見出し画像

意識の謎を解説【なぜ夢はすぐ忘れる?夢に知らない物が出てくるワケ】

公転、夢、記憶、人間を一つながりの論理で説明します

【質問】
なぜ夢はすぐ忘れてしまうのですか?

【回答】
睡眠時に夢で見た光景は起床時の記憶よりも保ちづらいですよね。
なぜか?
意識の位置が起床時と睡眠時で変わるからです。


まず意識の位置とは
顕在意識を中心として
「懐中電灯のライトが届く範囲」だと思って下さい。

で、起床時にある意識の特徴は
「個別的意識が優位」
ということです。

例えば僕は僕の記憶にしか当然ですがアクセスできません。
アインシュタインや藤子不二雄先生の記憶や能力にはアクセスできません。
だから起床時は物理学の数式も書けないし、ドラえもんや魔太郎のような漫画が描けるような画力もありません。

でも夢の中では、いつもの自分じゃ理解不能な数式や外国語、あるいはプロの技術で精巧に描かれた何十ページものオリジナル漫画が出てきます。

また誰でも奇抜な建築物や聞いたこともない素晴らしい音楽が夢に出てきたことがあるのではないでしょうか。
これらは誰が作ったのですか?

僕にはそんなものを設計したり作る能力はありません。
にもかかわらず夢の中にはプロ級の完成度でそれらが出てくるのです。
あんなもの起床時に作ろうと思ったら、めちゃくちゃ時間がかかりますよ。
それがなぜか夢の中には当たり前のように出てくる。

「夢ってそんなものだよ、不思議だね〜」
で済まされていると思います。
あるいは、どっかで見た漫画や音楽を脳が適当に改変しているんじゃないの?とか。

でも起きてるときに、その同じ脳で同じことができますか?
適当に改変して同じクオリティのものが作れますか?
まず無理ですよね。

だからこそ、ここから分かることがあります。

睡眠時、人の意識は
個の外側に接続されているということです。

つまり起床時でいうところの
他人の記憶や能力にアクセスしているということです。
(いわゆるユングの提唱する集合的無意識ですね)

これをアクセス権が広がっていると考えればいいのか、
日中は地上にあった意識の位置が
睡眠時は言わば水面下=集合的無意識の位置に潜っている
からとみなせばいいのか。おそらくその両方でしょう。

そして目が覚めると、
「夢を見ることが可能な深海的な水位」から急浮上してしまいます。

夢の中で見た光景というのは、
言わば深海にある竜宮城での体験みたいなものです。


水位が急浮上してしまうので、
その龍宮城に
懐中電灯の光がどんどん届かなくなってしまいます。

起床するにともなって、
水面下にあった意識の位置は
日の当たる地上にどんどん上昇していきます。

このとき高度の変化によって
懐中電灯で照らせる範囲が変わります。
そのことで深海にある記憶情報へのアクセス権がどんどん失われていくわけです。

そして今度はそれとは引き換えに
個別意識優位な日中の意識領域を照らせるようになります。

起床時:意識の位置が高いので個別範囲へ接続に限られる
睡眠時:意識の位置が低いので非個別範囲へ接続できる

人間の意識とは昼は陸上、夜は深海で動く
水陸両用の潜水艦型スーパーカーだと思って下さい。
(サンダーバードに出てくる特殊車輌みたいな?)

意識の位置が地上に上がり切る前に
夢ノートなどに覚えている内容を書いたり、人に話せば
夢の内容を忘れずに済むこともありますが、
けっこう書いている最中でも指の隙間から水がこぼれていくみたいに忘れていってしまうものではないでしょうか。

起きて5分くらいは当たり前に覚えていても
夕方くらいになると「あれ、なんだっけ?楽しい夢だった気がするんだけど…」と具体的内容を忘れてしまったりします。
日中で得た記憶より明らかに記憶の持ちが悪いんですよね。

これらの理由が「意識の位置」という仮説で説明できる気がします。

【質問】
意識の位置ってなんのことですか?

【回答】
意識には種別があります(過去記事あり)。
雑に紹介すると、おおむねこのようなものです。

おや、引いていますか? まだまだですね(何の自慢w)

この「意識種別」と書いてある箇所の種別すべてが、
ひとりの人間の中に備わっているすべての意識です。
一つの意識を形成する細かなパーツだと思って下さい。

「動物」と書いてあるのは「動物的意識」と読み替えて下さい。他も同様です。
右に「ウラ」と書いてあるのが
左の「オモテ」と対応関係にあります。

「動物」の右側には「感情」とあります。
動物的意識とは感情のことです。
(感情的な人を動物的といったりします)

「動物的意識」をメインに持っているのは犬や猫、ライオンなどの「動物」です。
ですが人間の中にも勿論この動物的意識があります。
(動物だから感情は程度が低いとか言いたいわけではありません。ただ便宜上の名前です)

例えばビーストと呼ばれた格闘家ボブサップみたいな人は、この「動物的意識」を他の人より高い数値で持っています。
闘争的な感情、理屈抜きで他を圧倒する気迫などですね。

