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トーン化と筆の練習と①

ハテ、手描きでトーンが作れそうなことに欣喜雀躍していた当方、さっそく薄墨をてろてろ塗り始めてみました。

墨をすることすら20年以上ぶりだった当方。

筆ももちろんどシロートであります(._.)

「絵を描くなら絵の具や筆くらい使うだろう」と思うのはちと早計で、使わぬモノもおるのです、当方のように。なんというか…せっかちなんですね。

絵の具が乾くまで待てないタイプの子供でした。

で、色が混ざっちゃう。先生に怒られる。墨も同じで、にじむ、掠れる、で、怒られる。筆がすっかりキライになって…今だから言いますが、

アシ時代、筆ペンも嫌いでした(^_^;)

それが自分から筆を試すとは人生わからぬものではある。

ではテキトウに練習したもの、並べてみます。

(濃さを調整してトーンにした墨です)

noteでマンガ家先生の教えを受けながら、はて4コマだ2色だペン線だと種々練習してまいりましたが…そこは一応当方も商売です、多少は腕に覚えがあった。

が、今回はまるきりのシロート…というか子ども状態(笑)です。

ただ子ども状態も悪くないなと思うのは、いままだ

こうなったのが正解

という思い込みがないので…(笑)気まぐれににじんでいく墨を眺めながら

不思議だ…

と顎をなでている次第です。うっかりすると一晩中見つめている(^_^;)

たとえば、なんでこんな模様ができるのか?

これはコピー用紙に多めに水を塗って、墨汁(擦ったものではなく、買ってきた100円のもの)をザーッと塗って放置したものです。左の方はブロッコリーの断面?のような…とても不思議でキレイだと感じました。

同じようにやったつもりでも、

こうなることもあります。

こっちはお花畑を遠目にみたような。なんでしょう。拡大してみると、

白い花みたいに見えます。

とてもキレイです(これしか言うことがないw)

いやでも、ホント。

水と墨と、紙の繊維と…そのほか温度湿度やいろんな条件が重なってこうなるのでしょうが、なんだか数学的なキレイさを感じますです。

別ににじんだっていいんじゃねえか(._.)

今からでも遅くない、小学5年時の担任O女史、当方に謝りたまえ。

ただ偶然にばかり頼っていても練習にならんので(笑)

川とか、なにか具体的なものも描いてみます(._.)

うん、難しいですwが…2,3日触ってみてなんとなく楽しくなってきました。

このあたりは空に見えますでしょうか?

あ、ところでいまさらですが、これはスキャンの方法によってけっこう味が変わってしまうものですね。

どっちも捨てがたい(._.)…この辺のこと詳しい方に聞きたいところですが、

そもそもウチのスキャナが大変ヘチョいので、オススメのスキャナを教えてもらった方が早いですね(笑)

…できればB4対応で、安いの、オススメあったら教えてください。


よし次はぼやかすだけじゃなく、力強い筆もためしてミル。

(これはスキャンする予定がない練習なので大学ノートで)

これは楽しい。恐ろしくスカっとします(._.)

ぶっとい筆のカスレをうねうねっと、キレイもキタナイも考えずズバっと引いてミル。ストレス解消です。

「たわけ!」とか叫びながらやると効果倍増です(笑)

いままでの繊細な線の練習を

全否定するかのような乱暴さ(^^)

いっちょ故郷の赤城山でも描いてみるか。

すでに「マンガに役立てたい」とか「仕上げをラクにしたい」などという不純な目的は雲散霧消しております。

ただ楽しい。

文字もかいてミル。

この筆文字で書くと、いかなる言葉も

フルパワーになりますね!

…おっと筆が滑った。

ただこんな激しい描写はめったに使うものではない(冷静にもどったw)ですから、

ちゃんと背景に使えるような効果もためしてみます(._.)

夜景なんてどうでしょうね。

これは多少ケバ立たせた平たい筆で遠景のビルを表現してみました。白抜きはトーン化したあとにデジタルでやりましたが、いずれはポスターカラーの白で、アナログで描けるようにしたいです。

濃い色の上から薄い色を塗っても、時間が空けば混ざらないんですね。

混ぜたい、にじませたいときは「あらかじめ水を塗っておく」あるいは「描いてすぐ水をのせる」(昨日教わった)ナルホド、やってミルと…

(髪の毛ハイライト部分)

おお、たしかに混ざる混ざる。水を塗った部分のキワでにじみが止まってくれる。

これでマベタからのグラデができるわけですねー(._.)

と、当方ここ2、3日

思うさま遊んでいた

わけですが…

ひとつだけ、マジメに悔しいことがありまする(._.)

それは、

これ貧乏だった20代の時でもできた、

ということです。

いくらなんでも墨と筆くらいは買えたし、パソコンも一応持っていた。トーンが買えないと文句言うのに、なぜこれを試さなかったのか。

できないと決めつけていたから、ですね…

古いマンガが好きで、薄墨もなんとなく知ってはいたのです。でも筆はムリだ、どうせ印刷がどうなるかわからないしと、手を出さずにいました。

ちょっと考えれば、練習すればなんとかできることだったのに。

ヒジョーに悔しいです。


蛇足ではありますが、いまどうせできないと思うことがある方、

金がかからんのなら試した方がいいですよ

と、付記しておきます。僭越ながら。自戒でございます。

ためしてミル。


ではお粗末様でした<(_ _)>


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たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)