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障害者手帳について
障害者手帳とは、「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳(知的障害を持つ方の手帳)」の3つの手帳の総称になります。
身体障害者手帳:身体の機能に一定の障害があると認められた方に交付
精神障害者保健福祉手帳:一定程度の精神障害の状態にあることを認定するもの。
療育手帳:児童相談所又は知的障害者更生相談所において、知的障害があると判定された方に交付される手帳。
1.障害認定を受けること
身体と精神はそれぞれの認定医師(指定医師)の元で認定され、その診断書を各自治体に申請後、手帳を発行してもらいます。
私が認定医に認定された等級は、身体障害者2級です。
見た目は殆ど健常者、動かないと分からないぐらいのレベルに現在はなっています。
それでも2級の重度障害者。腕が、手が全く使えない全廃だからそのような重い等級になったようです。
今現在は、手が全く使えないということを予め提示しないと、食事に行った時に困ります。
例えばコース料理を出してくれるフレンチやイタリアンなど、サーブ担当者に前もって一口大でメインを切ってもらうように伝えないと、一緒に食事をした人に迷惑をかけてしまいがち。事情を知っている人は「切ってあげる~。」と切ってくれる人が多いので助かりますが、会食ではそうもいかないのが現実です。
障害自体、今の状態からの機能低下は認められても、機能回復は認められないだろうという「固定」した状況だから、等級は変化はしません。
ですから、生涯「身体障害2級」が付いて回る障害者になりました。
手帳の取得については、闘病生活の記事に少し書いていますが、1年間拒み続けています。健常者だったころの記憶が鮮やかだったし、手帳を取るとなるとどうしても「障害者」だという烙印を押されると思うと、自分の身体が変化したということを頭で理解しているとしても耐えがたかったです。
若かったからでしょうね、仕方がありません。でも、あの時に取得しさえすれば、医療費に関しては控除を受けることも出来たので、今は「取ればよかった」と思いました。
「福祉サービスを受けられるようになって医療費負担が減るから良いじゃない。」
と思われたり、言われたりするけれど、このサービスを受けられるようになるために私が支払った代償は、言葉では言い表せないものです。
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