして、信頼を失いつつあるのも事実です。

原油高になっても備蓄の原油は使わない。
過剰な円安になってもゼロ金利政策は変えない。
電力が足らなくなったら国民に節電を要請する。

こんな国の指導力なら必要性を感じないですよね。
リボーンが必要ですね。(どこかの宣伝みたい)


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