わたしがお花畑にいなきゃ

一昨日の晩、元カレから長いメールがきた

内容は旅行に行きたいと書かれていた
昨夜、また長いメールが来ていた
23日、温泉に行くのだという
書いてあることはお花畑、極楽浄土

温泉旅行に同行するのは、もちろん私じゃない
「いってら」とLINEを送った

ずっと我慢していた
お金は使わせちゃいけない
仕事があるから時間に配慮しなきゃいけない

相手が元カレじゃなくても
わがままだと思うことは一切言わなかった

お金は自分で稼ぐ、欲しい物は自分で買う
食べたいものは自分のお金で食べる
悩みごとがあっても言わない、聞き分けが良い
一切、甘えない

誰でも私を高く評価した
当然でしょう、負担がないんだから
相手がおかしいと思うことも、私が謝った

負担をかけないことが優しさだって思っていた

私にとって恋愛は、やり甲斐搾取でしかない
どんなにありったけの愛情を注いでも
何も手元には残らない

邪悪なわたしが言う

本物の優しさなんて
悪いことは悪いと頭を押さえつけ、分からせること
自惚れで高くなった鼻をへし折ること
配慮なんかせず、我を通すことだと

私がお花畑にいなきゃ、自分が幸せになれない