草食男子と呼ばれる人は、シマウマっぽい意識や植物っぽい意識を高く持っているので穏やかな性質だったりします。
穏やかなので思考方面に強い方も多いでしょう。

このように「動物」と言っても、それはあくまで大掴みな分類であって、動物の数だけ意識の有り様も異なります。

そして、ここでは人間以外のすべての存在が、それらに応じた意識種別をメインに持っていると考えます。

例えば動物は動物的な意識をメインに有しており、
植物は植物的な意識をメインに有しており、
鉱物は鉱物的な意識をメインに有していると考えます。

もちろんそれは人間が持つ知性的で自我が強いような意識とは異なります。
鉱物の意識の在りようについては、ほとんど「働き」とか「性質」と呼んだ方がよいでしょう。
いわゆる人間が持つ意識とは在りようが全く異なります。
しかし、だからといって意識がまったくゼロというわけではないのです。

人間は動物や植物とは異なって
人間的な知性・自我意識をメインで持っています。

だから「意識種別」という概念として語っています。
しかし、そういう人間の中にも動物や植物などがメインで持つ意識を割合は少ないものの併せ持っています。

そして起床時は「人間的意識」を中心位置にしています。
ここから懐中電灯のライトが届く範囲が
起床時の人間の意識のあり方です。

そして人間は睡眠時「植物的意識」のあたりまで
意識の位置が下がっていく
と考えてみてはどうでしょう。
この植物的意識は、
「我」が低く、人間よりも「無我」寄りです。
だからこそ自分以外の個体が持つ情報を互いに共有できる意識の在りようです。

平たく言えば他人の記憶や能力にアクセスしやすい意識状態というわけです。

つまり、このような植物的意識に意識の位置がある睡眠時は自分の無意識が他人の記憶や能力を借りて様々なコンテンツを即時的に完成させて顕在意識側に見せていると思えばいいのではないでしょうか。

だから夢の中には、
起床時の自分の記憶や能力だけでは決して作り出せない
様々な漫画や絵画、音楽、建築物などが出てくるわけです。

すべての空間が
情報として繋がっているという事実
を意識すれば、このことは理解しやすいのではないでしょうか。
(人間が「人間」「動物」「植物」などの言葉で境界を設けているだけで、実際のところすべては素粒子の振動です。つまり物理的に境界線は無く実際に情報として繋がっています。人間と動物の間に隔たりなんてものは実際なにもなく、その隔たりとは人間側が勝手に決めた定義に過ぎません

【質問】
他人の記憶や能力を借りるとか意味が分かりません。
意識って脳内の活動ですよね? 記憶も能力も脳内にあるんじゃないですか?


【回答】
まず1つ言えることは
脳内活動も関係していますが、
脳内活動が全てではないってことです。

例えば、テレビは受像機だけで映像が写りますか?
電波が必要ですよね?
脳は言わばテレビです。
なので映像を見るためには確かにテレビ(脳)が必要です。
しかしそれだけあっても意識は生じません。
亡くなった人にも脳はありますよね?
意識がそこにありますか?
亡くなっていますよね?

テレビがしゃべりだすためには電波が必要です。
その電波の話をしています。

とすると、ここから派生して言えるのは
人間の意識とは電波的なものだってことです。
(電波系って呼ばれそ〜ww)

では、この電波は何処に存在しているのでしょうか?
これは残念ながら今僕の中に、アイディアがありません。
ただの当てずっぽうで言えることは2つ。

・発見されていない周波数として人間の意識が存在する。
・次元をまたいだ箇所に人間の意識(記憶)が存在する。
 ↓
これは前回記事の公転とも関係しています。
例えばレコードやCDは、その表面の凸凹を読み出して変換すれば内容を読み出せます。
では人間の記憶はどこを読み出せば再生できるのか?
 ↓
【仮説】
人間の意識は現実として三次元内で検出できない。
ゆえに人間の意識は三次元の上層にあると仮定できる。

(つまり我々の肉体は三次元側に在るが、意識の方はそれに重畳する高次元側に在る。高次元から三次元を見ているのが人間の意識である。
(※このあたりはシミュレーション仮説に近い考え。マトリックスとかプラトンの洞窟の比喩みたいなもの。ゲームキャラの身体は二次元ディスプレイ内にあっても、それを操作している意識はディスプレイの上次元にあるのと同じです)

そこの高次元側に記憶も記録されている。
これはスマホの情報(写真とか)がすべて端末内に記録されているわけではなく、クラウド上に記録されていることと似ています。

NOTEの記事だって、自分のPC内に情報を持っていませんよね? アップロードされていますよね? 

だったらPCより明らかに高機能な人間が、どうして同じような仕組みを持っていないと言えるでしょう? 

少なくともアンドロイドが今後完成するとしたら確実に機体そのものではなくて、サーバー側に情報を記録するはずです。
その方が合理的だからです

つづく

(次は意識種別が人に全て含まれている理由に触れまする)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?